大森南朋に、愛されたい。

Friday, November 3rd 2006

大森南朋って、どんな人？

1972年、東京都生まれ。

アパッチ所属。

趣味は、ギター。

バンド活動の傍ら行っていた
俳優業で、頭角を現す。

舞踏集団『大駱駝艦』を主宰し、
自身も俳優である、麿赤兒氏の次男。

兄は、映画監督でもある、大森立嗣氏。


96年、市川準演出の、 サントリーのCMで、
田中裕子の相手役として、注目を集め、
この出演をきっかけに、役者として活動を始める。

2000年『三文役者』、 『スイングマン』
『Monday』、 『弱虫　チンピラ』

2001年『忘れられぬ人々』、 『Quartet　カルテット』
『殺し屋1』、 『春眠り世田谷』

2002年『害虫』、 『パコダテ人』、 『Dolls』
『Perfect Blue 夢なら醒めて』、 『OUT』

2003年『サル』、 『Jam Films 2』、 『のんきな姉さん』
『百色眼鏡』、 『赤目四十八瀧心中未遂』、 『ヴァイブレータ』

2004年『アイデン＆ティティ』、 『花とアリス』
『世界の中心で、愛をさけぶ』、 『ラスト クォーター 下弦の月』
『サヨナラ Color』

『深呼吸の必要』で、 15年度キネマ旬報ベスト10
日本映画助演男優賞を受賞。

舞台『小林賢太郎プロデュース公演　lens』

ドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』、 『夫婦。』
『Dr.コトー診療所2004』、 『火消し屋小町』

2005年『怪談新耳袋　 ふたりぼっち編』、『デーモンラヴァー』
『真夜中の弥次さん喜多さん』、 『イツカ波ノ彼方ニ』
『猫と奥さんと俺たちの青春: 山田英治が綴る2つの世界』
『乱歩地獄』、 『欲望』、『ゲルマニウムの夜』

ドラマ『恋の時間』、 『タイガー&ドラゴン』
『クライマーズ ハイ』、 『ハルとナツ: 届かなかった手紙』

2006年『好きだ、』、『男はソレを我慢できない』
『やわらかい生活』、 『Long Season Revue』
『キャッチボール屋』、『涙そうそう』、『Ｍ』

ドラマ『ブスの瞳に恋してる』、 『Dr.コトー診療所2006』

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映画、ドラマに彼は、結構な数、出ています。
どちらかというと、脇役の方が多いけれど、
彼の魅力は、分かりやすくないやさしさが
滲んでいるところ、だと思っています。

随分前になりますが、週刊ヤング・サンデーで連載された、
山本英夫の同名コミックを、三池崇史監督が映画化！

新宿歌舞伎町を舞台に、大森南朋 演じる気弱なイチと、
浅野忠信演じるヤクザ・ 垣原との戦いを描く、
バイオレンスアクション。

宿命の対決を描いた、クライマックスが見所！

愛は、かなりイタイ。

というこの映画で、彼は、殺し屋イチを、演じています。

なので、厳選結果、『殺し屋1』をフューチャー。


寒い冬をこれから迎えるわけですが、
心構えは、アー　ユー　オーケイ？

キムチ鍋もいいけれど、痛さや野蛮さで、
ホットにしてみるのは、いかが？

何回見れなくなり、身を硬直させるか、
数でも、数えてみようか。

愛は、かなりイタイってゆうけどさ、
どのくらいイタイか、体験してみる？

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ＳＴＯＲＹ

新宿歌舞伎町を舞台に、
安生組の若頭”ピアスのマー坊”こと垣原と、
殺し屋イチの、宿命の対決！

全てを操る謎の男、ジジイ。

殺された組長の娼婦、カレン。

元警官で、安生組のヒットマン、金子。

双子の刑事、二郎と三郎。

愛は、かなりイタイ。

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ＳＴＡＦＦ

監督： 三池崇史
原作：山本英夫 （小学館『週刊ヤングサンデー』）
脚本：佐藤佐吉
音楽： Karera Musication
（山本精一、Yoshimi P-we、ＡＴＲ、ＨＩＲＡＨ、ヤマタカＥＹヨ）
照明：小野晃
録音：小原善哉
美術：佐々木尚
衣装：北村道子


ＣＡＳＴ

浅野忠信、 大森南朋、 塚本晋也
エイリアン・サン、 寺島進、 菅田俊
手塚とおる、 有薗芳記、ＫＥＥ
新妻聡、 松尾スズキ、 國村隼、 ＳＡＢＵほか

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大森南朋氏は、どうなっているのか、
正直、わかりません。

音楽とお酒の匂い、遊んでいる感じがするし、
あと、女の人に、愛されている気がする。

テレビでは、サラリーマン役や
やさしい奴を演じてるのが多いけれど、
映画だと、尖ってる、どこかちょっと。

イタイ奴って、そんな奴なのかもしれません。

女は、だめな奴に惹かれる。
だめな奴って、なんなのか、それさえ難しいけれど。

自分の弱さを、露呈してしまっている人間
の方がずっと、人間的で、魅力的なのでしょうね。

この頃、よく思うのです。
現実をちゃんと受け止めて、たのしんでいきたい、と。

大袈裟なエピソードなど、
別に用意してもらいたくはないし、
いつまでもぐじぐじ、悩んでいたくはない。

どうしようもない、ということを
続けていきたい、と思うわけです。

殺し屋1の彼は、ただ、どうしようもないです。

少年時代からいじめられ、武術を磨くが、
今も普段は、おどおどしてばかりの、弱虫。

アルバイト先の喫茶店でも、
店長からドヤされっぱなし。

だが、ひとたび特製スーツを
身に着けると、殺人マシーンに変身。

ただし、相手に凄まれると、怖くて泣き出す。

そして、泣きじゃくりながら、
必殺かかと落としで、敵の身体をスパスパ切っていく。

暴力によってしか、性的興奮を味わえない、
究極のヘンタイで、ズタズタにされた人間を見ると、
射精してしまうため、毎回、イチが暴れた現場には、
白い液体が残る、という、役柄です。

振り切れている。画面の彼を見ていて、
そんなことをおもうのですが、でもやっぱり、
大森南朋氏は、どうなっているのか、
正直、わかりません。

だけれど、
大森南朋氏の目は、
そんなことも、わかってしまっている。

だけれど、
大森南朋氏の声は、
そんなことも、感じてしまっている。

嗅覚で感じること、ができている。

そんな風に、思うのです。

狂気もあるが、わかりやすくはないやさしさをあらわす。

淡々としているけれど、ひりひりする感覚。

彼に愛された女は、どんなに恍惚としてしまうのだろう。

覚悟のできている人は、強いし、
そして、中途半端って、最高にかっこ悪いんだな。



『殺し屋1』

2001年　カラー


4 大森南朋

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4冬のロードムービーが見たいなら
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