Wednesday, October 7th 2009
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UKシェフィールドに於いてスティーブ・ベケットとロブ・ミッチェルが経営していたレコード店を母体に89年に設立。ほどなくして、現在、プロデューサーとして ビヨーク が全面的な信頼を寄せるマーク・ベルのユニット、 LFOのデビュー・シングルが全英シングル・チャート12位にランクインするという快挙を遂げ、一躍注目の存在に。以後 オウテカ 、エイフェックス・ツイン 、プラッド 、スクエアプッシャー 等多くの個性的なアーティストと契約。エレクトリック・ミュージック・シーンに於ける最も重要なレーベルの一つとして確固たる地位を築くが、そのポジションに止まる事なく現在は !!! 、マキシモ・パーク 、グリズリー・ベア 、バトルス を始め数多くのロック・バンドとも契約。その時々のエッジな動きを捉えワープというフィルターを通し、パッケージも含めたハイ・クオリティなプロダクトを発表してきた。
またレコード・レーベルという枠に止まらず、インターネット・ショップやDRM(コピーコントロール)を排除したダウンロード・サイトの立ち上げ等、早い時期からインターネット市場にも積極的に参入し、運営方針に賛同する他のインディー・レーベルの作品も幅広く扱っている。
更に映像制作ソフトの低価格化、映画作品のデジタル・ディストリビューション等を見越し、映像制作部門ワープ・フィルムズも設立。04年に長編第一作『Dead Man’s Shoes』を配給。同作品を手掛けた監督、シェーン・メドウズの最新作『 This Is England 』(07年)は同年のBritish Academy Film & TV Awards(BAFTA)でベスト・ブリティッシュ・フィルム賞を受賞した。
設立以来20年間、インディペンデントに拘り一度もメジャー資本と提携する事なくクリエイティヴな活動を続け、所属アーティストとの信頼関係を築き、ビジネス・システムを含めシーンを開拓してきた非常に稀有なレーベルである。
http://warp.net
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