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教場0 刑事指導官・風間公親

長岡弘樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093864787
ISBN 10 : 4093864780
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2017
Japan

Content Description

あの鬼教官が、殺人現場に臨場!

第一話 仮面の軌跡
日中弓は、借金の肩代わりに芦沢健太郎と交際を続けてきた。大企業の御曹司から見初められ別れを告げるが、芦沢に二人の秘密を暴露すると言われる。
第二話 三枚の画廊の絵
画廊を営む向坂善紀は四年前に離婚し、息子匠吾の親権を手放した。高校二年生の匠吾には、抜群の芸術的センスがある。本人も芸大進学を希望しているが、その夢を阻む者が現れた。
第三話 ブロンズの墓穴
佐柄亜津佐の息子である小学三年生の研人は、学校でいじめに遭い、登校拒否になってしまった。だが担任の諸田伸枝は、いじめの存在を認めない。面会を拒否する諸田に、佐柄は業を煮やしていた。
第四話 第四の終章
派遣社員の佐久田肇は、隣室に住む女優筧麻由佳の美しさに惹かれていた。その佐久田のもとへ、麻由佳が助けを求めてやってくる。彼女の部屋にで俳優の元木伊知朗が、自殺しようとしているというのだ。
第五話 指輪のレクイエム
自宅でデザイン事務所を営む仁谷継秀は、認知症の症状が進む妻・清香の介護に疲れ果てていた。仁谷は五十歳、清香は七十歳。こんな日が来ることを覚悟はしていたが、予想よりも早かった。
第六話 毒のある骸
国立S大学の法医学教授である椎垣久仁臣は、服毒自殺した遺体を司法解剖する際、事故を起こし、助教の宇部祥宏に大けがを負わせてしまった。事が公になれば、自らの昇進が流れてしまう。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    長岡弘樹は、新作中心に読んでいる作家です。教場(スチュワーデス物語?)シリーズ第三弾の連作短編集、今回は風間道場で指導官の立場なので、普通に警察小説と言った感じでした。面白くなくはないですが、教場シリーズの前2作ほどのザワザワ感はありません。オススメは『第四の終章』と『指輪のレクイエム』です。

  • Yunemo

    まだ若き時代の風間教官。ノウハウ、手法の伝授、というより刑事という職業の真の意味、自分自身で解決に向けて、推理し確証を積み重ねていく発想と粘り強さ。このOJT手法、どんな業界にも通じるものですね。新人をどう育てていくのか、やる気のある人間をどう取り上げていくのか。内容は、というと、言葉悪く言えば爽やかすぎて、心の闇をこれでもかというほど記した前2作に比して、物足りなさ感が。でも、だからこそ「0」で良いんです。この道場を卒業した6人のその後の物語も、またまたこの時代の前の風間刑事の活躍も、と想いは募ります。

  • サム・ミイラ

    刑事時代の風間教官を描く教場前日譚。片目を失った理由もしっかり描かれる。やはり風間は指導する立場。難事件に挑む主人公が一話毎にバトンタッチする連作短編集でこのあたりはやはり教場的である。第一話は初出が四年以上前という事で少々スタイルは違うが後の作品は倒叙形式の殺人事件。そこで気づく。これは刑事コロンボへのオマージュなのだ。タイトルが全てコロンボ作品のもじり!三枚の画廊の絵は二枚のドガの絵だし、毒のある骸は毒のある花。第四の終章はもちろん第三の終章。まさかこんな仕掛けがあるとは!いやたいした作家だ(笑)

  • しんたろー

    『刑事コロンボ』のような倒叙ミステリ形式に、新米刑事と教官役刑事の実地訓練を抱き合わせた短編6つ…ホストと別れたいOL、息子の進路を心配する画家、不登校児を抱える母、売出し中の舞台女優、認知症妻を抱える夫、出世間近の司法解剖医…現実感ある犯人を40ページ程で描き、ドラマが盛り込まれていて、短いトリビア小話が伏線になっているのもニクイ。『傍聞き』や『教場』の頃の鋭いキレが戻った感じ。父子の情が余韻ある『三枚の画廊の絵』、女心の切なさ漂う『指輪のレクイレム』の2編は特に秀逸!風間と新米たちの後日談も読みたい♪

  • のり

    県警捜一での指導官時代の風間。育成を目的とした風間道場に一人一人入門し、鬼のような観察眼と考察力を肌で感じ成長していく。6人の弟子と呼ばれるような存在になって欲しい。現場ならではの苦悩も随所にみえる。その都度、最小限のアドバイスで考えを促し導く風間。隻眼になった出来事も解明する。重症を負っても風間節は全開。根っからの警官魂におそれいる。

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