◇フレネシ学園 乙女PV研究会 第5回◇
「先生! 私たち、窓ガラスが割りたいです!(後編)」
(これまでのあらすじ)
フレネシの新作ゲリラPV「不良マネキン」を監督した名嘉真法久
(ナカマノリヒサ)を顧問に迎え、映像手法を学ばんとした前回。
ところが、名嘉真が監督したエイプリルズの「パン・ダ」のPVを視聴中、
その映像に感化されたのか、「不良マネキン」主演女優、レネエ・ロビンが
突然の大暴れ!
必殺のナイト・タイガー・アタックで男子生徒ニート気味は大出血!
そして窓ガラスを割って教室を飛び出した!!
盗んだバイクで走り出し、レネエを追いかけるフレネシ、
(バイクの持ち主に貸してくださいとささやくも、その声は届かず実質盗難に!)
通訳誠司と名嘉真も、結局ニート気味は放っておいてレネエを追いかける!
注目の後編、開始!!
(色々ありました)
顧問:いやー、レネーが無事に帰ってきてよかった。フレネシくん、ご苦労!
フレネシ:とんでもないです。バイクの持ち主のおかげです。
顧問:レネーももう落ち着いたかな?
レネー:I took a ride around the city! Now I feel good!
通訳誠司:2ケツで街をぶっ飛ばしてたらすっきりした、と言ってます。
顧問:ニート気味君も、もう大丈夫だろう?
ニート気味:……大丈夫じゃねえよ! 誰か俺も構えよ!!
顧問:(気にせず)レネーがガラス割って飛び出すとは、、、まさに「不良マネ
キン」やね。折角だから「不良マネキン」の解説に入ろうか。
前回は技術的な話はしてないからね。せっかくここにいるみんなで実習にでたの
だから、復習しておこう!
フレネシ:はあい
レネー:Revenge?
ニート気味:もうあんな動画見飽きたよ!!
「フレネシ 不良マネキン」
顧問:いやあ、テレビ黙秘の作品には外れがないねえ。さて、実地訓練してみて
気になったことがある人、挙手!
フレネシ:撮影中気になったのは、カメラの高さ調整です! 三脚をいちいち伸
ばしたり縮めたり、どういう基準でされているのかなあと・・・
ニート気味:そんなの適当にやってるだけだろ! どうせゲリラなんだからよ!!
顧問:大丈夫かい、ニート気味君、血が噴き出しているよ。
まぁ、でもそうね。今回はフレネシ君が作成したコンテはあったものの、ゲリラ
撮影だったから、都合よくコンテ通りに撮れるかというと、そうでもないですね。
で、行き当たりばったりで撮るとして、角度をつけて撮影しちゃうと実は編集の
時に困るんです。角度が付くと余計なストーリーが生まれちゃうから。使えない
カットが増える。
かつ、今回の肝はレネーの魅力なので、どんな時も正面から写すべき(往年のア
イドルビデオはそうなっているはず)。
つまり。実はカメラの高さの調整というよりは、カメラの角度をその都度水平に
してたんですね。レネーの目とカメラのレンズがまっすぐになるように。
三脚の伸ばし縮ませはおまけの必然です。
折角これだけの素晴らしい主演女優がいるのですから、余計な事はせずにド正面
からレネーをその場その場でしっかり綺麗に撮ることだけ考えればいいのですよ。
レネー:What a gentleman!
通訳誠司:まあ、なんてジェントルなのかしら! と言っております。
ニート気味:ジェントルなら俺の手当てくらいしやがれ!!
顧問:(答えず)カメラを歪めるのにストーリー的な理由があるのならば、必要
に応じて好きな角度にすればいいけどね。
ビデオ撮ってみてなんだかうまくいかないな、という人は下記を試してみてくだ
さい。簡単です。
撮影のポイント:全部正面。カメラは水平。高さは目の位置。
これだけ。
そのかわり、大きさは大胆に変えたほうがいいですよ。アップはおでこが切れる
くらい寄っていい。引くときは見えるか見えないかくらい小さくしてみてもいい。
フレネシ:なるほど・・・
ニート気味:かっこつけやがって! ゲリラとか言って、スタジオで黒バック撮
影もしてるじゃねえか!!
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顧問:バカヤロー!!
(バキッ)
ニート気味:はうぅ・・・
顧問:アレがスタジオだって? 馬鹿言っちゃいけない。アレはプロデューサー
さんの自宅よ!!
(笑)ま、6畳くらいの部屋と黒い布とライトがあればアレくらいは撮れます。
ニート気味:そ、そんな・・・(ガックリ)
レネー:Never forget the indie spirit!
通訳誠司:インディーズのDIY精神は忘れてないよ! と言ってます。
フレネシ:でも本当に綺麗に撮影できていましたね。びっくりしました。
顧問:この辺は慣れかな。特別な機材は必要ない。技が必要なのはライトの当て
方くらい。理屈だけ言うと、
撮影のポイント:被写体だけに光を当てて、背景には光をあてない。
すごく広い場所だったら暗幕も必要ないよ。
とにかく経験則がモノを言うところだと思うので、皆も自主練習に励むように。
フレネシ:はあい
顧問:夜になったら校舎の窓ガラスを壊してまわりそうだったニート気味君もよ
うやくおとなしくなったようだね。他に質問はあるかな?
フレネシ:編集についても伺いたいのですが、はめこみでジャケットの看板が
あるようにしているシーンのらくがき、凄く自然でした。あれはどのように?

