【特集】シュガーベイブ『SONGS』40周年盤発売記念 〜僕たちシュガー・ベイブが大好き〜
2015年08月04日 (火) 10:00 - HMV&BOOKS online - 邦楽・K-POP
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今回は『SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition-』のリリースを記念して、若いアーティストにシュガー・ベイブの魅力を聞いてみた。シティーポップという言葉が再燃している近年、(その言葉の意味する所、過去現在におけるシティーポップの定義みたいなところはさておき)若いアーティストにとってシュガー・ベイブは当然通るべき1枚として、聴き継がれているように思う。そして、それは確かに2015年にサウンドを鳴らす彼らに、大いに影響を与えている。彼らの視点、若い感性で捉えた、シュガー・ベイブの魅力は、大人のリスナーとは少し違っているのかもしれない。もしかしたら彼らの言葉からシュガー・ベイブの新たな魅力を再発見する事もあるかもしれない。そして、若いアーティストの中にもこんなにシュガー・ベイブが根付いていて、最高の音を鳴らしている事を知って貰えたら最高と思います。
企画・文:松井剛
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山下(あっぷるぱい)
![あっぷるぱい](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0722/news1308197.jpg)
親の影響でシュガーベイブを聴き始めました。もともとはソウルやジャズが好きな親だったのですが、日本語の歌詞に違和感を覚える事なく、すんなりと耳に入ってくる音でした。そういう意味では、J-POPなどと違い、洋楽のソウルなどに近いサウンドだったのだと思います。洗練されている良質のポップスとでも言いましょうか、ある意味バート・バカラックなどにも近い存在なのではないかと思います。
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「パレード」
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ikkubaru (イックバル)
![ikkubaru](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0803/news2357230.jpg)
Tatsuro Yamashita & Ohnuki Taeko voice is really beautiful. the harmony and melody of each song is really splendid, i love their composition, love how they add a strings section like in "いつも通り". It really made me want to stare at the starry skies in the night of a town.
(山下達郎と大貫妙子の声は、本当に美しい。メロディーとハーモニーが最高に素敵で、僕は彼らの楽曲を愛してる。「いつも通り」みたいなストリングスをどう加えていったのかとかね。彼らの曲はいつも、夜の街にきらめく星空を眺めたいって僕に思わせるんだ。)
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「Down Town」&「パレード」
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寺尾紗穂
![寺尾紗穂](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0623/news1135301.jpg)
曲のよさ、声のよさ、楽しい感じ。
がきっちりそろっていると思います。
父がベースを弾く姿というのも、一度くらいみてみたかったです。
(そのベースも見たことがありません)
※ 寺尾紗穂さんの父上はシュガー・ベイブのベーシストとして1975年3月〜解散まで在籍した寺尾次郎氏。
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
過去のライブでやっていたらしい大貫さんボーカルの「からっぽの椅子」。
(好きな曲は多いので、あまり人とかぶらなそうなものを)
「あなたがいなければこの街捨てて」というフレーズには、色々な想像をかきたてられます。夢みたいにローズが響いて、でも、心がざわざわする、不思議な曲。ポップで華やかな楽曲とこういう染み込んでいくような楽曲と、並存していたライブ、体感してみたかったなと思います。
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笹倉慎介
![笹倉慎介](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0727/news1121001.jpg)
1つのバンドの中に素晴らしいヴォーカルやソングライターが複数人いるという事が何よりの魅力だと思います。そして、それぞれソロでもやれてしまう。’はっぴぃえんど’もそうですが、各人の良い曲が集まって個性的な声も重なり合う。「そんなバンドがやりたかった。」今でも時々聴いてみると、やっぱり同じ気持ちになります。
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「蜃気楼の街」
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澤部渡 (スカート)
![スカート](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0727/news0950231.jpg)
シュガーベイブをはじめて聴いたのは十代中頃でした。図書館で『Songs』を借りて最初は何も考えないでポップさだけに耳を傾け、軽薄にしか聴いていなかったんですが、だんだんとその音楽に対する(忠誠心や)野心のような何かがわかるようになり、よりのめり込んだ事を覚えています。当時のラジオで放送され、今でも製品になっていない名曲「ユーミン」は今回も収録が見送られて残念です。ああ!いつか!いつの日にか!
