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Sym, 6, : Furtwangler / Bpo (1938)+wagner (1933)

Tchaikovsky (1840-1893)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
78CD3002
Number of Discs
:
1
Label
:
:
International
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

テレビでも話題になった玉音放送の復刻を担当した
新 忠篤氏の復刻音源シリーズから、プレスCD第3回発売!
これまでの復刻からは聴けなかった鮮烈な演奏がよみがえる!

つなぎ編集を行っていませんので、SPレコード同様、原盤ごとに途切れがあります。
ご了承のうえお求めください。


『悲愴』はヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)が残した唯一の正規録音。SPレコード録音が頂点に達した1930年代後半の録音です。テープ録音時代には聴き取れなくなったオーケストラ内声部の細かな動きが明瞭に聞こえるのはSP録音ならではのもの。これまでのSP復刻盤ではそれがノイズと共に消え去ってしまっていました。ベルリン・フィルがフルトヴェングラーの指揮のもとで巨大な怪物と化し、そのウネリが聴き手を恍惚の境地に導いてくれるます。ワーグナーの『葬送行進曲』も同様です。フルトヴェングラーの指揮はこのシリーズで『英雄』(78CD-3000)『運命』+『未完成』(78CD-3001)が出ています。(TOBU)

【収録情報】
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調作品74『悲愴』
@ T. Adagio-Allegro non troppo(1) (4:41) DB4609A (2RA3345-1)
A T. Allegro non troppo(2) (4:43) DB4609B (2RA3346-2)
B T. Allegro non troppo(3) (4:25) DB4610A (2RA3347-2)
C T. Allegro non troppo(4) (3:25) DB4610B (2RA3348-3)
D T. Allegro non troppo(5) (2:46) DB4611A (2RA3349-3)
E U. Allegro con grazia(1) (4:03) DB4611B (2RA3353-2)
F U. Allegro con grazia(2) (4:45) DB4612A (2RA3354-2)
G V. Allegro molto vivace(1) (4:33) DB4612B (2RA3355-1)
H V. Allegro molto vivace(2) (4:39) DB4613A (2RA3356-2)
I W. Finale:Adagio lamentoso(1) (2:44) DB4613B (2RA3350-1)
J W. Finale:Adagio lamentoso(2) (3:33) DB4614A (2RA3351-2)
K W. Finale:Adagio lamentoso(3) (4:06) DB4614B (2RA3352-3)
ワーグナー:楽劇『神々の黄昏』より『葬送行進曲』
L (Part 1) (4:33) 67054A (733 be I)
M (Part 2) (3:53) 67054B (734 1/2 be I)

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
@-K独 ELECTROLA DB4608/14(英 HMV DB4608/14と同一録音)
(1938年10月15-27日ベルリン、ベートーヴェンザール録音)
L-M独 POLYDOR 67054
(1933年ベルリン高等音楽院録音)

【グッディーズ・ダイレクト・トランスファーとは?】
グッディーズ・ダイレクト・トランスファーCD-Rシリーズは、新 忠篤氏の復刻音源をCD-Rで提供するもので、2006年の発売開始以来既に500タイトル以上を発売済みの大シリーズです。カザルスやコルトーなどのSP時代の定評ある名演から、世界初CD化の復刻音源など多彩なラインナップで好評を得ています。その音質はSPレコードから過去の偉大な演奏家の真の息遣いが聴き取れるものとして、ピアニストの内田光子さんなども絶賛しておられます。今回はこのシリーズからプレスCD第2弾として、フルトヴェングラーのSP録音『運命』『未完成』を発売いたします。(TOBU)

【特徴】
戦前の真空管を用いた新 忠篤氏設計・制作の管球式可変フォノイコライザを使用して、適正なイコライジングカーブを設定。それ以外のノイズカットや音質補正等は一切行わず、ダイレクトにDSD録音機でマスターを作製。再生音はSP特有の針音ノイズはあるものの、これまでのSP復刻の常識を覆すような生々しい音楽性を再現しています。
SP時代の録音はSP盤1面ごとにその都度中断して行われていましたが、このシリーズでは各面をそのまますべて収録。つなぎ編集も行っていませんので、原盤ごとに途切れがありますが、SPレコードそのままを体験いただけます。(TOBU)

