この辺で、一服の清涼剤的にこちらを。愛嬌たっぷりでチャーミングな歌唱を聴かせるエセル・エニス。『Once Again...』、『My Kind Of Waltztime』などと並んで人気のRCA作品。ボーナス・トラック10曲追加というフル・ヴォリューム盤。トニー・ハーパー系のスムーズな感じがお好きな方におススメ。
1896年生まれ、1977年没。女優としてオスカー賞にもノミネートされたシンガー、エセル・ウォーターズ。Columbiaのレーベル・メイト、ベッシー・スミスを「女王」の座から蹴落としたのが彼女だと言われている。「Stormy Weather」、「Cabin in the Sky」といったら、ジャズ・ファンからもミュージカル・ファンからも愛された名唱。バックには、ベニー・グッドマン(cl)、デューク・エリントン(p)、ジョー・サリヴァン(p)らの名がずらり。
4 Ma Rainey 『Ma Rainey』
1886年生まれ、1939年没。「ブルースの母」と呼ばれ、ベッシー・スミスと共に戦前ブルースを代表するシンガー、マ・レイニー。1900年代初頭、ブルースを旅回りや、寄席演芸のステージ・ショーに取り入れた最初のひとりとも言われている。その作品は、力の入ったエンターテインメントというよりは、南部のカントリー・ブルースの素朴な味わいがあり、あたかもローカルなキャバレーで歌っている風情が漂う。大古典「C.C. Rider(See See Rider Blues)」をまずはどうぞ。