ニコラ・アルトシュテット/『ブラックバーズ〜1960年代の音楽』
2026年02月26日 (木) 19:00 - HMV&BOOKS online - Classical
参考動画 The Beatles: Blackbird - Nicolas Altstaedt & Thomas Dunford
バツェヴィチからビートルズへ、アルトシュテットが紡ぐ1960年代の革新と詩情
鬼才ニコラ・アルトシュテットが盟友たちと贈るこのアルバムは、音楽史が大きく揺れ動いた1960年代を旅する野心的なコンセプト・アルバムです。
核となるのは近年注目を集めるポーランドの女性作曲家グラジナ・バツェヴィチ[1909-1969]によるチェロ協奏曲第2番。アルトシュテットが「わずかな音符で全世界を現出させる」と驚嘆したこの作品は、チェロが単に技巧を披露する主役であるだけでなく、混沌としがちな前衛的響きの世界に秩序と構造を与える、楽曲の背骨のような存在として構成されたシンフォニックな傑作です。初演時の不幸な失敗から長い年月正当な評価を受けられませんでしたが、その真価を、マキシム・エメリャニチェフ指揮スウェーデン放送交響楽団との鮮烈な共演により問い直します。さらにエメリャニチェフがピアノを弾くベンジャミン・ブリテン[1913-1976]のソナタや、静謐な緊張感が漂うモートン・フェルドマン[1926-1987]、そしてアルトシュテットが「独奏レパートリーの金字塔」と愛するシャーンドル・ヴェレシュ[1907-1992]のソナタを収録。前衛と伝統が交錯した時代の空気を鮮やかに切り取ります。
アルバムのラストは、なんとビートルズの名曲『ブラックバード』のカバー。自由を求める黒人女性を黒い鳥に例えて歌ったとされる作品です。この1曲のためにリュートの名手トーマス・ダンフォードをゲストに招きポルトガルの教会で録音、ダンフォードが控えめなヴォーカルを聴かせるほか、エコーのように響くアルトシュテットの歌声も聴くことが出来ます。偶然鳴った深夜0時の鐘の音を生かしたこの奇跡的なテイクは、アルバムに深く美しい余韻を引きます。バツェヴィチの衝撃からポピュラー音楽の至宝まで、1960年代の革新と詩情をチェロで繋ぐアンソロジー。(輸入元情報)
【収録情報】
1. バツェヴィチ:チェロ協奏曲第2番 (1963)
2. フェルドマン:チェロとピアノのためのデュレーションズ II (1960)
3. ブリテン:チェロ・ソナタ Op.65 (1964)
4. ヴェレシュ:無伴奏チェロ・ソナタ (1967)
5. レノン=マッカートニー:ブラックバード (1968)
ニコラ・アルトシュテット(チェロ)
スウェーデン放送交響楽団(1)
マキシム・エメリャニチェフ(指揮:1、ピアノ:2,3)
トーマス・ダンフォード(リュート&歌:5)
録音:
2025年2月 スウェーデン放送(1)
2025年4月 ベルリン、b-sharpスタジオ(2,3)
日時不詳 オーストリア、ロッケンハウス(4)
2025年 ポルトガル、サン・ペドロ・デ・ラテス教会(5)
Showing 1 - 9 of 9 items
表示順:
※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。