【SPレコード復刻の歴史を振り返って(新 忠篤)】
アメリカでLPが登場したのが1948年(昭和23年)だった。一方イギリスではHMVがLPレコードを発売したのが1952年(昭和27年)10月だったから、4年も遅れた。因みに日本では日本コロムビアが1951年(昭和26年)にLPを発売した。遅れたのはレコードプレーヤやアンプ等の再生機の準備期間が必要だったからだ。LPが出ても一般の愛好家は従来の78回転SPレコードでも不便を感じていなかったと思われる。LP再生機が普及すると演奏時間の短いSPレコードは不便になり、SPの演奏をLPに置き換えて発売する所謂復刻盤LPが登場した。EMIのSP復刻シリーズである HMV/COLUMBIA Great Recordings of the Century が登場したのが1957年(昭和32年)10月だったから、LP登場の5年後だった。HMV/COLUMBIA Great Recordings of the Century はその頭文字をとってGR盤、復刻LPの代名詞となった。SPレコードは片面3〜5分の収録時間で、演奏はその都度止めて収録された。LP復刻時には切れ目なく編集された。また復刻盤作成の原盤は、SPレコード原盤をLPと同じビニール盤にプレスしたテストプレス盤だった。それはシェラック盤に較べれば雑音は小さいが、LPに較べればかなり雑音が多い。LPは本来無雑音メディアだから、復刻音源はフィルタ使ってノイズ除去をした。復刻エンジニアは雑音ばかりが気になって、フィルタが音楽を損ねていることに気がつかなかったのかもしれない。そして元のSPレコードとはまるで違うものが生まれた。EMIのGreat Recordings of the Century シリーズは1966年10月に終了したが最後までこのポリシーを守り続けた。私はもの心ついて以来ずっとSPレコードに親しんでいた。大学を卒業すると就職先をレコード会社に決めた。2年間のレコード店回りのセールスマンの後に洋楽部勤務になった。海外原盤の国内発売業務の傍ら、自分の手でSPレコードの復刻を始めた。日本コロムビアのDXMシリーズがそれである。カペー四重奏団、ジョルジュ・エネスコ、ジャック・ティボー、フリッツ・クライスラー、エーレナ・ゲールハルト、ユリア・クルプなどのSP盤演奏をSP盤とそっくり同じ音で復刻した。それは私のGR盤への音の不満から出たもので、SPレコードの音が復刻LPから再現できるたことで、多くの支持者を得た。SPレコード再生には専用のフォノイコライザが必要で、市販の民生機のプリアンプに組み込まれたSP用とされたイコライザはおおまかな特性でプロ用には使いものにならない。試行錯誤を重ねるうちに、SPレコードが吹き込まれた時代に録音機材に使われていた真空管を使用すると、すばらしい再生ができることを発見した。私のアンプ作り歴は60年以上で、その目的はSPレコードをその録音された音をそのまま再生することであった。現在ではDSD方式のデジタル録音機がSPレコードの直接再生音をそっくり収めることが可能になった。これを「ダイレクト・トランスファー」と命名した。DSD方式は編集をする際、いったんPCMにするため音質劣化がある。したがってここでは盤面の編集はしていない。またフィルタ類も一切使用していない。SPレコードの生の音をCD化したものである。

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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SPレコード本来の音の良さを生かした復刻...

投稿日:2021/12/22 (水)

SPレコード本来の音の良さを生かした復刻になっています。音に実在感があり、くっきりとしたメリハリのある深い音です。1938年の録音とは思えないほどの すばらしい音で当時のベルリン・フィルの演奏を楽しむことができます。

WE555 さん | 愛知県 | 不明

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