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「雨は手のひらにいっぱい」
フェンダー・ローズといい、主張し過ぎないエレキ・ギターといい、ストリングスといい、グロッケンといい、ともかく好きな音色が好きな音域で鳴ってる最高の曲です。
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トクマルシューゴ
![トクマルシューゴ](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0727/news1939070.jpg)
初めてこのアルバムを聞いたのは20年前。リリースされたのは40年前。その時代に生きていなかったぼくにはきっとその良さの半分も理解できてないのが悔しいです。はっぴいえんどから放たれたバトンのうちのひとつを引き継ぐ瞬間を収めたような名盤。
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「SUGAR」
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川辺素(ミツメ)
![ミツメ](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0623/news1119046.jpg)
父親と山下達郎さんは大体同じくらいの年齢です。父から若い頃どんな生活を送っていたのか話してもらったことがあります。中でもやはり気になるのは当時の音楽体験でした。例えば放課後はジャズバンドを見に行ったりしたそうです。その頃活動していたシュガー・ベイブは僕からすると、70年代当時流行っていたポップス歌謡を聴くより身近に思えるサウンドで、聴いていると、時代の雰囲気がすぐそこに立ち上ってくるのが感じられて、近くに若い頃の父が居るような気がします。僕は父が若者だった頃の理想が鳴っているようなサウンドに魅力を感じています。
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「down town」
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あだち麗三郎
![あだち麗三郎](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0623/news1102003.jpg)
昔、ceroか何かのツアーの車中で、シュガー・ベイブのライヴ音源(発表されてないやつ)を聴いたんですが、シュガー・ベイブって、さわやかなシティーポップだと思っていたら、演奏は熱いし上手いし、特にアレンジに関して、「誰もやってないことをやってやる!」というような気迫がビシビシと伝わってきて、「す、すごい、、こんなに心はパンクな尖がった人たちだったのか。。これは敵わない。。」と驚いたことがあります。
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
その音源のライヴが最高でした。
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平川雄一 (The Pen Friend Club)
![The Pen Friend Club](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0623/news1045157.jpg)
高校時代にビーチ・ボーイズやビートルズなど60年代〜70年代の洋楽からはっぴいえんどなど、日本の音楽を聴いていくようになっていった中で出会ったのがシュガーベイブの『SONGS』でした。アルバムの1曲目「SHOW」が当時、日テレの番組『DAISUKI!』のアイキャッチに使用されていたのでその曲のみ知っていました。短い秒数でしたが「なんか良さげなのが鳴っとるなー」とその頃思っていました。後にアルバムをちゃんと聴いてみて、日本にこんな素晴らしいバンドが自分が生まれる前にいたのか、と驚いたのを覚えています。僕が聴いた90年代中盤、その時期に聴いた日本のどのバンドよりも新鮮さ、瑞々しさを感じました。凄まじい色褪せ無さだと思います。気持ちいいメロディーとコード、ハーモニー、テクニカルな演奏、そして山下達郎さん、大貫妙子さんの圧倒的なボーカルの良さ。それでいて全くイヤミを感じさせず日常的に聴いていたい清々しさのある全体の手触り。一発で好きになりました。よく山下達郎さんがシュガーベイブ時代の苦労話をラジオで語っていますが、サウンドにはそのマイナスな空気は一切漂っていません。一方で、マイノリティーな若者の高い志に想いを馳せながら聴くと、、、またいいんですね。大瀧詠一さんのナイアガラレーベル第一弾として出したのも頷ける、めちゃくちゃいいバンドだと思います。当時、いろいろ事情はあったんでしょうが、1枚のアルバムで終わるにはあまりにももったいないバンドですね。でもその1枚が40年経ってもまったく色褪せることなく、こうやってリマスターされ続け、発売され続け、愛され続けていることは本当に凄いことですし、自分の作品作りにも勇気を与えてもらっています。今、気が付いたんですが僕のiPhoneに入っている唯一の[他人がやってる日本人のバンド]の音源はシュガーベイブの『SONGS』のみでした。今回発売されるリマスター盤で初めてシュガーベイブを知る人も中にはいると思います。こんな風にハマる人がまた新たに出てくるんでしょうね。
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「SHOW」「過ぎ去りし日々”60's Dream”」「雨は手のひらにいっぱい」「DOWN TOWN」「今日はなんだか」「いつも通り」
