トリオ・ヴァンダラー/アール・ヌーヴォー〜1900年頃のフランス室内楽作品集(2CD)

2025年12月04日 (木) 18:00 - HMV&BOOKS online - Classical


ドビュッシー唯一のピアノ三重奏曲、ラロの名曲第3番、ラヴェル、ボニス・・・
1900年前後にフランスで生み出された珠玉のピアノ三重奏作品を
トリオ・ヴァンダラーによる理想的な演奏で。太刀打ちできない説得力と気品、愛と抒情


ラロ[1823-1892]のピアノ三重奏曲第3番は1879年の作で、熱烈な抒情をたたえたラロの作品の中でも屈指の名曲。トリオ・ヴァンダラーの面々がほとばしるような熱をもって演奏しており、のっけから圧倒されます。
 ラヴェル[1875-1937]のきらめく洗練に満ちたピアノ三重奏では、音色に彩られたハーモニーがクリスタルのように響きます。
 1880年、若きドビュッシー[1862-1918]による彼唯一のピアノ三重奏は、長年一部が失われたと考えられていたものですが、1980年代に再発見された作品。4つの楽章はシャブリエ、マスネ、シューマンを彷彿とさせる瞬間もあり、特に第1楽章ではバラキレフとボロディンの影響も感じられます。作曲家シャルル・ケクラン(ドビュッシーの伝記作家のひとり)も言うように、ドビュッシーの初期作品は「新鮮な発想と素朴で魅力的な優しさ」に満ちており、特に第2楽章の「スケルツォ - 間奏曲」はまさに若きドビュッシーの粋のような楽章です。
 メラニー・ボニス(メル・ボニス)[1858-1937]からはピアノ三重奏とピアノ独奏曲を収録。60を超えるほどのピアノ独奏作品を残しているボニスは『舟歌』を4作残しており、思いがけない熱さもある作品です(ヴァンサン・コックのピアノが素晴らしい!)。そしてピアノ三重奏曲は「朝と夕」という二枚画のような作品で、ボニスらしい美しくも神秘的な旋律が魅力の作品です。二重奏の作品でも、アンサンブルを知り尽くした名手たちによる、太刀打ちできないような説得力と迫力、そして愛と気品に満ちた演奏が展開されております。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
● ラロ:ピアノ三重奏曲第3番 Op.26
● ドビュッシー :ピアノ三重奏曲 L.5
● ボニス:ピアノ三重奏のための『夕べ - 朝』 Op.76
● ボニス:ピアノのための舟歌 Op.71

Disc2
● ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
● ドビュッシー:チェロ・ソナタ
● ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
● ラヴェル:ピアノ三重奏曲

 トリオ・ヴァンダラー

  ジャン=マルク・フィリップス=ヴァイジャベディアン(ヴァイオリン)
  ラファエル・ピドゥ(チェロ)
  ヴァンサン・コック(ピアノ)

 録音時期:2025年7月
 録音方式:ステレオ(デジタル)
Art Nouveau -French Chamber Music Around 1900 : Trio Wanderer (2CD)

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Art Nouveau -French Chamber Music Around 1900 : Trio Wanderer (2CD)

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