Sym, 4, Piano Concerto, 1, : Zinman / Baltimore So Gutierrez(P), Sym, 5, : Previn / Rpo

テラーク・チャイコフスキー名演集（2CD）
交響曲第4番、ピアノ協奏曲第1番（ジンマン＆ボルティモア響）
交響曲第5番（プレヴィン＆ロイヤル・フィル）

テラーク・レーベルの人気タイトルを組み合わせた2枚組シリーズからチャイコフスキー作品集が登場。
　デイヴィッド・ジンマン指揮ボルティモア交響楽団による交響曲第4番とロメオとジュリエット、ピアノ協奏曲第1番に、アンドレ・プレヴィン指揮ロイヤル・フィルの交響曲第5番という構成。

【ジンマンの指揮】
ワシントンの北西40キロの地で活躍するボルティモア交響楽団は、ジンマンが音楽監督を務めた時期（1985-1998）に演奏水準を飛躍的に向上、同時代作曲家への委嘱も含めて旺盛な演奏活動を展開していました。
　今回のアルバムに含まれる3曲はその時期の代表的録音として知られるもので、ジンマンらしい率直かつメリハリの効いた演奏がチャイコフスキーの魅力をパワフルに聴かせています。
　ピアノ協奏曲第1番でソロを弾くオラシオ・グティエレスは、キューバ生まれのアメリカのピアニストで、1970年のチャイコフスキー・コンクールでは銀メダルを獲得、1975年にはプレヴィン指揮ロンドン交響楽団とチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番をレコーディングしていたので、このジンマンとの再録音は15年ぶりということになります。

【プレヴィンの指揮】
プレヴィンはロイヤル・フィルの音楽監督、首席指揮者を1985年のシーズンから務め、1992年に退任。このチャイコフスキーの交響曲第5番は初年度にレコーディングされたもので、お披露目にふさわしい充実した演奏内容でも話題となりました。（HMV）

【収録情報】
Disc1
● チャイコフスキー：交響曲第4番ヘ短調op.36 [42:33]
　I. Andante Sostenuto—Moderato Con Anima　18:23
　II. Andantino In Modo Di Canzone　10:00
　III. Scherzo: Pizzicato Ostinato—Allegro　6:05
　IV. Finale: Allegro Con Fuoco　8:05

● チャイコフスキー：幻想序曲『ロメオとジュリエット』[19:49]

　ボルティモア交響楽団
　デヴィッド・ジンマン（指揮）

　録音時期：1989年11月
　録音場所：ボルティモア、ジョゼフ・マイヤーホフ・シンフォニーホール
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）

Disc2
● チャイコフスキー：交響曲第5番ホ短調op.64 [45:41]
　I. Andante—Allegro Con Anima　15:01
　II. Andante Cantabile, Con Alcuna Licenza　13:13
　III. Valse: Allegro Moderato　5:49
　IV. Finale: Andante Maestoso—Allegro Vivace　11:38

　ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
　アンドレ・プレヴィン（指揮）

　録音時期：1984年9月
　録音場所：ロンドン、ウォルサムストウ・ホール
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）

● チャイコフスキー：ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op.23 [33:24]
　I. Allegro Non Troppo E Molto Maestoso—Allegro Con Spirito　19:38
　II. Andantino Semplice—Prestissimo—Tempo I　7:14
　III. Allegro Con Fuoco　6:32

　オラシオ・グティエレス（ピアノ）
　ボルティモア交響楽団
　デヴィッド・ジンマン（指揮）

　録音時期：1990年1月
　録音場所：ボルティモア、ジョゼフ・マイヤーホフ・シンフォニーホール
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）