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クニモンド瀧口(流線形)
![クニモンド瀧口](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0623/news1110568.jpg)
ロンバケブームがきっかけでナイアガラに興味を持ち、小6の時に買ったレコードが『NIAGARA FALL STARS』だった。このアルバムのA面の1曲目「夏の終わりに」がとにかく好きで良く聴いていた。ほどなくして『SONGS』も聴いた。シュガー・ベイブの魅力は洒落たコード進行と、ラテンやソウルを思わせるリズムだと思っている。もちろん歌声やコーラス、楽器の演奏、すべて良いのだが、特にコードとリズムが個人的には面白いと思い聴いていた覚えがある。歌詞は日本的な情緒があるが都会的。演奏やメロディは、まるで洋楽。子どもながらに思ったこの感覚は今も変わらない。
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「夏の終わりに」
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角舘健悟 (Yogee New Waves)
![Yogee New Waves](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0721/news2055114.jpg)
いつの日だったか、仲の良い大学の友達と二人で自分たちのへんてこなマシン(当時芸術大学で制作していた、ヒモに吊るされた林檎が人が近づく事に寄ってぐるぐると回転するマシン)をむしあついて車で運んでる途中、渋滞にはまりながら3〜4時間繰り返し「SONGS」を聞いていた。フロントマン山下達郎とその魅力やセンスに共感を持つ、偉大な音楽家たちの集団感。なんだかヒップホップ集団のようで憧れる。しかも、友人関係のようなものからメンバーが作られているところも血が通っている関係性のようでぐっとくる。ヨギーもクリエイターや音楽の好きなセンスのたちで集団を作りたがる癖があるので、無意識に目指しているのかもしれない。どの時代も何かを変えようとする力は「若い力」とそれを「支える沢山の力」だと思います。
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「いつも通り」
大貫妙子の切ない声と何も変わらないにぎやかな街と自分の対比性を歌ってるところに感動します。サックスソロがGood。
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踊ってばかりの国
![踊ってばかりの国](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0623/news1139497.jpg)
僕とシュガーベイブの出会いは、母親が運転するカーステレオから流れて来たのが始まりでした。僕はその時、4歳になるかならないかという辺りでした。子供ながらに踊らずにはいられないリズム、甘美なコーラスワーク、すんなり心に染みるメロディにすっかりノックアウトされたのを思い出します。日本語の細部まで表現出来る語感を余すところなく表現したアルバムを今でも超えている日本のバンドはまだ現れていないと思います。僕がバンドをする上で荒井由美、大滝詠一に並ぶ三大作曲家の1人に山下達郎がいます。今までもこれからも彼らの音楽にはまだまだ新しい発見をさせられてばかりです。シュガーベイブ、大好きです。
(下津光史)
気持ちのよいコードの響きにギターのカッティングの音。今聞いても古さを全く感じさせないのはほんとすごいなぁと思います。
(林宏敏)
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「DOWN TOWN」(下津光史)
「DOWN TOWN」(林宏敏)
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阿南 智史 (never young beach)
![never young beach](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0709/news1540062.jpg)
シュガーベイブのいちばんの魅力はM7thのコード感で、日本語でロックンロールをやっている点。少し昔ではオザケン、最近ではYogee New Wavesなんかがメジャーセブンスでロックンロールしてるけど時代を辿ってもそういうバンドはかなり少ない。70年代で言えば大瀧詠一はもっとメロウで歌謡的だったし、はっぴぃえんどもコードは凝っててロックンロールであったけどM7thの響きはなかった。つまりとても特異な存在だったと思う。シュガーベイブのアルバム"ソングス"は、演奏は荒削りだしキメはぎこちないしフィルもイマイチだけれど、それがドタバタしたロックンロール的なグルーヴをつくっていると思う。
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「SUGAR」
M7th感のない曲だけどギターのリフとリズムが凄く好きです
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Nohtenkigengo (花枝明)
![Nohtenkigengo](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0721/news1520140.jpg)