※クリックで拡大
顧問:あ、今回唯一の合成シーンだね。どのようにって、、画像を上に貼るって
のはそのままだけど、人間の目はとても精密なので普通に貼っただけじゃ違和感
アリアリですね。
自然にするには、実写のビデオをまず観て、「光がどっちから当たっているか」、
「影の濃さ長さはどんくらい」、もちろん「明るさ」や「色」も検証して、
ここにポスターが実際にあった場合、どんな色になるだろうかと考える。
それを考慮して画像の色や影を調整しているんですね。あとは0.0〜度といった
角度調整もめんどくさがらずにやる。
まあ、、、
【慣れ】
ですね。何回かやってみればすぐ出来ますよ。
レネー:God is in the details!
通訳誠司:神は細部に宿るのね! と言っています。
顧問:他には?
フレネシ:はあい、黒バックのシーンで、レネーが変身するところや、最後の
ぐるぐる回るところなども、凄いと思ったのですが・・・

※クリックで拡大
顧問:うむ。正直、あの辺は「勘」!!!
今回のPVの根幹、「大映ドラマのOPぽさ」はフレネシ君のアイデアだね。
大映ドラマへの憧れがある事は打ち合わせで聞いてたが、、
あのー。すんません。今だから正直に言いますけど、、先生は大映ドラマ
見たことがありませんでした。ごめんなさい。
知っているフリしてたけど。
フレネシ:そうだったんですか・・・
ニート気味:永田雅一も知らないようなやつが
映像作家やってるんじゃねえよ・・・(ブツブツ)
顧問:東京出てくるまで民放2局しかなかったんだもん!!
あ、いや。
撮影のポイント:ハッタリも大事 っていうかほとんど勘。
フレネシ君が「大映ドラマのOPぽさ」を求めている。
僕は「こうした方が大映ドラマっぽいよ」とか嘘というかほとんど勘で
言いながら、やってたのです。監督にはこの図太さが必要。
フレネシ:それであの仕上がり・・・。お見事です!
レネー:You deserve a complement!
通訳誠司:褒めてあげるわ、と言っています。
ニート気味:なんだよ、半年振りに来てやったのに、ずっと名嘉真のターンじゃ
ねえかよ・・・(ブツブツ)
顧問:いやしかし、道行く人の服装とかのせいであまり昭和感は出ないかと
思ったけど、よ○こいの練習してる人たちがたまたま居て、
竹の子族感が出せたのは運が良かったね。

※クリックで拡大
フレネシ:聖アーバンギャルド学園で学んだ、「出演者は現地調達」が
活かされました・・・!
顧問:そう、チャレンジすることで、そういったミラクルを引き寄せるわけです。
幸運だって、一歩踏み出した結果なわけです。ニート気味君、君がどっかの
オシャレカフェで自分が書いた記事を読んでいる人に遭遇したとしよう。
声かけれる?
ニート気味:チクショー、また登校拒否してやる! 覚えてろ!!
顧問:まあまあ、ニート気味君、学校に行かないなら、最近私は忙しくて人手が
足りないので、私の仕事を手伝ってみないかい?
フレネシ:まあ
ニート気味:え・・・、そ、そんなこと言われても・・・
レネー:You’re life won’t change unless you take a step forward!
通訳誠司:一歩踏み出さないと人生は変わらないんだよ! と言ってます。
顧問:試しに一度、名嘉真オフィスに遊びにきてごらんよ。
レネー:If you don’t go, I’ll Night Tiger Attack you again!
通訳誠司:行かないとまたナイトタイガーアタックするよ! と言ってます。
ニート気味:・・・べ、別に働きたいわけじゃないんだからねっ!
また血が噴き出したら大変だから、と、特別だからなっ!!
(終了のチャイム)
フレネシ:まあ、祝福の鐘の音みたい! 先生、ありがとうございました。
レネー:Merci!
通訳誠司:ありがとうございました!
ニート気味:・・・・・・ありがとう・・・ございました。
顧問:こちらこそありがとう! フレネシ君もまた新作アニメを作って、是非私を
起用してください。最低でもジブリと同じペースで新作を発表しないと、
シンガーソングライティングアニメーターは名乗れませんよ。
フレネシ:は、はい! 頑張ります!
一同:笑
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※売れてます!特典の有無は必ず商品詳細ページでご確認ください。表記がない場合は終了となります。

フレネシ / 『メルヘン』
9月15日発売
フレネシ プロフィール:
8歳でささやき声しか出なくなる。20歳で衝動的に音楽活動を開始、22歳で「フレネシ」と名乗る。
以降「ささやいていても硬派」な楽曲を多数作曲、坂本龍一氏のミュージックサイトMusictreeでは、
LiveBrain賞、ONKYO賞などを受賞し、遅れてきた天才少女と噂される。
そして2009年6月に乙女音楽研究社からリリースした初のフルアルバム「キュプラ」が
HMV渋谷店インディーチャート1位、カレッジチャート1位、mF247チャート1位を獲得するなど、
耳の早いファンの間で大きな話題を呼ぶ。
Blue Marble
/ 『Valerie』
9月15日発売
blue marble プロフィール:
2005年結成。
同じ音楽大学仲間の「とんCHAN」と「ショック太郎」が、意気投合して結成したポップユニット。
オオノマサエのキュートなボーカルをフィーチャーし、ネットを通じて配布したデモCDが大反響を呼び、
フランスやイタリアなど海外の音楽ファンからも問い合わせが殺到する。
複雑に入り組んだコード進行や緻密なサウンドで練り上げられた、
聴くものを夢心地にさせる圧倒的な世界観。そのポップなメロディには、時代を超えた普遍性がある。
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