Bariton & Bass Collection Review List
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Posted Date:2025/05/04
シューベルティアーデならぬクルターグの周りに集まった人々が織り成す作品集。アップルが敬愛するというこの作曲家の、詩への鋭く豊かな視点をロマン派の作品や自作を通して眺める構成なのだろうか。アップルの歌声は柔らかく潤いを持っていると感じた。シューベルトなどの作品では情感を大切にし、同時にクルターグの作品でも詩(言葉)への敬意を感じる。「それぞれの天職」これは詩人、作曲家そして歌手、演奏者の邂逅を意味しているのか、真意は判らないが各時代に生きた(クルターグやアップル達は「生きている」だが)彼らへのオマージュとして私は聴いている。
うーつん .
Posted Date:2025/03/19
聞いていて、とても気持ちの良い歌声とピアノである。二人の作曲者の作品はバリエーションに富み、聞くものを飽きさせない。老練なピアノ伴奏でゆったりと歌っている。
げたんは .
Posted Date:2025/03/08
私にとってはオリジナルジャケットか否かはモノとしの価値(購買意欲)が大きく変わります。
Sunday .
Posted Date:2024/10/17
ピエロ・カプッチッリとほぼ同世代のため、1960年代から70年代はカプッチッリの影に隠れることが多かったが、カプッチッリが交通事故で第一線から離脱すると、一躍イタリア・バリトンの第一人者として人気を博したのがレナート・ブルゾンである。アバドやムーティからは評価されたが、クライバーとは「オテロ」で衝突した。カプッチッリのような輝かしいヴェルディ・バリトンの声質ではなく、陰影が濃く、渋味のある美声はバスティアニーニを彷彿とさせるが、劇場を震わせるようなダイナミックなものではなく、クライバーとは相性が悪かった。このCDに収録されているリサイタルには実際足を運んだが、ブルゾンの高貴な歌唱には深く感動させられたことを今でもよく覚えている。低音の響きが弱いという欠点はあるものの、その豊かな語り口や精緻な感情表現は素晴らしい。オペラでは自身に合わないようなスカルピアなども歌っていたが、こうしたリサイタルでは自らの個性を最大限に発揮出来る作品ばかりを取り上げることが出来るので、ブルゾンの最良の歌唱を聴くことが出来る。イタリア・オペラのファンばかりでなく、多くの音楽ファンに勧めたいアルバムだ。
banban .
Posted Date:2022/11/28
後期ロマン派ドイツ歌曲の精髄ともいえるプログラム。と偉そうに言ってもプフィッツナーの歌曲はこれが初体験。渋くて難解かなと恐る恐る聴いたがなかなか濃厚な歌がそろっており、もっと触手を伸ばしてみようかなと興味津々。 元々はゲルネの歌うヴェーゼンドンク歌曲集と「四つの最後の歌」の第4曲「夕映えの中で」が目当てで入手したのだが、全体の「夕映え」「夜」にちなんだ曲に彩られた濃厚な気配がとても気に入っている。「夜」が醸し出す、理性と狂気がすれすれに拮抗する不思議な情感。妖艶かつ、仄かな退廃の香りを漂わせたあやうい空気感が全体を通して漂う。これを演出するゲルネの深く濃厚な歌声に合わせているのがチョ・ソンジンの清らかな伴奏。質的に合わないのではないのだろうかと心配したが、むしろ上手い塩梅にマッチしているのが驚きだった。伴奏もこってりだったら少し辟易としていたかもしれない。チョ・ソンジンのピアノは知的であまり前に出ず、要所を丁寧におさえているような感じがして彼の資質の高さを感じた。
うーつん .
Posted Date:2022/11/23
絶妙な渋好みのプログラミング。ゲルネとトリフォノフ、どちらのアイディアだろう。じっくりと、かつ深々として、心のひだに沁み込むようなゲルネの歌声は相変わらずのすばらしさ。そこに表現の広さと新たな物を吸収しようとする点では他の若手と比べ秀でたものを持つトリフォノフのピアノ伴奏を得て、素晴らしい出来あいだ。ブラームスは他レーベルに録音してあったが、ここに改めてのせてくるあたりにゲルネの並々ならぬ意気込みを感じる。ベルクの作品2はモノクロームに薄めの明るい光彩が添えられたような表現がやけに艶やか。ヴォルフとショスタコーヴィチは歌を愉しむというより詩を吟じ、味わうような趣き。シューマンは特にすばらしい。豊かな声量を振り回さず、繊細な歌いまわしによって傷つきやすい詩人の心の裡を細やかに歌い上げる。曲によって細やかに変化するトリフォノフの伴奏がゲルネの歌に寄り添う。ゲルネが次に来日するのはいつだろう。伴奏は誰がするのだろう。可能であればこのコンビと曲目で一夜設けてほしいものだ。とはいえ、この組み合わせでコンサート開くのは困難だろうから、このCDを繰り返し聴いて我が心の慰めにしていこうと思う。おすすめです。
うーつん .
