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Symphony No.6, Scene, Waltz from Swan Lake : Aleksandr Gauk / Leningrad Philharmonic (1958 Tokyo)-Transfers & Production: Naoya Hirabayashi

Tchaikovsky (1840-1893)

User Review :4.5
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
GS2201
Number of Discs
:
1
Label
:
:
International
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


ガウク幻の『悲愴』、約61年ぶりに驚愕の「新事実」とともに復活!

【このCDの復刻者より】
「1958年4月、旧ソ連からレニングラード・フィルが初来日をはたしました。最終日近くの5月12日、日比谷公会堂で行われたアレクサンドル・ガウク指揮のチャイコフスキーの交響曲第6番『悲愴』とアンコール3曲(『白鳥の湖』より)がライヴ録音されましたが、これらは外来オーケストラの初めての日本録音という記念すべきものでした。約2ヶ月後、『悲愴』は30センチLPで、『白鳥の湖』は45回転のEPでそれぞれ発売されましたが、各媒体では日比谷公会堂の音響の悪さがことごとく非難されたため、以後、これらのレコードは「一度も」再発売されることなく、60年以上が経過しました。
 そのため、中古市場では『悲愴』は極めてレアですが、『白鳥の湖』のEP盤はさらに稀少であり、あらゆるレコードの中でも最も入手が難しいものです。
 今回、かけがえのない音源を復刻することに成功しましたが、その過程で思わぬ事実が発覚しました。まず、『白鳥の湖』の3曲のうちの1曲「スペイン舞曲」は、何とチャイコフスキーではなく、グラズノフの『ライモンダ』だったのです! また、『悲愴』はかなりピッチが高くカッティングされていたため、これも修正しました。つまり、当時は狂ったピッチの『悲愴』を聴き、グラズノフをチャイコフスキーと勘違いして、批評がなされていたのです。61年目にしてようやくまっとうな形で復刻されたので、今こそこれらの演奏の正しい評価がなされる時なのです。
 なお、オリジナル・マスターはすでに失われているので、LP、EPより復刻しました。60年も経過している盤ですので、それなりにノイズが入ることをご了承下さい。また、アンコールではフェイド・アウトがいささか唐突ですが、これはオリジナル通りです。」(平林直哉)

【収録情報】
1. チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』
2. チャイコフスキー:情景(第2幕)〜バレエ音楽『白鳥の湖』 Op.20より
3. チャイコフスキー:ワルツ(第1幕)〜バレエ音楽『白鳥の湖』 Op.20より
4. グラズノフ:スペイン舞曲〜バレエ音楽『ライモンダ』 Op.57より


 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
 アレクサンドル・ガウク(指揮)

 録音時期:1958年5月12日
 録音場所:東京、日比谷公会堂
 録音方式:モノラル(ライヴ)
 使用音源:新世界/1:PLS-44 (33 1/3 rpm)、2-4:PEV-65 (45rpm)

Customer Reviews

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野村光一氏がムラヴィンスキー以前のレニン...

投稿日:2019/07/19 (金)

野村光一氏がムラヴィンスキー以前のレニングラードフィルのチャイコフスキーとして引き合いに出していた演奏をこういう形で聴けるのは嬉しい。 かつて当時ガウクの日本での演奏を聴いていた人達からいろいろとこの日本公演の事を聞かされたけど、みないい話しばかりだったので、解説に書かれていた辛い評価はかなり意外。 演奏は豪快さと手堅さが同居した演奏で個人的には好みで、ガウクの語ったチャイコフスキーに対する考え方を読むと、この演奏における指揮者の意図が理解できる。 音質は当時の日比谷のライブとしてはこんなものかもしれない。貴重な記録という意味も込めてこの評価。

ぱごす さん | 神奈川県 | 不明

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ジャケットに書かれている往時の批評を読ん...

投稿日:2019/07/15 (月)

ジャケットに書かれている往時の批評を読んでみると、みなけちょんけちょんにけなしていますが、今聞くと、もっと酷い録音にさらされて耳が慣れているせいか、復刻が素晴らしいのか、再生技術が進んだからなのか、そんなに悪い音には聞こえません。音量の強弱もよく捉えていると思いますし、彼らが放散する熱気まで伝わります。特に驚いたのが「白鳥の湖」のワルツで、出だしのあまりの速さに仰天。音の強弱を生かしたこのオーケストラ特有の表現力に圧倒され、最後は大胆な加速とクレッシェンドで、えもいわれぬ高揚感に包まれます。全体として、オーケストラは破綻せず、ガウクの棒によく付いていっています。素晴らしい。思い切ってプロデュースして下さった平林氏には感謝です。

ライネケ さん | 京都府 | 不明

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