Holst The Planets, Matthews Pluto, etc : Simon Rattle / Berlin Philharmonic (2CD)
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 23/September/2011
ラトルは今日でこそベルリン・フィルを完全に掌握し、現代を代表する大指揮者の一人として数々の名演を成し遂げつつあるが、ベルリン・フィルの芸術監督に就任してから数年間は鳴かず飛ばずの状態が続いていたと言える。今般、同様にSACD化された、芸術監督お披露目公演のマーラーの交響曲第5番も、意欲だけが空回りした凡庸な演奏であったし、その後もシューベルトの交響曲第8(9)番「ザ・グレート」、ブルックナーの交響曲第4番、R・シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」など、箸にも棒にもかからない凡演の山を築いていたと言える。本盤には、ホルストの組曲「惑星」と、コリン・マシューズによる冥王星、そして、国籍の異なる4人の作曲家による宇宙をテーマとした小品がおさめられているが、このうち、メインの組曲「惑星」が、イマイチの凡庸な演奏に成り下がっていると言えるところだ。ラトルも、ベルリン・フィルの芸術監督就任後は、名うての一流奏者たちを掌握するのに相当に苦労したのではないだろうか。そして、プライドの高い団員の掌握に多大なる労力を要したため、自らの芸術の方向性を見失っていたのではないかとさえ考えられるところだ。それ故に、必然的に意欲だけが空回りした演奏に終始してしまっていると言える。本演奏も美しくはあるが根源的な力強さがない。同曲を精緻に美しく描き出すことにつとめたのかもしれないが、本演奏を聴く限りにおいては、ラトルが同曲をこのように解釈したいという確固たる信念を見出すことが極めて困難であると言える。ラトルは1980年にも、フィルハーモニア管弦楽団とともに同曲を録音しているが、当該演奏の方が、若干の荒々しさは感じさせるものの、若武者ならではの気迫溢れる力強い熱演に仕上がっていたと言えるところであり、本演奏よりも数段優れた演奏のように思われるところだ。メインの組曲「惑星」と比較して、コリン・マシューズによる冥王星や、国籍の異なる4人の作曲家による宇宙をテーマとした小品については、録音自体がそもそも珍しい楽曲であることや、おそらくはベルリン・フィルも演奏した経験を殆ど有していなかったこともあって、ラトルのペースで演奏が行われているように感じられるところである。したがって、組曲「惑星」よりもラトルの解釈が演奏にしっかりと刻印されていると言えるところであり、これらの楽曲の演奏に関してはなかなかに優れた演奏ということができるのではないだろうか。音質は驚天動地の鮮明な高音質であると言える。本盤については、既にHQCD盤が発売されているが全く問題にならない。あらためて、SACD盤の潜在能力の高さを思い知った次第だ。いずれにしても、本盤の評価についてはラトルの組曲「惑星」の演奏に★1つ、そしてその他の楽曲の演奏に★3つであるが、SACDによる高音質化を考慮して、全体として★3つの評価とさせていただくこととする。6 people agree with this review
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くれんぺら〜 | 東京 | 不明 | 16/January/2009
さすがBPO。音楽の流れているところは感心するが,端々にラトルの癖なのか特徴なのか意図なのか妙に作意的なところがありのめり込めない。話題の冥王星は前7曲の寄せ集めのような・・しかし全く馴染んでおらず,一緒に聴くとホルストの『惑星』の後味が悪くなる。1 people agree with this review
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タンタンタヌキの天王星 | 東京 | 不明 | 07/February/2008
「冥王星」をはじめとする珍しい作品群を一緒に聴けるCDであり、しかもこれが発売された直後に冥王星が狭義の 「惑星」の分類からははずされることが決まったという歴史的因縁を纏うことになったことでも、貴重な盤と言える。しかし、演奏自体は、EMIの録音のせいもあるのかどうにも迫力不足の「火星」に始まり、いまいちノリきれない「木星」など、決して同曲の推薦盤に出来るものではない。前述の貴重さに価値を見出す人のみにおすすめ。3 people agree with this review
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たか | 東京 | 不明 | 23/August/2006
冥王星が惑星ではなくなるそうだ。ホルストは冥王星が発見されても曲を追加しなかったが、「だからいわんこっちゃない」というところか...... 「冥王星」なんていう曲もあったねという歴史の産物にこのままなり下がるのか、いやどうせだったらマシューズは「セレス」も「カロン」も「UB313」も作曲して組曲「矮惑星(わいわくせい)」を完成させる義務があると言うべきであろう。0 people agree with this review
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