CD

Tchaikovsky: Sumphonies Nos.4-6

Tchaikovsky (1840-1893)

User Review :3.5
(5)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
UCCP1098
Number of Discs
:
3
Label
:
Format
:
CD

Product Description

ゲルギエフ&VPO / チャイコフスキー交響曲第4・5・6番
秋に来日するゲルギエフ&ウィーン・フィルのコンビによるチャイコフスキーの後期三大交響曲ライヴ録音。

 第6番の録音は今年9月1〜4日にかけて、ウィーンで行われましたが、折りしもゲルギエフの故郷、北オセチアの小学校において大惨事が起きた時期と重なり、何よりもロシア、なによりも故郷を愛するゲルギエフは最悪の状態だった・・とレコーディングに立ち会ったスタッフは語ります。コンサート中も涙を流しながら指揮をしていた・・と。何というタイミングか、演奏曲目は《悲愴》ということで、やり場のない悲しみが溢れる物凄い演奏だったと・・。

 交響曲第4番は、2002年10月にウィーンのムジークフェラインザールでおこなわれたコンサートのライヴ録音。ゲルギエフ初のチャイ4です。ウィーン・フィルのしなやかさとゲルギエフの熱い音作りが化学反応を起こし、聴き手を惹きつけてやまない稀有な熱演を聴かせてくれます。

 交響曲第5番は、1998年7月にザルツブルク祝祭大劇場でおこなわれたコンサートのライヴ録音で、ゲルギエフとしても珍しいほどの激情的なアプローチにより、ウィーン・フィルからとんでもないド迫力サウンドが引き出された凄い演奏として話題になった演奏(462905[輸入盤]、PHCP11149[国内盤])。
 第1楽章冒頭から、ただごとではない感情移入の深さに驚かされますが、第4楽章コーダ直前にはその緊迫も極点に達し、過激なティンパニのブリッジにひたすら圧倒されるのみ。何もここまでやらなくても、と思われる方もいらっしゃるでしょうが、これはこれで作品の可能性を徹底追求した果ての解釈として魅力十分です。
 交響曲第6番『悲愴』は、2004年9月3日、ウィーンのムジークフェラインザールで行われる予定のコンサートを収録してラッシュ・リリースするという注目企画。ゲルギエフには、すでに手兵キーロフ管弦楽団との『悲愴』の録音がすでに存在するので、当録音は9年ぶりの再録音ということになります。

 なお、セット物には、ゲルギエフの来日公演記録などが解説書に掲載される予定です。

・チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 Op.36
 録音:2002年10月、ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)
・チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
 録音:1998年7月、ザルツブルク、祝祭大劇場(ライヴ)
・チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 Op.74『悲愴』
 録音:2004年9月、ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)

 ワレリー・ゲルギエフ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

Track List   

Customer Reviews

Read all customer reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
☆

3.5

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
2
★
★
☆
☆
☆
 
1
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
チャイコフスキーの後期交響曲では第4番が...

投稿日:2021/03/27 (土)

チャイコフスキーの後期交響曲では第4番が苦手です。 空間をつんざく金管の荒々しい冒頭の咆哮を聴くとうんざりします。 よって、全集、後期交響曲集などを購入すると、4番を飛ばして時間が有るときに最後に聴くことが多いのです。 その点、このゲルギエフの演奏は安心して聴けます。 全奏やティンパニの強打など低音は十分過ぎるほど出ていますが、金管や強奏がうるさくなりません。 それに、ウィーンフィルのきめ細かな弦、金管、木管の音色が絹の表面のような滑らかで上品さが全体を通じて味わえます。終楽章などウィーンフィルの巧さに舌を巻きます。 最後まで聴いてまた最初から再度聴いた唯一の4番でした。5番、6番も同じような趣でウィーンフィルのきめ細かな音色を堪能出来ます。 ゲルギー、ウィーンフィルのチャイコ。いいじゃない、と思わされました。

mravin さん | 埼玉県 | 不明

1
★
★
☆
☆
☆
3曲続けて聴いてみて、やっぱりどうにも感...

投稿日:2013/01/20 (日)

3曲続けて聴いてみて、やっぱりどうにも感心しませんでしたね〜。特にダメなのは第4番。全く意気上がらず、何を表現したいのか不明としか言いようがない。感情の起伏、音響の起伏、いずれも不十分で凡演と断じるほかありますまい。また、録音もおかしくて、想像するにミスやノイズなどをカットするために無茶苦茶編集したのじゃないでしょうか。とても新しい録音とは思えぬ無機質な味と色のない音で、音楽がまるで活きていません。第5番は勢いのあるいかにもライヴらしい雰囲気があって、これはよろしいでしょう。でも、特別な決め手のない演奏ではあります。第6番はまたまた特別な表現意欲のない、平々凡々な出来。せっかくウィーンフィルという最高の表現力を持つオケを使ったのですから、もっとしっかり想念の大きい音楽を奏でてほしかったと思います。さて、3曲並べたこのアルバム、第5番(1998年)、第4番(2002年)、第6番(2004年)という二年おきの録音進行ですが、進歩発展がみられないといういかにも残念な結果となりました。期待感を込めて、やはりこのコンビにはハードルは高くなるのですやね。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

5
★
★
★
☆
☆
ゲルギエフがVPOを振ってのライブ録音盤で...

投稿日:2010/06/26 (土)

ゲルギエフがVPOを振ってのライブ録音盤で時期的には六年間に亘っての演奏、従って必ずしも一元的には評価は出来ないのですが各演奏については夫々の盤で感じたことを書き込みしておりますのでここでは演奏タイムデータ的なものだけをメモしておきますね。第4番→2002年@18’57A9’35B5’33C8’29、第5番→1998年@14’48A13’22B5’29C12’25、第6番→2004年@18’19A6’59B8’13C10’28と各々なっております。気に入った順で私の好みから申しますと第5番、第6番、第4番となってしまいました。とにかくゲルギエフならもっと実力が発揮出来そうで今後に期待する他ないと思います。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

0

Symphonies Items Information

Recommend Items