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Sym, 4, 5, 6, : Karajan / Bpo (1973)

Tchaikovsky (1840-1893)

User Review :5.0

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
0734384
Number of Discs
:
1
Format
:
DVD
Other
:
Import

Product Description

TCHAIKOVSKY: Symphonies Nos. 4, 5 & 6
Berliner Philharmoniker
Herbert von Karajan

The Symphonies were recorded live with a special recording concept by Herbert von Karajan, and he did not only direct the filming, but also closely followed the editing and mastering of the symphonies

Karajan’s mid-1970s Tchaikovsky interpretations are regarded as his finest in a career of performing the Russian composer’s last three symphonies. Unitel’s films from this period documented the maestro with his great Berlin orchestra on 35mm colour film and in stereo

“Others have gotten more sadness out of Tchaikovsky… but not more virility and controlled intense beauty than Karajan in the Unitel films” (New York Times)

The Symphony No. 4 was recorded live at the Berlin Philharmonie in 1974 conducted by Karajan

Peter Ilyich Tchaikovsky [1840-1893]
Symphony No. 4 in F minor, Op. 36 (Rec. 12/1973)
Symphony No. 5 in E minor, Op. 64 (Rec. 05/1973)
Symphony No. 6 in B minor, Op.74 "Pathetique" (Rec. 12/1973)

Berliner Philharmoniker
Herbert von Karajan, conductor

Recording Location: Philharmonie, Berlin

NTSC, Region All
STEREO: PCM / SURROUND: DTS 5.1
Picture Format: 4:3
136 min.
A production of UNITEL, Munich

【Time chart: Karajan's Tchaikovsky: Late Symphonies with BPO】

Symphony No. 4
1971(EMI) 18:39+09:58+05:20+08:18=42:15
1973(DVD) 18:10+09:26+05:30+08:09=41:15
1976(DGG) 18:40+09:01+05:46+08:17=41:44

Symphony No. 5
1971(EMI) 15:47+14:18+06:17+12:38=48:56
1973(DVD) 14:58+13:20+06:17+11:53=46:28
1975(DGG) 15:43+14:29+06:30+12:24=49:06

Symphony No. 6
1971(EMI) 18:08+08:54+08:11+10:09=45:22
1973(DVD) 18:44+08:53+08:27+09:44=45:51
1976(DGG) 18:22+09:01+08:24+09:50=45:37

Track List   

  • 01. Tchaikovsky: Symphony No.4, Op.36: 1. Andante sostenuto - Moderato con anima - Moderato assai, quasi Andante - Allegro vivo [18:13]
  • 02. Andantino in modo di canzona [9:30]
  • 03. Scherzo. Pizzicato ostinato - Allegro [5:39]
  • 04. Finale (Allegro con fuoco) [8:24]
  • 05. Symphony No.5, Op.64: Andante - Allegro con anima [15:08]
  • 06. Andante cantabile, con alcuna licenza - Moderato con anima [13:24]
  • 07. Valse (Allegro moderato) [6:24]
  • 08. Finale (Andante maestoso - Allegro vivace) [12:07]
  • 09. Symphony No.6, Op.74 "Pathetique": 1. Adagio - Allegro non troppo [17:32]
  • 10. Allegro con grazia [8:53]
  • 11. Allegro molto vivace [8:27]
  • 12. Finale: Adagio lamentoso - Andante [9:44]

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 カラヤンの全盛期の映像によるチャイコフ...

投稿日:2024/01/13 (土)

