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HMVインタビュー:Bun B(UGK)

Friday, June 5th 2009

interview

UGK

ヤツ自身がよく言ってたんだ、「本当に誰かのことを愛しく思ってたら、その人に嫌われても平気じゃなきゃいけない」って。

--- 前作は、より広い層へ向けた作品でしたよね。

今作は素晴らしい曲ばっかりで、少なくとも4、5曲はシングルにできるなって思えるものもあるけれど、確実にコアなファンのことを考えて作られてる。最近ファンになったって人たちのことも忘れちゃいないけど、俺らをデビュー当時から追っかけてきてくれたファンなら確実に楽しんでもらえるアルバムだ。新しいファンにとってもいいアルバムになってるけどね。言い換えれば、このアルバムは長くファンをやってきた人ほどもっと味わい深いものを聴き取れるものになってる。

--- 前作ではToo $hortの曲“Life Is...Too $hort”を、Too $hort自身を招きScarfaceがプロデュースしてリメイクした“Life Is 2009”のようなスペシャルなコラボレーションがありましたが、今作にもそのような曲が用意されているのでしょうか?

“Swishas & Erb”って曲があるんだけど、これはSociety Of Soulのアルバム『Brainchild』に収録されている“Peaches N’ Erb”のリメイクなんだ。Pimpはよく言ってたんだよね、「いい曲ってのは92年にリリースされたものだって、2000年だろうといつだろうといい曲であることに変わらない」って。で、あの曲は聴いた瞬間に気に入った曲で、前からOrganized Noizeのヤツらに「あれが俺らが一番気に入ってる曲だね。いつかあの曲で誰かにラップさせたいと思ったらいつでも声をかけてくれよ」って言ってたんだ。最初彼らはあの曲を誰かに使わせることに抵抗があったみたいなんだけど、時が過ぎてやっとやろうってことになってね。Pimpがさらりとこなし、ゲストにはSociety Of SoulのメンバーだったSleepy Brownが参加してくれた。最高だね。

--- パートナーとして見て、Pimp Cの魅力はどこにありますか?

一番は彼の率直さだね。ストレートにものを言うヤツだったから。音楽でも普段の会話でも、痛いぐらいの本音をいつも口にしてた。それを恐れないヤツだったんだよ。時にはみんなが聞きたくないことも口に出してたし。でもそれは意地悪だからとか傲慢だったからっていうんじゃないんだよな。ヤツ自身がよく言ってたんだ、「本当に誰かのことを愛しく思ってたら、その人に嫌われても平気じゃなきゃいけない」って。本当に誰かを大事に思ってるなら、その人が聞きたくないことでも言ってやらなきゃいけないことがある。それが真の友情ってものなんだよな。「この格好どう?」って訊かれた時、そいつがひどい格好してるんだったら着替えろ、って言ってやるべきなんだ。ただ気分よくさせるだけのためにいいんじゃん、って言うんじゃなくてな。

--- 当初あなたはオバマ現大統領に対して慎重な姿勢をとり、その後、支持を表明して応援ソング“Obama 08”も発表しましたが、その心境の変化を教えてもらえますか?

俺はただなにかをサポートするってのは好きじゃないんだよ。バラクが勝つね、って言うのは簡単だったかもしれないけど、自分で納得できるだけの情報と知識を得てからじゃないと俺はサポートすることはできない。バラクに関しては最初から、これほどに理想的な候補者がいていいのかって思うぐらい完璧に見えたけど、だからこそ心配だったんだよ。みんなが最高だって思ったものが、ふたを開けたら酷いものだったってケースはしょっちゅうあることだから注意してたんだ。でも彼の弁論を聞いたり、候補者がテキサスに来た時の様子も見たりして、自分で納得したから公言できるようになったんだ。

--- それでは日本のUGKファンに何かメッセージをお願いします!

いつもサポートしてくれてありがとう。UGKの音楽は、新鮮で、頭を使わせる音楽でもあり、なにも考えたくない時にもぴったり。心温まる音楽だけど内容も質もしっかりしてる。だからしっかり聴いて楽しんでもらいたいね。

新譜For Life〜UGKよ 永遠なれ
サウスキングとしてヒップホップ史に不朽の足跡を残してきたレジェンドUGKの最終章。故ピンプ・Cを追悼し、相棒バン・B、そして共にシーンを築いてきた最高のゲスト/プロデューサー陣がUGK17年間の歴史を締めくくる重要作を遂に完成させた。今なおその死を惜しむ声が多い中、ピンプ亡き後初、そしてUGKとして最後となる注目のニュー・アルバムがいよいよリリースされる!
"It's still UGK for life...Long live Pimp C" by Bun B

日本を代表するアンダーグラウンド・キングス&クイーン達も続々レコメン!(順不同)

