Symphony No, 4, : Ken-Ichiro Kobayashi / Arnhem Philharmonic
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大地の歌 | 千葉県 | 不明 | 20/May/2010
先日、遅ればせながら、初めて小林さんのライブを聴いた。独特の棒さばきと、聴かせどころで思わず出る「うなり声」、本当に全身で音楽をフォルムしている、と思った。そのコンサート会場でこのCDを入手し、帰宅後直ぐに聴いたが、これまで私の中でのベストであったDGのムラヴィンスキー、RCAのストコフスキーを凌駕する大熱演(うなり声も聞こえる)に、「チャイコの4は、こうでなくては!」と思うと同時に、ライブで聴いた日フィルのパフォーマンスの低さを痛感せざるを得なかった。日本のオケは未だし、である。 このアーネム・フィルは、重戦車のような弦のうねり、金管の輝き、打楽器の強打など、小林さんの思い通りの音楽を「再現」している。 ムラヴィンスキーのような「縦軸横軸ピッタリの完璧アンサンブル」、ストコフスキーのような「やりたい放題の面白さ」ではなく、おそらく、チャイコフスキーが思い描いた『音』はこれではなかったのか?と思える、スタンダードかつ「熱い」演奏である。4番好きの人なら、必聴の一枚と言えよう。1 people agree with this review
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adagietto | 千葉県 | 不明 | 19/April/2010
コバケンのチャイコフスキーの4番はチェコ・フィルとのライヴ盤も含めると5枚目となる。この曲を第5番と共に十八番とし演奏頻度も高いが、第5番の曲を食べ尽くすような雄弁な表現と比較すると、第1、2楽章などは、この指揮者にしてはあっさりしており、第4楽章になってやっと熱が入ってくるといった感じで、コバケンの芸術としてはやや物足りなさが残っていた。しかし、今回の新盤は、その欠点を克服し、第1楽章冒頭からスケールが大きく、全体的にゆったりとしたテンポで感情移入も今までにないほど見せている。フィナーレについても以前のように「終わりよければすべて良し」的な飛ばしまくる演奏ではなく、若干遅めのテンポで曲を進めていくため、全楽章を通してバランスが良い。最後のアッチェレランドは聴く者を驚愕させてくれる。オーケストラも優秀。特に弦楽器の音色は惚れ惚れとするものがある。コバケンも70歳を過ぎ、いよいよ巨匠への道を歩みだしたと言ってもよい。1 people agree with this review
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 11/April/2010
小林は決してレパートリーの広い指揮者ではない。しかしながら、レパートリーとして選ばれた限られた楽曲については、何度も繰り返して演奏(録音)して、その解釈を極めて行こうとする。そのような小林にあって、チャイコフスキーの交響曲は、その限られたレパートリーの中核をなす最重要の作品と言えるだろう。既に、日本・フィル、チェコ・フィルと2度にわたり全集を完成しているが、現在ではアーネム・フィルとの全集録音を開始した。当該全集に含まれる本盤の第4は、過去の2度の全集や番外編であるライブ録音を経て、4度目の録音に当たるが、おそらくは小林のこれまでの第4の演奏中、最高の名演であると評価したい。第1楽章の序奏部のファンファーレは中庸のテンポであるが、主部の第1主題は実に遅い。しかしながら、決してもたれるということはなく、堀の深いコクのある表現をしているのが印象的だ。第2主題の心の込め方も尋常ならざる美しさであり、展開部の冒頭のファンファーレ主題が繰り返される箇所の劇的な表現は凄まじい迫力だ。第2楽章は中庸のテンポで開始するが、中間部のメランコリックで濃厚な抒情は、これぞロシア音楽の粋と言えよう。第3楽章はゆったりとしたテンポをとるが、これほど内容の濃い表現は他に類例を見ないほどだ。終楽章は決然とした力奏で開始するが、終結部の猛烈なアッチェレランドの凄まじさは、これぞ「炎のコバケン」の面目躍如たるものであろう。録音は、SACDによる極上の高音質であり、マルチチャンネルがないにもかかわらず、これほどまでに臨場感溢れる音響がするのは実に素晴らしいことだ。5 people agree with this review
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