シュガーベイブの曲を最初に知ったのは小学生の頃に観ていたTV番組「ポンキッキーズ」だった。「パレード」という曲が流れていた。ポンキッキーズは朝8時くらいにやっていた教育番組で、その他にも様々なミュージシャンの楽曲が使われていた。小学生の頃に観たり聴いたりしたものはとても鮮やかな思い出として残るものなので、シュガーベイブの曲を聴くとその頃の気持ちや景色がカミング・バックする。しかしそれは憧憬による良さなのかと言えばそれだけではなく、たとえポンキッキーズを観ていなかったとして、大人になった今聴いてみても、同じような色鮮やかさが広がるのではないかと思う。鳴らされている音のひとつひとつがはしゃいでいて、聴いていると何かいいことがあったような気がしてくるし、いい予感がしてくる。大貫妙子の曲は魔性で、山下達郎の曲は少年のようだ。彼らの曲はいつも初めて聴いたような気になってしまうのだが、そうやってすぐに忘れてしまうような音楽は好きだし、これからも何となくシュガーベイブという名前を思い出しては聴いてみるだろう。
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「風の世界」
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木下美紗都
![木下美紗都](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0722/news1545148.jpg)
どの曲を聴いてもそうですが、山下さん大貫さんの声はもちろん、楽器の一つ一つもそれぞれの気分の波みたいなのを持っていて、それがすごくいいタイミングで、時々にょきっと突き出してくる所が好きです。
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「SHOW」
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篠原良彰(ラッキーオールドサン)
![ラッキーオールドサン](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0721/news1515001.jpg)
シティポップは変容していく。これからも。当たり前だ。都市生活は変わるのだ。音楽の聴き方もフォーマットもファッションも価値観も変わるし、東京はいつだって刺激的な街だから。ところがシュガーベイブが試みた“ある追求”は今もまったく色褪せない。僕は正直言って表層的なシティポップ(例の清涼剤)を受け入れられなかったわけだが、シュガーベイブはすこし違う。もっと悩ましいのである。なんかこう、悩ましい。
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「DOWN TOWN」
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木村朝教(CICADA)
![CICADA](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0727/news1940485.jpg)
僕が初めてシュガー・ベイブを聴いたのは、小学生の頃車で流れていたのを聴いた時だった。曲は『DOWN TOWN』。「Down townへくりだそう」という一節がずっと頭の中で流れていて、その一節だけをずっと歌っていたんだ。ダウンタウンって意味もわからないけど、なんとなく楽しい所なんだなって思った。ウキウキしてたね。一発で頭に入ってくる単純かつ洗練されたメロディー。その歌詞を意味も分からないこどもに音楽という形で伝えたバンド。これはポップソングの醍醐味だと思うし、僕は今も大切にしている。大人になって歌詞の意味もわかるようになって改めてシュガー・ベイブの曲を聴くとどの曲も歌詞を大切にしている。高校に入って僕はファンクミュージックを好きになった。そこで山下達郎さんの音楽と出会い、サウンドがかっこよく好きだったんだ。その時に知った曲が『ユーミン』。なんだ、あの時のバンドの曲じゃないか。そりゃかっこよいわけだ。
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「DOWN TOWN」
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Special Favorite Music
![Special Favorite Music](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0624/news1649445.jpg)
いい音楽は、いつも未来からやってきた音楽。輪郭のなかった気持ちや空気を、音や詞で言い当てられた時の、はっとするあの瞬間。大切なのは、ただただ温度のあるあこがれとその密度。そして今ここにはないを作りだそうという知的な気概。僕はいつもそういった感覚を秘めた音楽ばかりが好きです。中でもSUGAR BABEはほんと完璧に、そういう「たくらみ」をもって生まれたバンドなんだということを、音の端々から感じます。あこがれというDNAと、様々な制限というオリジナリティの融合が産む魔法のバトン。それを確かに受け継いだ曲は、いつ聴いたって未来から流れてきます。”人間はフレッシュでいる限り自滅しない”とは、菊地成孔氏が、山下達郎氏の「Sparkle」を供にしてラジオで述べた名文のひとつですが、いつだって僕らをなんとか明日も生き延びさせてくれているのはまさに、それぞれの時代の、こんなバンドとこんな曲のおかげだと思います。
