【文庫化】『失われた手稿譜 ヴィヴァルディをめぐる物語』

2025年10月16日 (木) 15:00

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ジョヴァンニ・コミッソ文学賞【小説部門】受賞

もちろん、会話はいずれも
私が想像して組み立てたものだが、
出来事の連鎖は、
それがいかに奇抜に思えるとしても、
史実に基づいている。――F・M・サルデッリ

ヴィヴァルディの自筆楽譜が辿った
数奇な運命を描く見事なノンフィクション・ノヴェル


作曲家で聖職者だったヴィヴァルディは、膨大な数の自筆楽譜を遺した。兄の魂を守ろうとする弟、欲にまみれた司祭、古書愛好家、ユダヤ人音楽学者、ムッソリーニ、詩人エズラ・パウンド…様々な人間の愛憎、欲望、無知が絡み合い、楽譜は数奇な運命を辿る。優れた小説に与えられるG・コミッソ文学賞受賞。
訳者あとがき=関口英子・栗原俊秀/解説=田村和紀夫

《著者情報》
フェデリーコ・マリア・サルデッリ

1963年イタリア、リヴォルノ生まれ。11歳で作曲を始め、12歳で風刺雑誌に漫画を寄稿するようになり、現在も同誌の看板作家として活躍。哲学を学んだ後、バロック音楽のオーケストラ、モード・アンティクオを創設、指揮者となる。フィレンツェの音楽アカデミーでリコーダーやフルートの指導にあたり、音楽学者、研究者としての業績に対する評価も高い。作曲家、指揮者、学者、画家、版画家、漫画家……等、その活躍の幅広さは、鬼才の名にふさわしい。

翻訳
関口英子

イタリア文学翻訳家。大阪外国語大学イタリア語学科卒業。訳書に『月を見つけたチャウラピランデッロ短篇集』(第一回須賀敦子翻訳賞受賞)、P・レーヴィ『天使の蝶』、I・カルヴィーノ『マルコヴァルドさんの四季』の他、A・ファリネッリ『なぜではなく、どんなふうに』(共訳)等がある。

翻訳
栗原 俊秀

1983年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了後、イタリアに留学。カラブリア大学文学部専門課程近代文献学コース卒業。2016年、C・アバーテ『偉大なる時のモザイク』の翻訳で、第二回須賀敦子翻訳賞受賞。他にJ・ファンテ『満ちみてる生』等の訳書がある。



【参考情報】連載 許光俊の言いたい放題第267回「ヴィヴァルディの闇」

失われた手稿譜 ヴィヴァルディをめぐる物語 創元ライブラリ

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失われた手稿譜 ヴィヴァルディをめぐる物語 創元ライブラリ

フェデリーコ・マリア・サルデッリ

Price (tax incl.): ¥1,650

Release Date: September/2025

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