CD

(Xrcd24)sym, 4, : Monteux / Bso

Tchaikovsky (1840-1893)

User Review :5.0
(4)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
JMXR24015
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Xrcd

Product Description

モントゥー&ボストン響 / チャイコフスキー:交響曲第4番(XRCD)

原音探究
人間の真実の恐れと苦悩を余すところなく表現し尽くした、モントゥーの凄絶な名演・名録音。

・チャイコフスキー:交響曲第4番へ短調 op.36
 1 Andante sostenuto ; Moderato con anima [17:31]
 2 Andante in modo di canzona [08:11]
 3 Scherzo : Pizzicato ostinato(Alleglo) [05:14]
 4 Final : Allegro con fuoco [08:44]
 ボストン交響楽団
 ピエール・モントゥー
 録音:1959年 ボストン、シンフォニー・ホール(ステレオ)

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モントゥーによるチャイコフスキーの三大交...

投稿日:2011/05/01 (日)

モントゥーによるチャイコフスキーの三大交響曲の演奏は、ほぼ同時期に録音されたムラヴィンスキー&レニングラード・フィルの歴史的な超名演(1960年)と比較すると、知る人ぞ知る存在に甘んじていると言わざるを得ない。このうち、交響曲第4番については、ムラヴィンスキーの演奏があまりにも凄い超絶的な名演であるために、他の演奏は不利な立場に置かれていると言わざるを得ないが、私としては、ムラヴィンスキーの名演は別格として、それに次ぐ名演としては、カラヤン&ベルリン・フィルによる演奏(1971年)と本演奏を掲げたいと考えている。このうち、カラヤンの演奏は、ベルリン・フィルの卓越した技量を駆使したオーケストラ演奏の極致と言うべきもので、これにライブ録音を思わせるようなドラマティックな要素が付加された圧倒的な音のドラマであったと言える。これに対して、モントゥーによる本演奏は、同曲にこめられた、運命に翻弄される作曲者の苦悩や絶望感、そして生への憧憬などを徹底的に追及するとともに、それを音化することに成功した彫の深い演奏に仕上がっていると言える。極論すれば、カラヤンの演奏が音のドラマであるのに対して、本演奏は人間のドラマと言った趣きがあるとも言えるところである。全体としては、ムラヴィンスキーの演奏と同様に、早めのテンポ(ムラヴィンスキーより快速の39分で全体を駆け抜けている。)による引き締まった造型が印象的であるが、かかる堅固な造型の中において、モントゥーは、細部に至るまで彫琢の限りを尽くしたドラマティックな演奏を展開していると言える。トゥッティに向けて畳み掛けていくような気迫と力強い生命力は、圧倒的な迫力を誇っており、とてもスタジオ録音とは思えないような壮絶の極みとも言える劇的な演奏を展開している。第2楽章のロシア風のメランコリックな抒情の歌い方にも、格調の高さが支配しており、高踏的な美しさを誇っているのは、モントゥーだけに可能な圧巻の至芸であると言えるだろう。モントゥーの確かな統率の下、圧倒的な名演奏を繰り広げているボストン交響楽団にも、大きな拍手を送りたい。録音は、従来盤が50年以上前のものということもあってややデッドで音場が広がらないという問題があったが、数年前に発売されたSHM−CD盤によって、比較的良好な音質に改善されたと言える。しかしながら、本XRCD盤はさらに鮮度の高い音質に生まれ変わっており、50年以上も前の録音とはとても思えないような高音質に大変驚かされた。既にSACD化された第6よりも音圧があると言えるところであり、いずれにしても、モントゥーによる至高の超名演をXRCDによる高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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素晴らしい音質であり、オリジナルLPに匹敵...

投稿日:2011/02/13 (日)

素晴らしい音質であり、オリジナルLPに匹敵するには驚いた。もうアナログ盤信仰は不要である。ただ本盤だけでなく、このXRCDシリーズではモーターの唸り音が混入していることがある(録音会場外で自動車が走っているような)。これはオリジナルアナログにはなかったので、XRCD化に際して何らかの事情があったのであろう。大変気になるほどのレベルではないものの、少し残念。なお6番悲愴はSACD化されているので、残るは5番(コレが一番の名演)。なんとか高音質化を望みたいものである。

ゆりぞう さん | 兵庫県 | 不明

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古い時期なのに録音が素晴らしくよい。某所...

投稿日:2008/05/24 (土)

古い時期なのに録音が素晴らしくよい。某所にて聴かせていただいた初期LPに匹敵する音質、演奏の良さとあわせ何度も聴いている。装置の水準が標準をこえていれば宝物となること間違いなしです。

くららの父 さん | 岐阜県 | 不明

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