Ma Vlast, Orch.works: Valek / Prague Rso

スメタナ：管弦楽作品集（３ＣＤ）
ヴァーレク＆プラハ放送交響楽団
熱い血がたぎる！　スメタナの管弦楽曲集成

チェコの名匠ヴァーレクと手兵プラハ放送響による最新アルバムは母国の大作曲家スメタナのセット。代表作『わが祖国』はもちろん、チェコ国民音楽の基礎を築いて重要な意味をもつ交響詩や、聴く機会のあまり多くはない勝利の交響曲などスウェーデン時代のも
のまで主要な管弦楽作品をほぼ網羅しています。
　チェコ音楽史における歴史的な瞬間（1868年5月16日）、自作オペラ『ダリボル』とともに国民劇場の定礎式に演奏された祝典序曲。じつに生き生きとしていて、作品に込められた特別な思いが血を呼び覚ますかのようです。ピアノ曲からの編曲となるポルカも弾み返る楽しさでいっぱい。
　当コンビではドヴォルザーク（SU3802）とチャイコフスキー（SU3862）の交響曲全集も好評価を得ていますが、スメタナもまた改めて実力の高さを知らしめる内容となっています。（キングインターナショナル）

スメタナ：
CD-1
・連作交響詩「わが祖国」
CD-2
・交響詩『リチャード３世』 Op.11
・交響詩『ヴァレンシュタインの陣営』 Op.14
・交響詩『ハーコン・ヤルル』Op.16
・ゲオルギーネ・ポルカ ニ長調 B13（1840）管弦楽編曲：イシャ・クレイチー
・ルイーゼ・ポルカ 変ホ長調 B12（1840）管弦楽編曲：イシャ・クレイチー
CD-3
・祝典交響曲（勝利の交響曲）ホ長調 Op.6
・シェイクスピア祭のための行進曲 Op.20
・祝典序曲 ハ長調 B136
・ポルカ『われらの乙女たちに』 T49
　プラハ放送交響楽団
　ヴラディミール・ヴァーレク（指揮）
　録音：2001年（わが祖国）、2005-2006年　プラハ