(GtVo:クメ ユウスケ)
1970年代初頭の東京で音楽を奏でるということを色々と想像させ、いまだにインスピレーションを与え続ける稀有なバンド。2015年を生きる僕たちにとっては、Youtubeで、あるいは中古レコード屋で見つけたレコードで、もう過ぎ去ってしまった時代やもうなくなってしまった場所に思いを馳せるように、かつて確かに東京に居た、まだ無名の若者達も同じように夢を見ていたのかもしれない。街へ出ようよ!何かやったことないことをしよう、新しい感覚を探しに行こうよ!『SONGS』を聴いているとそんな気持ちになります。
(Dr:オクダ ナオヒロ)
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「雨は手のひらにいっぱい」(GtVo:クメ ユウスケ)
「DOWN TOWN」(Dr:オクダ ナオヒロ)
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Yuma Osako(Orland)
![Orland](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0623/news1043032.jpg)
自分が好きなアーティストの音源(※)の中で、シュガー・ベイブの曲が、カバー楽曲として収録されていたことにより、その存在を初めて知った。(楽曲を聴いた当初は、カバーということも知らずオリジナル音源だと思っていたのですが。)シュガー・ベイブをリアルタイムに経験していないし、その道も通っていない。でも、自分が好きなアーティストが、シュガー・ベイブに影響を受けているのを感じて、シュガーベイブのどの部分に影響されているのか、を考察したり、つながりを見つけたりして、妙に納得したり…。そうやって、音楽のルーツを探る楽しみを教えてくれたシュガー・ベイブ。40周年、おめでとうございます。
※ TGMX 『MUSIC LIBRARY』
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「DOWN TOWN」
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奥野大樹 (ルルルルズ)
![ルルルルズ](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0721/news1507316.jpg)
シュガー・ベイブの音楽は僕たちに音楽(音楽を聴くことや創ること)の面白さを教えてくれます。楽曲の細部に宿る音楽家の魂はどこか少しシニカルで、実はそんなに優しいものではないかもしれない。一見明るくて優しいけど、実は裏に 「熱い?」「深刻な?」 何かを秘めている人のような。でもそんな音楽家くさい・人間くさい音楽がどうしたって大好きで面白い。音の中に生きている当時の達郎さんや大貫さん。「あれ?この曲のこんなとこにこんな音入ってたっけ?」ー「SONGS」を聴くとき、僕たちは音楽家になります。
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「DOWN TOWN」
関連情報
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鈴木一弘(CONCERT)
![CONCERT](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0623/news1027492.jpg)
ジャンルが確立していない音楽はとても魅力的。彼らが活動していた70年代前半は、シティポップという言葉がまだ定着していなかったはず。そんな中、手探りで理想の音楽を追求して完成されたアルバム。コード進行、メロディライン、コーラスワーク、どれを取っても刀鍛冶の折り返し鍛錬のように、丁寧な仕事が染み渡っていて、今、聞いてもまったく古さを感じません。むしろ10年代のシティポップより、ジャンルの垣根を飛び越えていて、実験的に聴こえる事さえあります。四畳半フォーク全盛期に、底抜けに明るく、跳ねるリズムをバックに、テンションコードを小気味良くかき鳴らす姿は、ある意味、ロックやパンクより反逆的。そんなところもまた魅力のひとつです。
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「SHOW」
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大久保潤也 (アナ)
![アナ](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0623/news1106469.jpg)
10年以上聴いてるのに、未だに聴くたびに新しい発見があります。口ずさんでるのに、実は詳しい構成はよく覚えていない(覚えられない)。妙なアレンジ、妙なメロディー、妙なリズム…普通じゃなくて、もはやポップなのかも疑わしい。でも、聴かれ続けるポップスってこういう、“絶妙に変”な音楽なんだろうなと思います。そして、ずっとそんな音楽を目指しています。
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「今日はなんだか」
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谷本悠馬 (Seuss)
![Seuss](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0623/news1047226.jpg)
