SACD Import

Complete Symphonies : Okko Kamu / Lahti Symphony Orchestra (3SACD)(Hybrid)

Sibelius (1865-1957)

User Review :4.5
(9)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
BISSA2076
Number of Discs
:
3
Label
:
Bis
Format
:
SACD
Other
:
Hybrid Disc,Import

Product Description

The 150th anniversary year of Jean Sibelius has seen a surge of releases of the complete cycles of his sweeping symphonies. The Lahti Symphony Orchestra whose Sibelius discography has been hailed as revelatory presents their second visitation with the cycle in this boxed set of recordings made between 2012-14 including three SACDs with a surround sound option, and a comprehensive booklet with informative notes by Andrew Barnett, author of Sibelius (Yale University Press). The first complete Sibelius cycle recorded by conductor, Okko Kamu ; their previous recording of Tapiola garnered numerous awards and critical acclaim.

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ベルグルンドを始めとしたほぼ全ての演奏を...

投稿日:2016/05/26 (木)

ベルグルンドを始めとしたほぼ全ての演奏を過去にしてしまうような全集。カムの指揮は各レビュアーの指摘する通りベルグルンドとは真逆のスタンスで、作為的な揺らし方を全くせず音楽の流れに完全に身を委ねています。しかし相当細部までスコアを読み研究したのでしょう、アンサンブルについてはそれと気づかぬように、発音をずらしたり合わせたりと、細かいところまで演奏し分けているのがわかる。2番の冒頭などではその効果がはっきりと聴こえます(間違ってもここの縦の線を合わせきってはならないという強い意志を感じる!)。それでも崩壊せず、音楽が自然に流れ、歌いに歌うさまはまさに至福。間違っても最近好まれがちな辛口演奏などではなく、そのほぼ全てが屈指の美演と言っても差し支えない演奏です。 更に特筆すべきはその録音。全て上質だけれど、特に5番はあらゆるクラシック音楽の録音の中でも最高級のものではなかろうか。絹のような弦の音色の上に、確かなホールの奥行きを感じる木管が合わさる…まではよくあるタイプの録音なのだけれど、そういった録音でここまで定位がはっきりしていて、楽譜の隅々まで見渡せる録音は聴いたことがありません。スタジオモニターで聴いて驚きました。BISのスタジオは、例えばEXTONなどと比べると機材はそれほど高価でもなくミックス環境もホームユースに近いものが多いようなのですが、それでここまで高品位な録音・編集ができるというのは、エンジニアの腕がよほど良いからなのでしょう。

Seiru さん | 千葉県 | 不明

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 1999年にこのオケが,ヴァンスカに率いら...

投稿日:2016/05/16 (月)

 1999年にこのオケが,ヴァンスカに率いられて初めてすみだトリフォニーHに登場した時の衝撃は今でも忘れられない。北欧の小都市の小さなオケである彼らが披瀝したのは,それまで聴いたこともない,緻密・精細で,あたかも一つの楽器が鳴っているかのように有機的な,しかもローカルでありながらローカリティに寄り掛からない,全く新しいシベリウス像だった。4夜のツィクルスに通い詰め,息をするのも忘れるほど夢中で聴き入った。客の入りはもう一つだったように記憶しているが,それが幸いして,当時の彼らにしか出せなかったであろう,楽員相互の聴き合いの賜物と思われる,全く濁りの無い音程による「究極のPP」を,身体全体を耳にして聴き取ることができた。  しかしながら,今回のカム盤を聴いてがっかりした。何だ,この焦点の合わなさは?自然体といえば自然体だが,アンサンブルの精度も落ちているし,オケ全体に強い表現意欲が感じられず,おおらかというより無神経に鳴っている印象だ。音量的にも「sempre mf」みたいなメリハリのないもので,ヴァンスカ時代の精緻さは全く影を潜めてしまっている。個人的に,元々カムという人の指揮は,私にはやはり少々無神経と感じられ,余り好きになれなかったのだが,今回のCD,更に東京オペラシティでのツィクルスを聴いて,「カムはカムで,基本的に昔と変わっていないのだ。」と思い知らされた。コンサート・ミストレスは,「マエストロは何をしても許してくれるので,私たちは自由に演奏できる」というような発言をしているようだが,果たしてそれで有機体としてのオーケストラが保たれるものだろうか?帝王のように君臨する必要はないが,プレイヤーがどんな演奏をしても許されるのでは,主張・方向性のはっきりした音楽にはならないのでは,と危惧する。尤も,それだけヴァンスカの指揮・指導が厳しいものだったのかもしれないが,それがあって初めて維持されていた,かつての素晴らしいラハティ・サウンドだったのではないだろうか。  なお,東京オペラシティの演奏会にはヴァンスカも来場していたが,彼は全く変貌してしまったかつての手兵をどう聴いたであろうか?

Abbadian さん | 東京都 | 不明

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東京オペラシティで聴いたこのコンビのコン...

投稿日:2016/03/21 (月)

東京オペラシティで聴いたこのコンビのコンサートが素晴らしかったので買いました。細部までとても気を配って大切に弾いています。特に4番以降は、曲に秘められた繊細で内面的な部分を丁寧に解きほぐして示しており、極めて秀逸です。

saitaman さん | 埼玉県 | 不明

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