テキサスの最終兵器UGK!! 今は亡きPIMP CもBUN Bも、全世界のHIP HOP HEADSに対 してどれだけの影響を与えたんだろう……。俺もガキの頃からのファンで、UGKを愛す る一人。まさにサウスの生ける伝説だわな。UTRILL!!!! 日本でこの異名をとる俺 からも言わせてもらうぜ。UNDERGROUND KINGZ for life!!!!
AK-69 a.k.a. KALASSY NIKOFF

抜群のネタ使いに、疾走するフロウ。野郎悶絶のマッチョっぷりと女子の心もがっ ちり掴むスムースかつメロウなサウンドのバランスに猫も杓子もコマチもプチャヘ ンザ! サウス・ファンだけでなく、全ての音楽好きに聴いてほしい作品です!!
COMA-CHI

多彩過ぎる楽曲達に確実にやられるハズ!こればっかりは聴き逃す訳にはいかない ZE!!
サイプレス上野(サイプレス上野とロベルト吉野)

UGK……伝説だ。地下に咲いたテキサスの薔薇だ。その濃厚な芳香に愛を。
DABO( NITRO MICROPHONE UNDERGROUND)

俺にとってのUGK……。PIMP Cの惜しまれすぎる死……それは決定的に俺の中のHIPHOPに 影を落とした。クソほどソウルフルで、クソほどタイトで、クソほどルードで……BUN BとPIMP C二人が作り出したマジックは……決してぶれることの無い大樹のように……地 下に根を張る。無敵の王座に座り、次から次へと現代のファンクを進化させてき た。そんなUGKの新作……いろいろな意味があるが。それでも。ズブズブとこいつらの グルーヴに身を任せて気づけば何周も聴いてしまっているだろう。それがUGKの楽し み方であり、その最後のチャンスが来た。はまれ!!!!
ダースレイダー

最初に聴いた時からハンパない存在の持ち主BUN Bと、今も尚音楽で生き続けてる PIMP CのDIRTY SOUTH最強タッグ“UGK”。NEW ALBUM 早く聴きたいっす。REAL UNDERGROUND KINGZ !!!!!!!!!!!!!!
DJ RYOW(BALLERS / GRAND BEATZ)



サウス・・・いや、ヒップホップ界が誇るグレート・テキサン・ タッグ=UGKのラスト・アルバムは、(ポケットいっぱいの)涙ナシには聴けない・・・つもりが、何ですかコレ!?普通に新譜やん!しかも捨て曲ナシの凄まじい密度やん!と。正直、”復帰”後の前作の気合いの入り方や作り込みが尋常じゃなかった分、その金字塔的2枚組を超えるのは困難なのでは?とさえ危惧していた(?)のだが、超えてしまったのかも?ブルーズから始まるのに湿っぽさは微塵もなく、得意のイカす下ネタも健在で、ダーティー!天国でもキットStill Grindin'でパーティ三昧とは、誰が言ったのかは忘れたが、まさにそんな感じなのだろう。バン・Bによる”生涯UGK”という宣言も大袈裟に思えないくらいの説得力と”生(せい)”がここにはある。通しで16回聴いた印象だと・・・マジ、最高傑作かも。あと、日本盤ボートラの”女王PCリミックス”、これがまたグッとくるんです!!(そのリミックスをチェックしたバン・Bが「USでも出したい!ルーペ・フィアスコを新たにfeat.してな!」と吼えた・・・というのも納得!!)
二木崇(D-ST.ENT)

profile

テキサス州ポート・アーサーを拠点とする、ピンプ・C(Chad Butler)とバン・B(Bernard Freeman)から成るヒップホップ・デュオ。UGKとは“アンダーグラウンド・キングス”の略称。サウス・ヒップホップが盛り上がりをみせる遥か以前から南部のアンダーグラウンド・シーンを先導し続け、多くのアーティストからの絶大なるリスペクトを保ち続けている重鎮グループである。92年にJIVEからアルバム『Too Hard To Swallow』でメジャーデビューを果たすと、94年の『Super Tight』(全米R&B/HIPHOPチャート9位)、96年の『Ridin’Dirty』(全米R&B/HIPHOPチャート2位・全米チャート15位)、01年の『Dirty Money』(全米R&B/HIPHOPチャート2位・全米チャート18位)と常に安定したセールスを記録した。00年にジェイ・Zの「Big Pimpin」、スリー・6・マフィアの「Sippin’On Some Syrup」でフューチャーされたことがきっかけとなり、その名を全米に知らしめたのだが、03年にピンプ・Cが暴行罪などで服役したことでコンビとしての活動休止を余儀なくされてしまう。しかし、相棒バン・Bはピンプ・Cの投獄中もUGK名義で数々の客演をこなし、さらには獄中のピンプ・Cに”Free Pimp C!”とメッセージを叫び続け、多くの賛同を得ることとなった。

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