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オッテルロー&ハーグ/オリジナル録音集成

Monday, November 14th 2005

ウィレム・ファン・オッテルロー&ハーグ・レジデンティ管弦楽団
オリジナル録音集成(1950-1960)

オランダの名指揮者、ウィレム・ファン・オッテルロー(1907-1978)と、彼が1949年から1972年まで常任指揮者を務めたハーグ・レジデンティ管弦楽団(ハーグ・フィル)のレコーディングから、1950〜1960年にかけてPHILIPSにおこなった38作品と、1962年のドイツ・グラモフォン(DG)へのハイドン2曲を収めたボックス・セット。
 オッテルローは、ユトレヒトで医学を修めたあと、アムステルダム音楽院で作曲とチェロを学んだという変わり種。音楽院卒業後の1932年、ユトレヒト市立管弦楽団のチェロ奏者を務めていたとき、自作の組曲3番が名門コンセルトへボウ管弦楽団で初演されることになり、その指揮を執ったのが指揮者としてのキャリアのはじまりでした。
 1933年にユトレヒト市立管弦楽団の副指揮者に、37年からは、かのカール・シューリヒトと共同で常任指揮者を務めます。そして1949年にハーグ・レジデンティ管弦楽団の常任指揮者に就任、その後じつに23年にわたる同団との共同作業を開始します。1972年にハーグの地位を離れてオーストラリアに渡り、1974-77年にはデュッセルドルフ市の音楽監督を務めますが、1978年メルボルンで亡くなりました。
 日本のファンにとってオッテルローといえば、まずは1951年にベルリン・フィルを指揮して録音した『幻想交響曲』でしょう。そのスリリングな熱演は、当セットの冒頭に収録されているハーグとのステレオ再録音と共に、オッテルローの代表的名演と高く評価されているものです。
 この2つの『幻想』をほぼ両端として、オッテルローはPHILIPSに125作品に及ぶという膨大な録音を手兵ハーグとおこない、それらは初登場時いずれも大きな話題を呼びましたが、ちょうどモノラルからステレオ録音への移行期にぶつかって大半が廃盤の憂き目にあったこと、オッテルローのキャリアの大部分がハーグ、シドニー、メルボルンと、中央偏重のきらいがある日本のメーカーからは敬遠されがちな地域だったこともあり、その知名度は実力に見合ったものとはいえない状況が続いていましたが、オッテルロー&ハーグの全盛時代とされる時期のレコーディングを集めた今回の13枚組は、そんな状況をくつがえすに充分な質と物量を有するものといえます。
 実際、このセットに収められた演奏からは、オッテルローがなにも『幻想』だけのスペシャリストだったわけではないことが如実に伝わってきます。明快かつ先鋭で、余情を排した緊張度の高いその基本的なアプローチは、どの作品にも非常に強い表出力を与えており、またチェロを修めた人だけに弦楽パートの扱いが厳密で、ソリッドな切れ味のなかに時おり甘美なドルチェを交えて独自の色あいを演出する手腕はみごと。名盤『幻想』はもちろん、ベートーヴェンのシンフォニー3曲やブラームスの1番などに、その真価が如何なく示されています。
 当セットはウィレム・ファン・オッテルロー財団ほか3財団の尽力により発売に至ったもので、ハイドンの2曲を除いてPHILIPS原盤。リマスターはドイツ・グラモフォンの最新スタジオ「エミール・ベルリナー・スタジオ」でおこなわれており、かつて評判を呼んだ名録音が最良の形で鑑賞できる点もポイント。
 100ページにわたるブックレット付きです。

CD-1:
ベルリオーズ:
・幻想交響曲[録音:1959年6月10-12日、STEREO]

ウェーバー/ベルリオーズ編曲:
・『舞踏への勧誘』[1951年1月23日]

ワーヘナール:
・『じゃじゃ馬ならし』序曲[1954年4月3日]
・『シラノ・ド・ベルジュラック』序曲[1954年4月3日]

CD-2:
レーガー:
・モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ[1957年3月26-27日]
・ロマンティック組曲[1956年3月9,10日]

ディーペンブロック/E.リーザー編:
・『エレクトラの悲劇』への音楽からの交響組曲[1953年5月8日]

