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Waltz For Debby

Bill Evans

User Review :4.5

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
APJ009
Number of Discs
:
1
Original Release Year
:
1961
Format
:
Vinyl

Product Description

1956年に録音された『ニュージャズ・コンセプション』から次の『エヴェリバディ・ディグス・ビル・エヴァンス』まで2年間が経過していることからもエヴァンスの人気と実力が58年のマイルス・グループへの参加によってステップアップしたことには間違いない。やがて、本作のメンバーの二人に出会うことによってエヴァンスはマイルス傘下から抜け出して独自の道を歩み始めた。そうした意味ではこの作品に収められた演奏はエヴァンスにとっての『独立宣言』といっていい演奏である。ジョン・コルトレーンがマイルスから離れていったと同じ様にエヴァンスもジャズの歴史に名前を残す“ジャイアント・ステップス”を掛け上がって行った。  1961年6月25日日曜日、ニューヨークのクラブ、「ヴィレッジ・ヴァンガード」は静かな興奮に包まれていた。午後2回夜3回のステージはリヴァーサイドの手によってライブ・アルバムとして録音された。そして、何とこの録音のたった10日後、ラファロは自動車事故死するのである。その意味では鍛錬の時期からついにバド・パウエル以降のピアノ界に燦然と輝くピアノ・ジャイアンツの座を手に入れつつあったエヴァンスが、ライブという場で行った最高のプレイがここに収められている。アルバムとしては追悼の意味を込めてラファロをより多くフィーチャーした『サンデイ・ナイト・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』が先に発売されたが、まったく甲乙付け難い演奏が繰り広げられている。  近年、この日のステージの録音の23曲が発掘され、それぞれ前作に5曲、本作に4曲が追加収録された。静かに演奏されるエヴァンスのピアノのバックから聞えて来るヴァンガードの観客のざわめきはそのまま時代の空気を伝えてくる。また、最近のオーディオ・テクノロジーの進歩によってかつて聞こえなかったざわめきもはっきりと聴き取ることが出来る様になり、この晩の興奮が一層ストレートに伝わってくることになった。

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Comprehensive Evaluation

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61年のライブ録音。 スコット・ラファロと...

投稿日:2021/07/08 (木)

61年のライブ録音。 スコット・ラファロとポール・モチアンという、最強メンバーでのトリオの演奏が炸裂。未だに、人気上位に来る名盤中の名盤です。小難しいこと考えずに、誰でも聴けますので、ちょっとジャズはなあ、という人もどうぞ。とにかく、ジャズの中では、知らない人がいないアルバムの一つです。

どん さん | 東京都 | 不明

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一生聴ける名盤としてすぐに思い浮かぶ作品...

投稿日:2021/03/03 (水)

一生聴ける名盤としてすぐに思い浮かぶ作品。はじめて聞いた時にその凄さに気が付かなかった理由がわからない。有名な2曲はもちろんのこと、Milestoneの濁流にのまれるような感覚は唯一無二。

てのりくじら さん | 大阪府 | 不明

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本盤のCD盤での決定盤はリヴァーサイド(OJC)87年...

投稿日:2015/09/16 (水)

本盤のCD盤での決定盤はリヴァーサイド(OJC)87年盤です。マスターも最良ですし何より87年当時のデジタルリマスターでもう既に最高の音です。音は力強く曲順はボーナストラックをミックスした編集ですが不自然なフェードイン、アウトが無く曲がスムースにつながっています。最高のワルツフォーデビイがここにあります。

井熊 さん | 静岡県 | 不明

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