8/6 14時、HMV渋谷 3Fのイベントスペースは、約80名のレントヘッズたちの熱気でむんむん。取材陣も今か今かと登場を待ちます。
司会者よりRENTの説明が行われ、ロジャー役のアダム・パスカル、マーク役のアンソニー・ラップを紹介し、登場すると歓声が沸きあがる。まず最初に What You Ownを熱唱!(上の動画でチェック)
歌の後、今回の来日公演の唯一の日本人キャスト 高良結香さんも登場し、3人への質問タイムスタート。
Q : 日本のお客さんに期待することは?
アダム : 何を期待すればいいかわからないままきています。願わくばアメリカのように客席のみんなと僕らが一緒に掛け合いができるような公演になるように、あつく迎えてもらえたらと思う。
アンソニー : 僕は2002年に日本キャストと舞台に立ったことがあったけど、終演後キャストが舞台からいなくなっても、日本のお客様が立ったまま拍手をしつづけてくれたことが忘れられない。「もうでてきません」とアナウンスがあっても拍手が続いていた。それが7年前のことです。今回もあつく迎えていただけたらと思います。
それとジョークの部分にどう反応しているか楽しみにしている。伝わるかな、と。本当に興奮しています。
高良 : (コメントは)日本語で大丈夫ですか?(笑)
東京でライブはしたことがあるんですが、ミュージカルでは初めてで、しかも演目はRENTで、みんなで東京に来れて夢が叶った。私が初めて観たミュージカルはRENTだった。ボストンで。ちょうど2〜3週間前、そのボストンで公演してきたところで、夢のよう。
(日本公演も)もう明日からなんですね!
みんな時差ボケしているけど楽しみにしています。
心配なのは個人的なことですが、沖縄の両親が台風で来れるかどうか…。
Q : 今回のRENTのみどころは?
アダム : 僕とアンソニーがRENTにもどって、ブロードウェイで見れなかった人に見てもらえること。
僕らとしてもはじめの一歩に再び戻ってRENTという体験を締めくくる機会になった。そしてジョナサン・ラーソンに感謝を捧げる機会でもあるし、彼の音楽を日本の観客の前と分かち合えるということ。
アンソニー : 全部言われちゃった(笑)。
素晴らしいキャスト、NYでも出演ししていたキャストときているところ。演出家のマイケル・グライフと共にもう一度稽古をしなおして、今回もRENTにとって必要なものがすべてあるような、強い訴えるものがある核心的な部分が表現されているか、というところの稽古をつみあげてきた。初演を見た人も今回の舞台をすごいと言ってくれるので、そこがみどころ。
僕にとっての魅力というのは、NYにとどまらず、世界中をまたにかけて広がっていくことができたこともこの作品の魅力だと思う。
高良 : このツアーを絶対見逃さないで欲しいです。まずアダムもアンソニーもでていることで、プラス、他のキャストもブロードウエイでやってきた人なので。あとアダムもアンソニーも、もうこれ以上はやらないよと言っているので(笑)、オフィシャルなRENTとしては最後だと思う。
だから抽選会(ブレイクスルー・シートの)も参加してほしい。私もよくトライしました。若い人にも、初めての人も。そして何回も見てほしい。
作品としてみてほしいのは現実的な物語で、芸術家が病気を持っていても「今日一日が最後」といいながら生きているというのがすばらしい。男と男、男と女、女と女でも好きならOK、結局は自分が何者なんだか、ってこと。
結局は愛の話なので、NYでスタートしたミュージカルなんだけど、世界中に愛されているのはすばらしい愛がテーマになっているからだと思う。
はじめてRENTを観た時、一人アジア人の子がでているのをみて「死ぬまでに一度は演じたい!」と思った。夢は夢で終わって欲しくない。ほんとうに日本でRENTをやるなんて夢のまた夢、考えていたこともない。他人事と思わないで、一緒に人生を頑張って生きたいと思います!(熱いメッセージに思わずみんな拍手)
Q : 滞在期間中日本でしたいこと、楽しみにしていることは?
アダム : アメリカでは「フーディ」というんですが、おいしいものを楽しみたい!僕はフーディ!文化的な面だけででなく、一番おいしいレストランを探したい。
アンソニー : 食べ物はもちろん(笑)、昨日原宿でこれ(来ているTシャツを指して)を買ったんですが、もっと服を買っていきたい。それと、山本耕史さんに再会したい。
高良 : もちろん食べ物は楽しみにして、おそばやゴーヤはアメリカにはないので、うどん、ゴーヤチャンプルーとか食べたい。昨日は中華を食べた。ラーメンとか、初めて日本に来た感覚で楽しみたい。
私のライブが(故郷である)沖縄あるのでそれにみんなを連れていくのが楽しみです。
+−+−+−+−+−+
この後、レントヘッズでもある 山田優さんが登場(!)し、花束(ひまわり)を贈呈。フォトセッション後、グエン・スチュワート、マイケル・マックエルロイ、レクシー・ローソン、ジャック・C・スミス、ジャスティン・ジャストンの5人も登場し、山田優さんも大好きという「Sesons of love」を熱唱!(
上の動画でチェック)