パトゥ 70年代ブリティッシュロックファン必聴の歴代アルバム３タイトルと未発表作品が 2022年最新リマスター紙ジャケットSHM-CDで再発 ― マーキー／ベルアンティーク2022年10月リリース

70年代ブリティッシュロック黄金期の幻の名ロックバンド、パトゥ 歴代アルバム３タイトルと未発表作品が最新リマスター紙ジャケットSHM-CDで再発

マイク・パトゥ (vo) とオリー・ハルソール (g) を中心に1970〜73年にかけて活動。ハードロックを基盤としつつ、あのアラン・ホールズワースにも多大な影響を与えた名ギタリスト、オリーのギターなどが見せるプログレッシヴな要素も取り込んで、拡大するロックの可能性があらゆる方法で追及されていた幻の名バンド、パトゥ (Patto)。

『Patto』『Hold Your Fire』『Roll 'em Smoke 'em Put Another Line Out』という３枚のオリジナルアルバムに、これまで海賊盤でしかリリースされていなかった幻の未発表作品『Monkey's Bum』が、最新リマスターの紙ジャケットSHM-CDで再発。

Patto (1970)

サイケデリックポップバンド、タイム・ボックスが発展して結成され、1970年にVERTIGOレーベルからリリースされたパトゥのデビュー作。マイク・パトゥのソウルフルなヴォーカルと天才的なフレージングのオリー・ハルソールのギターが特徴的で、変拍子が多用されたいぶし銀のようなハードロックサウンドスタイルはすでにここで確立されている。ブリティッシュロックファン必聴のアルバム。

Hold Your Fire (1971)

デビュー作で確立した ”ハチャメチャ” ハードロック路線をより突き進んだセカンドアルバム。オリー・ハルソールの自由奔放〜変幻自在のギターは更に存在感を増し、全編を暴れまわる。ジャズからの影響もあり、メンバー全員が高い演奏力を持ち、聴くほどに味の出る万華鏡サウンド。ロジャー・ディーンによる変形カヴァーを再現した紙ジャケット仕様。ボーナストラック５曲を収録。

Roll 'em Smoke 'em Put Another Line Out (1972)

彼らの公式アルバムとしてはラストとなる３作目。マイクのソウルフルな熱唱は変わらずも、前２作にも増して英国的なひねりとユーモア、実験精神に満ちたサウンドは、ブリティシュロックの黄金期の本質を体現したような名盤。

Monkey's Bum (1973年録音)

４枚目のアルバムとして制作するも制作途中でオリー・ハルソールが脱退。一部パートにメル・コリンズのサックスを加えて完成させるも結局バンドが解散。未発表のままとなり、海賊盤でしかリリースされていなかった幻の作品の公式発売盤。

パトゥのソウルフルな熱唱と前３作以上に冴えわたるハルソールのギターの切れ味と合わせて、それまでの３作と全く引けを取らない堂々たる作品。

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