CD-3:
ラヴェル:
・高雅で感傷的なワルツ[1954年4月1,2日]
・『ダフニスとクロエ』第1&第2組曲[1953年5月4,5日]
 オランダ室内合唱団

ムソルグスキー/ラヴェル編曲:
・組曲『展覧会の絵』[1957年3月26,27日]

CD-4:
ハイドン:
・交響曲第45番嬰ヘ短調『告別』[1962年5月16,17日、STEREO]
・交響曲第55番変ホ長調『校長先生』[1962年5月16日、STEREO]
・交響曲第92番ト長調[1950年12月28,29日]

シューマン:
・『マンフレッド』序曲[1954年10月23日]

CD-5:
シューベルト:
・交響曲第8番ロ短調『未完成』[1959年6月、STEREO]
・『ロザムンデ』〜 間奏曲第3番、バレエ音楽第2番[1951年1月25日]

マーラー:
・亡き子を偲ぶ歌[1951年1月24,25日]
 ヘルマン・シャイ(Br)

CD-6:
マーラー:
・交響曲第4番ト長調[1956年5月7-9日]
 テレサ・シュティヒ=ランダル(S)

ラフマニノフ:
・パガニーニの主題による狂詩曲[1955年2月12-15日]
 アビー・サイモン[アベイ・シモン](p)

CD-7:
ブルックナー:
・交響曲4番変ホ長調『ロマンティック』[1953年5月6,7日]
・序曲ト短調[1954年10月23日]

CD-8:
ラヴェル:
・亡き王女のためのパヴァーヌ[1952年1月5日]

ファリャ:
・『三角帽子』からの3つの舞曲[1954年4月1日]

モートン・グールド:
・インタープレイ『アメリカン・コンサーテット』[1951年9月13日]
 コル・デ・グロート(p)
・『スピリチュアルズ』[1951年9月13日]

プロコフィエフ:
・ピアノ協奏曲第3番ハ長調[1953年4月8日]
 アレクサンドル・ウニンスキー(p)

CD-9:
オルテル(1905-1985):
・交響曲第2番『小交響曲』[1959年10月、STEREO]

ドレスデン(1881-1957):
・『舞踏の閃光』[1953年5月8日]

アンドリーセン(1892-1981):
・クーナウの主題による変奏曲とフーガ[1952年2月26日]
・リチェルカーレ[1951年6月26日]

バディングス(1907-1987):
・交響曲第3番[1955年11月28-30日]

CD-10:
グリーグ:
・4つのノルウェー舞曲[1960年7月、STEREO]

ベートーヴェン:
・『プロメテウスの創造物』全曲[1956年5月14,15日]

CD-11:
ベートーヴェン:
・交響曲第8番ヘ長調[1959年6月、STEREO]
・『献堂式』序曲[1956年1月31日]

ブラームス:
・交響曲第1番ハ短調[1953年12月4日]

CD-12:
ブラームス:
・悲劇的序曲[1952年12月12日]

ベートーヴェン:
・交響曲第9番二短調『合唱』[1952年5月3,4日]
 エレナ・スポーレンベルグ(S)
 マリア・フォン・イロスファイ(A)
 フランス・フローンス(T)
 ヘルマン・シャイ(Br)
 アムステルダム・トーンクンスト合唱団

CD-13:
ベートーヴェン:
・交響曲第4番変ロ長調[1957年4月23,24日]

チャイコフスキー:
・交響曲第4番ホ短調[1950年6月7,8日]

 ウィレム・ファン・オッテルロー(指揮)
 ハーグ・レジデンティ管弦楽団

 録音会場:アムステルダム、コンセルトヘボウ
 Scheveningen,Kurhaus[オルテル]

 原盤:PHILIPS、DG[ハイドン:第44番、第55番]
 リマスタリング:エミール・ベルリナー・スタジオ

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Otterloo / Haag Residentie O Theoriginal Recordings 1950-1960

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Otterloo / Haag Residentie O Theoriginal Recordings 1950-1960

User Review :4.5 points (5 reviews) ★★★★★

Price (tax incl.): ¥11,550
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(tax incl.): ¥10,049

Release Date:21/October/2005

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ウィレム・ファン・オッテルロー