Der Rosenkavalier : Karajan / Vienna Philharmonic, Schwarzkopf, Jurinac, etc (1960)
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 03/January/2013
画像も音声も古いのはいたし方ないですが、それでもこのステージ・演奏が残されたことはなんと幸せなことでしょう。ストーリーから音楽まで全てが現実離れして「人工物」であるこのオペラ、その「人工」ぶりをこれほど完璧に極めた演奏もありますまい。美しくはかなく、その一方、下世話で下品であるこのオペラの演奏としても究極と言えましょう。歌手もみんないいでしょう。主役3人の女声は文句なし。エーデルマンのオックスはまさしくイヤな奴の体現。なんかよく評論でオックスも貴族で悪い奴ではないみたいなことを言う人がありますが、西洋東洋を問わず、貴族といっても貧乏なのも品性下劣なのも残酷なのもいっぱいいまして、オックスはむしろその典型ですぜ。漁色と吝嗇、歌詞で追っていけばオックスのキャクタライズはそれ以外にないでしょう。オックス弁護はむしろ歴史に不勉強な庶民のたわごとであります。それはさておき、ファーニナルのクンツがすばらしい。ずっとずっと自分の地位向上しか考えぬ勝手オヤジで通しながら、オペラのラストで全てを理解し「若い人はこんなもんですな」という達観と同時に未来がひらめいたような見事な一言で去ってゆく、その姿の何とすばらしいこと!!感動しましたね。最後ながら、カラヤン&ウィーンフィルも申し分なし。何もかも全ての条件が揃った1960年の奇跡。良いソフトであります。1 people agree with this review
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燕の巣 | 静岡県 | 不明 | 10/April/2011
凛とした(17歳の少年に見えるか?)ズボン役の風情か否かで評価が変るのが「バラ」の宿命。二組のカップルの決別と新たなカップルの誕生が、ラストの三重唱に昇華させられるか否かで公演成功が決まる。リマスターによる、濃厚だが人工的色彩も評価が割れるだろう。BD化で浮き彫りになったカラヤンのナルシストぶりが、キャストから気品ある名演を引き出した側面を強く感じた。色んな意味で、カラヤンで始まりカラヤンで終わったオペラ映画を強く感じさせる・・・。1 people agree with this review
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フォアグラ | 愛知県 | 不明 | 27/January/2011
皆さん絶賛の嵐だが、私は第1幕で引いてしまった。シュワルツコップとユリナッチのいちゃつきが熟女レズにしか見えず、耐えがたい。第2幕でかわいいローテンベルガーが出てくるとほっとする。ユリナッチは決して不細工なわけではなく、美人というべきなのだが、おばさん体型が隠せないのだ。オペラ映像の難しいところであり、これだけの名演奏でも視覚的には1度見たら再度見る気にはなれない。1 people agree with this review
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タイガー哲 | 東京都 | 不明 | 24/February/2010
一度は見ておきたいソース。どなたが書いておられたが私もシュヴァルツコップではなくリーザ・デラ・カーザで見たかった。 若いときに二度、大阪のフェスティバルホールで見ている。最近DVDの普及が著しくみなさんパーソナルに視聴されることになっているが、このソースの真価は劇場の大画面で、しっかりしたオーディオシステムのバックアップがあるところで見るとより発揮される。 いろいろ評価のポイントはあるが、私はローテンベルガーの初々しい娘らしい雰囲気いっぱいの演技とバラの献呈の場面での、ノンヴィブラートの声の伸びを評価したい。もちろん第三幕のトリオが聴きどころであるのは言うまでもない。 いまはHMVの販売リストから落ちているが、ゾフィーはDGから販売されているベームのやはりザルツブルグライブのエディト・マティスが断然お勧め。バラの献呈の場面での声はローテンベルガーを上回るすばらしさ。なにより彼女自身がまだ20代、ローテンベルガーがいかに若作りをしてもこのフレッシュさには及ばない。この人の歌を聴くだけのために持っていても損はないといえる。 父クライバー盤の評価も高いが、ゾフィーのギューデンが最悪。ステージだったら姿かたちが美しいからまだごまかしが効くだろうが、オーディオだけだとペケ。聴くにたえない。2 people agree with this review
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千葉のアリアドネ | 千葉県 | 不明 | 29/December/2009
オペラ映像と言わず、クラシックの全ての「レコード(作品)」の中でも屈指のものと言えまいか。誰彼がどう素晴らしいと私ごときが述べても、屋上屋を重ねるだけなのでここでは触れない。第3幕終盤が比類なく感動的とだけ言っておこう(R.シュトラウスを軽んじている人に是非見て欲しい)。気になったことはHMVレヴューにある「生産終了し在庫のみとなっていた・・・」という文言。ミッドプライスでも良いから若い人にも手の出やすい価格で提供を続けて欲しい。今年は当盤と、ついに出たベームの「コジファントゥッテ」のDVD(69年VPO他)を楽しむという贅沢な年末だ。両盤に共通しているのは制作者、演奏者の「最高の演奏」を記録に残そう、世に伝えようという強い情念を感じさせる点だ。我々ファンとしても、20世紀のオペラ黄金期の歴史的究極としてではなく、現代に感動を与えるものとして、その素晴らしさを語り継いでいきたい。8 people agree with this review
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saya | kawasaki | 不明 | 25/August/2008
「薔薇の騎士」のDVDならコレ!カラヤンの作るウィーンのしなやかな音色とドラマ。 オクタビアンの歓喜の雄叫びで始まる序曲と朝の寝室でまどろむ二人へ導く官能的な旋律の謳わせ方。 歌手も最高!シュワルツコップは神経質に見えるが美しい。最後の別れで左手を差し出す後姿は悲しみを内に秘めて気高くもある。(私個人はDella Casaで観たかった。) オクタビアンのユリナッチも素晴らしい。 最後の黒人の召使の子供がハンカチを探してに来て、上昇音階が表すハンカチを拾い上げる時の演出はピッタりだ。このオペラの幕引きに相応しい演出だ0 people agree with this review
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ito | 横浜 | 不明 | 18/April/2008