 カラヤンの全盛期の映像によるチャイコフスキー。こう聞いただけで「買い」ということになろうが、ベートーヴェンやブラームスと違って、チャイコフスキーには71年のレコードがある。この映像が収録されたのが73年なので、当然両盤の演奏はよく似ている。カラヤンには、64年から66年にかけてと75年から77年にかけてDGGにレコードを制作しているが、これらは録音ポリシーもコンセプトも異なっており、先の二つの作品とはかなり性格が違っている。最初のものは世界最高のオーケストラ=ベルリン・フィルの盟主として、新時代のスタンダードを示すという気概をもってレコーディングされた『規範的』な演奏、71年のEMI盤はクォドラフォニックという録音方式の可能性を追求した『挑戦的』な演奏、73年の映像盤(本盤)は、5.1チャンネルと映像の組み合わせで、さらに臨場感を狙った『意欲的』作品、75年から77年のDGG盤は譜面上の音符を克明に鳴らし、楽曲の構造を描き切ろうといく『究極的』演奏というように、制作にあたってのコンセプトがそれぞれに異なり、それに伴って録音のポリシーも演奏スタイルも変えていることが聴き取れる。71年EMI盤と73年の映像盤の共通点は、 @個々の楽器の音を拾うより、オーケストラ全体のサウンドを鳴り響かせ、その空間の中に各楽器の音像を立体的に位置付けるというマルチ・トラックの特長を活かした録音ポリシー A縦の線を揃えて、譜面上の音符を正確に奏でるよりも音楽の流れや勢いを重視し緩急やダイナミックスの巾を広くとって、ライヴ演奏のような臨場感を感じさせる演奏スタイル の二点である。  75年から77年のDGG盤は作曲者の意図や意志は譜面上にあると信じて、その完全なる再現を徹底して追求した演奏スタイルをとり、録音方式もステレオ録音に回帰して、一つ一つの音を細大漏らさず積み上げていく『マクロ』集積的な録音ポリシーを採択している。当初75年の「第5番」を聴いた時は、ある種の「ぎこちなさ」「力み」或いは「グロテスク」な印象をもってしまい、馴染めなかった記憶がある。  そもそもカラヤンの美点は、鍛え上げた合奏能力を駆使して音価を保ちつつ旋律を歌い抜くテヌート奏法で「美しさ」と「スケール感」を両立させる絶妙なバランス感覚にあって、その言うは易く行うは難い演奏行為を「さりげなく」「スマートに」やり遂げるところに長けていたのだが、65年から75年までの10年間はそのスタイルが確立し、最高の練度にまで達したのであった。  従って、私はチャイコフスキーの後期交響曲に関しては、レコードならば71年EMI盤を、映像ならば73年盤をカラヤンの最高の成果としたい。ただし、それだけカラヤンの特徴が明確に打ち出されているということで、アンチ・カラヤンの方には60年代のDGG盤をお勧めする方がいいかもしれない。  尚、カラヤンは晩年にウィーン・フィルともう一度レコードと映像を遺したが、これは特殊な演奏だ。カラヤン自ら《テスタメント》と称して取り組んだ作品だが、かつての「さりげなく」「スマート」なスタイルをかなぐり捨てて、「主情的」ともいえる表現に驚かされる。確かに「感動的」だが、何度も聴くと「苦しく」なってくる。レコード芸術としては全盛期のものを採るべきであろう。

jasmine さん | 愛知県 | 不明

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当ディスクに収められているものは、1973年...

投稿日:2023/09/03 (日)

当ディスクに収められているものは、1973年の録音。5.1サラウンドの音声が入っているので買った。数年後のDG録音のものはSACDで持っている。比較して聴いていた。  交響曲第4番ではやはり2楽章、コッホであろうかオーボエの音色が忘れられない。映像は元より興味がないのだが、カラヤンの指揮ぶりもかっこいい。そして何より5.1サラウンドの立体感としての強みが如何なく発揮されている。交響曲第5番は、数年後のDGセッション録音が癖のあるレコーディングエンジニアのせいで出だしから聴こえづらい。このDVDを聴けばカラヤンが普通の音量で奏でていることがよくわかる。ただ4番と比べると音像がいまいちはっきりしない。録音まで考慮すると1964年盤がいいかな。交響曲第6番を聴くとカラヤンが本当にこの曲を得意にしていたことがわかる。セッション録音と基本的なアプローチは変わらない。迫力は当盤に軍配が上がるか。

ゆっきー さん | 千葉県 | 不明

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カラヤンがオーケストラの映像に目覚めたの...

投稿日:2019/05/20 (月)

カラヤンがオーケストラの映像に目覚めたのは、来日の折、NHKのオーケストラ撮影を見たことがきっかけであると言われている。それからカラヤン自身が映像監督を兼ねてベルリンフィルを題材にオーケストラ作品の映像化に取り組んだ。その成果の一つがこのDVDである。チャイコフスキーの最高峰の交響曲第四番・五番・六番が映像化されている。演奏・撮影は、1973年でカラヤン、ベルリンフィルの絶頂期である。カラヤンの映像のセンスには疑問がある。私はNHKでテレビ映像のディレクターを10年以上やってきた見地からしても、音楽の映像化とは見ている人を「時には同意させ」「時には裏切り」「結果として聴衆を満足させる技術である」。カラヤンは指揮者であるが、音楽を映像化する技術には経験が足りない。映像はカラヤンを中心としたもので、音楽の全体像には程遠い。まあ、映像を見ていて「飽きたら」音楽を聴けば良い。ベルリンフィルの演奏は20世紀の音楽遺産である。映像は「おまけである」と割り切って楽しめばそれなりに満足できるDVDである。従って星4つである。

ゲゲゲアサ さん | 神奈川県 | 不明

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