Sugar Babeを知ったのは最近で友達からの勧めで聴き始めたが、毎日聴きこむわけではなくなんとなく聴いているうちにその偉大さに気がついた。僕にとって”SONGS”はポップスの教科書みたいな1枚。
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「蜃気楼の街」
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SWING-O (origami PRODUCTIONS)
![SWING-O](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0623/news1057375.jpg)
「この企画は10~30代にとってシュガーベイブはどう聴こえるのか?」というテーマですが、40代の自分も声をかけて頂いたので(笑)コメントさせていただこうと思います。40代ではありますが、この唯一のアルバムが出た1975年時点でまだ6歳、当然リアルタイムでは聴いてないので後追い、という意味では若い方と同じですね。でも自分の世代は名曲「ダウンタウン」のEPOによるカバーが、明石家さんま、ビートたけしなどが出演する「おれたちひょうきん族」のエンディングテーマに使われていたのが初体験!というのが大きなトピックでしょう。あのお馬鹿で楽しい番組のエンディングにこの爽やかな曲が流れていて、その次に使われていたのも山下達郎さんの新曲「土曜日の恋人」でしたからね。あのカオスを洗い流すエンディングに、当時中学生の自分はかなり浸ってました。
「シュガーベイブの魅力」はやはり、今も最前線で活躍されている山下達郎さん大貫妙子さんらの初期衝動が記録されている、ということに尽きるのでは?荒削りではあっても、アイデアとエネルギーに満ちている、その感じは、ある種完璧な作品よりも何度も聴き直したくなる。「完璧」とはすなわち「終着地点」の提示になるわけだけど、「荒削り」というのは「向かいたい場所」を演者とリスナーとが共有出来るということなのかもしれない。そんなことを改めて聴いて思う40代の自分でした。
Q2. 最も好きなシュガー・ベイブ楽曲
「いつも通り」
関連情報
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![](https://img.hmv.co.jp/news/image/hmv_pc/15/0728/news1511491.jpg)
CD盤 収録内容
<Disc 1>
オリジナルトラックの2015年リマスター音源+ボーナストラック
- 01. SHOW
- 02. DOWN TOWN
- 03. 蜃気楼の街
- 04. 風の世界
- 05. ためいきばかり
- 06. いつも通り
- 07. すてきなメロディー
- 08. 今日はなんだか
- 09. 雨は手のひらいっぱい
- 10. 過ぎ去りし日々“60's Dream”
- 11. SUGAR
- <Bonus Tracks>
- 12. パレード(Live)
- 13. こぬか雨(Live)
- 14. 雨は手のひらにいっぱい(Live)
- 15. WINDY LADY(Live)
- 16. DOWN TOWN(Live)
- 17. 愛は幻(Live)
- 18. 今日はなんだか(Live)
<Disc 2>
40年前の音源を最新技術でリミックスしたオリジナルトラックの2015年リミックス音源+ボーナストラック
- 01. SHOW
- 02. DOWN TOWN
- 03. 蜃気楼の街
- 04. 風の世界
- 05. ためいきばかり
- 06. いつも通り
- 07. すてきなメロディー
- 08. 今日はなんだか
- 09. 雨は手のひらいっぱい
- 10. 過ぎ去りし日々“60's Dream”
- 11. SUGAR
- <Bonus Tracks>
- 12. 今日はなんだか(Original Piano Version)
- 13. DOWN TOWN(Live)
- 14. 風の世界(Live)
- 15. SHOW(Karaoke)
- 16. DOWN TOWN(Karaoke)
- 17. 蜃気楼の街(Karaoke)
- 18. いつも通り(Karaoke)
- 19. 雨は手のひらにいっぱい(Karaoke)
アナログ盤 収録内容
最新リマスタリング音源を重量盤180g仕様のディスク2枚に分けて4面に収録!
カッティングは巨匠・小鐵 徹(JVCマスタリングセンター)が担当。
山下達郎によるライナーノーツ、貴重写真満載のブックレット付きで完全生産限定盤となっている。
<Disc 1>
- Side-A
- 01. SHOW
- 02. DOWN TOWN
- Side-B
- 03. 蜃気楼の街
- 04. 風の世界
- 05. ためいきばかり
<Disc 2>
- Side-A
- 01. いつも通り
- 02. すてきなメロディー
- 03. 今日はなんだか
- Side-B
- 04. 雨は手のひらにいっぱい
- 05. 過ぎ去りし日々“60's Dream”
- 06. SUGAR
シュガーベイブ 非売品アナログが抽選で当たる!?
非売品「DOWN TOWN」復刻アナログシングルを抽選で400名様にプレゼント!
8月5日に発売されるシュガーベイブ 「SONGS~40th Anniversary Ultimate Edition~」。こちらの豪華プレゼント施策が決定した。CDとアナログ 2タイトルを購入の上、応募した方の中から抽選で400名様に、非売品「DOWN TOWN」復刻アナログシングルがプレゼントされる。締切は2015年9月30日(水)当日消印有効。
※ 応募についての詳細は、CD(初回プレス)/アナログに封入のチラシをご覧ください。