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Symphonies Nos.2, 3 : Pretre / Berlin Deutsches Symphony Orchestra

Brahms (1833-1897)

User Review :5.0
(3)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SSS0129
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

巨匠ジョルジュ・プレートル最新作!
ブラームス:交響曲第2番、第3番


巨匠ジョルジュ・プレートル、久々に「WEITBLICK」からの発売になります。今回は最新録音によるブラームスの交響曲集です。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。

「第3番は、その感情的な旋律の揺さぶり、テンポの変化を想像してしまうが、実に率直なアプローチで驚かされる。爽快で誤解を承知で言えばまことにスポーティなのである。高速道路を性能の良い車で走っているような雰囲気すらある。第2楽章も、巨匠が緘徐楽章の演奏でしばしば聴かせる、矯めに矯めて爆発させるという手段を用いない。不自然な拘泥は一切ないのだ、思い切りの良い演奏と言っても良い。ところが第3楽章が始まると、ここに巨匠の真骨頂が表れてくる。止まりそうなほど・・・という遅さではないが、情感はたっぷりに奏される。そして美しい旋律を羽毛のように浮遊させる。優秀なホルンの美しい咆哮(それも静かな)は、まるで遠く離れた山奥から聴こえて来るようだ。その夢幻的な表情付けを聴けば、やはりプレートルにしかできない演奏だなと納得し、大いに首肯せざるを得ない。第4楽章は、基本的には第1楽章の演奏を継承したものと言えるだろう。そのケレン味のない味わいには聴いていて襟元を正したくなるが、生真面目一辺倒に終わらないのがこの芸術家だ。フィナーレのコーダのチェロの音色など、モノクロ映画に一瞬色彩が入るかのような衝撃と官能が聴き取れるだろう。
 第2番もまた軽やかな足取りの演奏である。第1楽章提示部こそは、結構ゆっくり丁寧に奏でられ説明的な表現とも言えるが、展開部以降はぬかるみを荷車曳くようなもたつきは一切なく、雲の上を歩くようだ。そしてクライマックスに至るまでの焦燥も見事。第3楽章は、第4楽章へバトンを渡す通過点という感がある。白眉は終楽章であろう。プレートルの豪快な芸風が炸裂する。身振りの大きな音楽で、一気呵成にフィナーレの大きな歓喜に突き進む。存分に延ばされたフェルマータも凄い迫力である。」ライナーノートより(TOBU)

【収録情報】
1. ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 op.90
2. ブラームス:交響曲第2番ニ長調 op.73

 ベルリン・ドイツ交響楽団
 ジョルジュ・プレートル(指揮)

 録音時期:2008年10月27日(1)、2011年2月6日(2)
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:デジタル(ライヴ)

 演奏タイミング:
 第3番(I.12:27 / II.7:52 / III.7:15 / IV.9:09)
 第2番(I.14:43 / II.9:42 / III.5:04 / IV.9:29)

Track List   

  • 01. Brahms: Symphony No. 3, Op. 90: I. Allegro con brio [12:27]
  • 02. II. Andante [7:52]
  • 03. III. Poco Allegretto [7:15]
  • 04. IV. Allegro [9:09]
  • 05. Symphony No. 2, Op. 73: I. Allegro non troppo [14:43]
  • 06. II. Adagio non troppo [9:42]
  • 07. III. Allegretto grazioso (Quasi Andantino) Presto ma non assai [5:04]
  • 08. IV. Allegro con spirito [9:29]

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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中々いい演奏をしてます。なるほどっていう...

投稿日:2021/03/09 (火)

中々いい演奏をしてます。なるほどっていうような点もあり面白いです。

あじ さん | 不明 | 不明

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プレートルが1月4日に亡くなった。92歳。私...

投稿日:2017/01/08 (日)

プレートルが1月4日に亡くなった。92歳。私が驚いたのは2008年のニューイヤーコンサートだった。当時83歳の彼の音楽は経験と若さが程よくブレンドされた見事な演奏だった。それ以来10年近く彼の音源を過去も含めて追い求めてきた。このブラームスの2曲も見事なもの。2番の流動性。3番の味わい深さ。 どちらも基本の「明るさ」を決して忘れない哀愁ある秀演である。 3番の第三楽章を聞きながら彼の冥福を祈りたい。 繰り返しになるが彼晩年の10年はまさに神であった。 ありがとうございました。

藤枝梅安 さん | 東京都 | 不明

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海賊盤ではすでに入手可能な音源だ。3番は...

投稿日:2012/06/16 (土)

海賊盤ではすでに入手可能な音源だ。3番は発売中の展覧会の絵の前プロ。この3番の3楽章の泣けること!こんなに心に訴える3楽章はかつてあっただろうか。この3楽章だけでも十分価値あり!2番も力強くフランスの香りというよりしっかりとしたブラームスを聴かせてくれる。いわゆる変態な解釈はない。新たな王道のブラームスの登場だ。もう一度言うが、3番の3楽章でどっぷり浸ってプレートルの世界に旅立とう!

ヤクルトファン さん | 埼玉県 | 不明

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