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Comp.symphonies, Etc: Tilson Thomas / Cso, Concertgebouw.o

Ives (1874-1954)

User Review :4.5
(4)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SB3K87746
Number of Discs
:
3
Format
:
CD

Product Description

ティルソン・トーマス / アイヴズ:交響曲全集、他 

コンセルトヘボウ管弦楽団 
シカゴ交響楽団 
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮) 

1981-89年デジタル録音。ティルソン・トーマスの類まれな才能とセンスが光る素晴らしい名演揃いのセット。いささか難解ともいわれるアイヴス作品が、驚くほどの生彩を帯びて再現される有様には感嘆を禁じえないほどです。
 最近リリースされたマーラーの交響曲第9番での緻密をきわめた演奏でも実証されたとおり、ティルソン・トーマスは手がける作品が複雑な構成を持てば持つほど、まるで水を得た魚のように実力を発揮する指揮者。ここでも、頻出する民謡素材の挿入や、まったく異なる要素が同時進行しながら移り変わっていくコラージュ的な手法など、アイヴス独特の音楽をいとも鮮やかに描き尽くしています。
 ポスト・マーラーといわれ続けながらもなぜかメジャーに浮上してこないアイヴズの交響曲ですが、こうして良い演奏がお買い得価格で登場すると事態はあるいは好転するかもしれません(?)。
 ここでは、賛美歌の引用を含む第1番と第4番、『ホリデイ・シンフォニー』、『答えの無い質問』、『宵闇のセントラルパーク』をシカゴ交響楽団(および合唱団)が演奏し、第2番と第3番を名門コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏、両オーケストラの技術はさすがに高度なもので、演奏への貢献度はもちろん絶大ですが、それもやはり、2つの名門オケを縦横に操ったティルソン・トーマスの見事な指揮があってのことでしょう。

アイヴズ

・交響曲第2番 V-11
・交響曲第3番 V-15『キャンプ・ミーティング』
 コンセルトヘボウ管弦楽団

・交響曲第1番 V-8
・交響曲第4番 V-39
・賛美歌 W-15-1
・交響曲『ニュー・イングランドの休日(ホリデイ・シンフォニー)』
・答えのない質問 V-23-1[改訂版]
・宵闇のセントラル・パーク V-23-2
・答えのない質問 V-23-1[原典版]
 シカゴ交響楽団&合唱団

 マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
 録音:1981-89年[デジタル]

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Comprehensive Evaluation

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「演奏と録音は全くの別物である」このテー...

投稿日:2009/10/11 (日)

「演奏と録音は全くの別物である」このテーゼを戦略的に使いこなす最高の指揮者による最高の仕事の1つ。高音質のデジタル録音を使い、アイヴズの交響曲の、コラージュの楽曲分析を隅々まで明確化する試み。抜群の能力を持つ指揮者とオケと録音スタッフ。彼等なくしては決して作れなかった演奏。復調、ポリリズム、12音技法的な発想など、アイヴズの実験的な作曲技法が鮮やかに聴き取れる。作曲家と演奏家、聴き手の間に介入するテクノロジーの問題。テクノロジーにおける作曲家と演奏家の意図の問題が無視できなくなる。現在跋扈しているくだらない人工的な音響作成とは、全く次元の違う、極めて創造性の高い凄い仕事です。

蝉の抜殻 さん | 神奈川県 | 不明

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コンセルトヘボウとの2番、特に終わりから...

投稿日:2006/12/02 (土)

コンセルトヘボウとの2番、特に終わりから数分の所にある チェロのソロが最高!! アメリカ音楽を聴いて、いいなと思った初めての演奏。 MTTの他のアメリカ音楽の録音も聴いてみたくなった。

TJ さん | 小田原 | 不明

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演奏の良し悪しは分かりませんが、アイヴス...

投稿日:2006/10/24 (火)

演奏の良し悪しは分かりませんが、アイヴスは深い音楽を書いたなと思いました。全く出鱈目でない詩魂に満ちている人です。但し1.2番は習作の域を出ず。

小鳥遊 司 さん | 北海道 | 不明

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