Posted Date:2022/06/22
最近購入したCDで一番感動しました。ゲルネの彫りの深い歌唱とトリフォノフの表情豊かな伴奏が相俟って、80分近い長時間収録盤を一気に聴き入ってしまいました。現在ゲルネは最高のリート歌手といえるのではないでしょうか。
好事家 .
Posted Date:2021/03/14
当時すでに要介護状態であったジョージ・ロンドンのために催された演奏会。プログラムはロンドンのレパートリーから選ばれている。 グルベローヴァとアライサはまだ30代。瑞々しい声と映像が嬉しい。 一方リザネクとキングは60歳目前。この二人でワルキューレ第1幕の最後の場面。これが凄い熱演。リザネクは1951年のバイロイト復活公演でジークリンデを歌ったので、この時点で30年以上この役を歌っている事になる。キングもバイロイトでジークムントを歌っていて、ベーム指揮の録音もある。この二重唱は感無量(さすがに「ノートゥンク!」は声に年齢を感じる)。 ボーナストラックにロンドンの往年の映像も。ちょっとクセがあるが、その分印象的だ。テレビ用のカラー映像と、モノクロだが舞台映像もあって、DVDとして気の利いた編集だ。
Cherubino_492 .
Posted Date:2021/03/09
イギリス、ドイツ、イタリア、フランス、それぞれ国で、それぞれの言語の誌に基づいて書かれた歌曲4編を集めたアルバム。バリトン独唱はドイツのディートリヒ・ヘンシェルだが、いずれの曲も流暢で、相応しい響きを聴かせてくれる。ヘンシェルの声質と歌いぶりは、フィッシャー・ディースカウを彷彿とさせるところがあり、貫禄と落ち着きが感じられる。いずれの楽曲も、テイストが幾分ドイツ歌曲よりになっているかもしれないが、日本のファンの場合、ドイツ・リートのなじみが深い分だけ、しっくりくると思う。シュヴィングハマーの伴奏も、実にうまい。 選曲も魅力たっぷり。ヴォーン・ウィリアムズの歌曲集「旅の歌」はイギリス歌曲を代表する名作であり、第2曲「美しい人よ目覚めよ」の旋律の美しさは、名品の薫りを漂わせる。ヴォーン・ウィリアムズが書いた最高傑作と言っても良いかもしれない。マーラーの「さすらう若者の歌」は、ピアノ伴奏で聴くことは多くはないが、描写的な部分で、ツボを押さえたシュヴィングハマーのピアノが心憎いばかりで、とても聴き味が良い。イタリアの名品、、イルデブランド・ピッツェッティの「ペトラルカの3つのソネット」が収録に選ばれているのも嬉しい。多くの歌曲を書いた人だが、日本では、その作品があまり知られているとは言えない。このアルバムは、イタリア歌曲の美しさを知るきっかけにもなるだろう。 デュパルクからは世紀の名作「旅への誘い」ほか単独歌曲が選ばれている。〜わが子よ、妹よ、甘い夢を抱くがよい、あの地へ行って、共に暮らし、暇にまかせて、愛し合い、愛して、そして死ぬ夢を〜で開始されるボードレールの詩、暗く垂れこめた雲間から光がしてきて、次第に世界を染めていくような美しい経過を感じさせてくれて、感慨深い。そして、末尾に美しい「溜め息」が収録されていて、このアルバムにふさわしい締めくくりとなる。
ココパナ .
Posted Date:2021/02/27
ヘルマン・プライも亡くなって随分経ちます。そろそろ忘れられた人になりつつあるのかとは思いますが、こういう録音集が残るのはいいなぁとは思います。ただ、良くも悪くも、幅広いのですよね。よく並び称されるフィッシャー=ディースカウとの違いは、体系的な録音集の有無、かなと思います。ディースカウはシューベルト全集、シューマン全集、といったようなまとまった録音がグラモフォンであるのですが、それに匹敵するものがプライにはないのですよね。(フィリップスにあるにはあるのですが、それでもそこまでまとまったものではなく) そういう意味ではこの録音集は得難いものではあります。幅広く網羅しているので、魅力を余すところなく伝えている.....と言いたいのですが、実は、プライを語るならば、かつての映画仕立てでアバドが振った「セビリアの理髪師」の映像は外せない...とか、もう言い出したらきりがないのですけれどもね。まずはここから。
Verdi . |50year
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