20世紀が残したお宝映像の一つだろう。歌も演奏も、もはや何も言うことは無い。特に、シュヴァルツコップを映像で観れるのだから感激もひとしお。これだけの歌手なのに、残された映像が少なすぎる。でも、ここで元帥夫人を拝めて、かなり溜飲が下がった。ユリナッチ、エーデルマン、ローテンベルガーなど皆申し分が無い。私のもっているビデオは画質も良かったが、さて、このDVDはどうだろうか?これから観るところです。0 people agree with this review
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Aaken | Paris | 不明 | 29/July/2007
That’s the best stage version of Richard Strauss’ famous opera (in my opinion) from the Salzburg Festival and filmed live. The cast is simply superb: Schwarzkopf, Rothenberger and Jurinac make a perfect trio - with Rothenberger who was dubbed ’the best Sophie in the world’ by Lotte Lehmann, and Schwarzkopf’s glamorous Maschallin, even if I would have prefered Lisa della Casa instead. The staging direction is classic. Karajan conducts with masterful delight and taste. The filming is somehow a bit2 people agree with this review
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haruka | 東京 | 不明 | 18/June/2007
初めてこの映像をLDで見たとき、ラストの3重唱の素晴らしさに感動して微熱を覚えた。以来、いろんな映像で「ばらの騎士」を見たけど、この作品に勝るものにはお目にかかれなかった。昔の録音なのになんと見事な音楽!そしてこの歌手陣の優雅さ素晴らしさはもう二度と起こりえない奇跡!DVDが出てくれて本当にうれしい!!0 people agree with this review
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スワローズ命 | 静岡 | 不明 | 20/May/2007
本当に素晴らしい、20世紀のレガシーとも言える作品。 89分付近で切り替えがあるが、作品の本質に影響はないし、半世紀近く前の作品をカラー映像で見られるのはフィルム撮りの成果だ。 クライバーのバラの騎士を、東京文化会館で観てから13年。あの頃の僕は、オクタヴィアンのような青二才だった。今は2児の父となり、当時のシュヴァルツコップの年齢に達した。彼女の気品の高さに、本当に胸を打たれた。 オクタヴィアンから、元帥婦人に精神年齢が達したかは定かでないが、数年の歳月を経て、このオペラの奥深さを教わった。改めてシュヴ0 people agree with this review
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スレブレンカ | 埼玉 | 不明 | 27/March/2007
確かに他の方が言っておられるように、LDに比べると映像がボケているのが残念!しかし、この世界観は今後もこれ以上のものは出て来ませんでしょう・・・・。薔薇の騎士の、オペラの最高の形です。シュワルツコップもさる事ながら、ユリナッチの美しさが奇跡的。昔の歌手ってなんて気品があったのだろう。貴族以上に貴族!0 people agree with this review
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たか | 東京 | 不明 | 16/March/2007
声はモノラルだがオケの音だけ本物のステレオになっていないだろうか? 弦と管が割ときちんと分離しているのでこれは疑似ステレオではないと思う。どなたかオシロスコープで確認できる方がいたらお願いしたい。オケだけマルチトラックで残されていたのをリミックスしたのか? とにかく音質はLDよりも確実に良くなったのは朗報。画質はLDよりもノイズは少なくなったが全体にやや甘い感じがするのは1枚に詰め込んだせいか?あるいはフィルムからPALに変換したものをNTSCに変換したのかもしれない。0 people agree with this review
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村井 翔 | 名古屋 | 不明 | 28/December/2006
ハードの問題もあるので一概に比較できないが、わが家の装置で見る限り、LDに比べて絵、音ともに向上したように思う。ただし、世紀の文化遺産とも言うべき映画なので、切り替えポイントが幕のまん中に来るのを避けるという以上のメリットがどれほどあるか分からないが、2枚組にしてほしかったという思いはある。画竜点睛を欠いたのは字幕。情報量豊富な台本をただ訳すだけでは済まないという制約を考えれば、字幕自体は健闘を讃えたいが、画面に表示される字が大き過ぎないか(もちろん字幕は消せるけど)。余談ながら、許先生の解説が実にすばらしい1 people agree with this review
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アルベリヒ | 相模原 | 不明 | 24/December/2006
40年前に上映会で見て、当時シュワルツコップなど見ることが出来なかったことで青春時代に感動した。以後、VHSで我慢した。DVD(PAL)を購入したがPCしか見られなく、不満がたまった。今回画像と音声が良くなった。女性陣のエロスに酔った。シュワルツコップの官能、ユリナッチの二面性のすばらしさ。ローテンベルガーの何ともいえないかわいらしさとアイドル性。エーデルマンは、もう何も言えないぐらい自然でうまい。現在のオペラはいったい何なんだと言いたくなる素晴らしさ。クラシック世界遺産だ。0 people agree with this review
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たか | 東京 | 不明 | 25/October/2006
結局疑似ステレオということだろうか? 192分を1枚に詰め込むと2幕の途中で1層と2層の切り替えポイントが来てしまう点も残念。この値段なら2枚組にするべきなのではないだろうか?0 people agree with this review
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