宮下誠 Review List
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Posted Date:2014/11/25
現代が「絶望と悲嘆の時代」と書かれているが、何も現代が特別な時代とは思いません。そして、カラヤンの音楽を聞くことが時代に背を向けているとも思いません。資本主義の罪悪をカラヤンに代表させるのも無理があると思います。カラヤン批判に他のアーティストを対比させる方法論も素人の域を出ていません。哲学や社会学の言葉を並べ立てる書き方も、読み手には分かりにくいです。著者の言いたいことが最後まで分からなかったのは、私の知的読解力のなさによるものでしょうが、もう少し噛み砕いた書き方ならば、読者の支持ももう少し得られたかもしれません。それにしても、読後の印象は「先生、考えすぎ!」。
umibouzu1964 .
Posted Date:2012/01/16
複雑で難解ではあるが豊饒な20世紀の西洋絵画を、具体的に図版を交えつつ紹介している書。 「わかる/わからない」、「具象/抽象」をキーワードにしつつ、画家と作品を列挙し、解説を加えてゆくと言った手法で本書は編まれている。 普段から20世紀の芸術を一緒くたに「前衛」と見做して敬遠してきた自分にとっては、それらの成立や背景を簡潔に理解するのに役立った。新書という形のためか、カラー図版は冒頭に限られているが、本文中にも白黒ではあるものの多数の図版があり、理解の一助となる。 因みに筆者は姉妹書として『20世紀音楽』も執筆している。
とある白いうさぎ . |20year
Posted Date:2012/01/16
著者の宮下氏は20世紀西洋美術史であり、姉妹本として『20世紀絵画』も執筆している。 本書は門外漢でありつつも、クラシック音楽に親しんできた者として、20世紀の音楽を手軽に紹介するために著者が筆を取り書かれたものであるようだ。 その為、音楽学的な知見を期待するのは期待外れとなるだろう。 クラシック音楽を通じて、20世紀の西洋文化の一端を覗くこと、そして、そのことが存外面白いことであることを紹介するのが本書の目的のようだ。 本書は著者の設定した大まかな枠組み(「飽和」「拡散」「変容」)の下、具体的な作曲家とその代表的な作品を列挙し、所々解説を挟むといった形で構成されており、巻末には人名索引や音盤紹介もある。新書と言う手ごろな形で、20世紀音楽を取りあえず俯瞰してみるには便利な一冊であることは間違いないだろう。その点で、著者の目的は達成されているように思える。
とある白いうさぎ . |20year
Posted Date:2011/01/21
テーマにも焦点が合っているようにも思えないし、文章も構成もごちゃごちゃしていて、内容云々以前に、もっと整理して出版すべきだと思う。またデータもかなりいい加減だ。例を挙げると…まず(「はじめに」のページが27ページと有るから、その前のページは26ページと推測)26ページに『ケーゲルのアルビノーニのアダージョが含まれたアルバム』として紹介されているCDのジャケットだが、このジャケットのCDにはアルビノーニのアダージョは録音されていない。この写真に記載されてある作曲者の羅列にアルビノーニの名前がないことからも明らかである。また68ページの9行目に「モーツアルト最後の変ホ長調交響曲(第39番)」と書かれてあるが、第40番や第41番の存在をご存じないはずはないと思う。(まさか「39番の後には変ホ長調は書かれていない」という意味ではないですよね?) こんな単純なツッコミを入れられてしまうわきの甘さに加え、カラヤンに対する批評も すでに言い尽くされたことだらけで新鮮さも皆無だった。ただ 突っ込み所を探しながら読み進めるにはけっこう楽しい読み物である。それが証拠に、かくも多くの皆さんからコメントいただいて、賛否両論を巻き起こしている。
ヒューブーン .
Posted Date:2010/06/06
これはただ単に筆者の好みを押し付けただけの単純な内容ではない。カラヤンをあくまでも「象徴」として、現代社会全般を批判、警鐘を鳴らしている内容である。クラシック音楽をただ聴くばかりではなく、「そもそもクラシックって何なのか?今のままで本当にいいのだろうか?我々に出来ることは一体なんなのか?」等々、我々に考えさせる機会を与えてくれる稀有な本であることは間違いない。ろくに中身を読みもせず、タイトルだけでカンカンに腹を立てている人(このHPの読者にはそんな人はいないと信じたいが)って案外多いような気がする。
yass . |40year
Posted Date:2009/06/19
筆者は否定しているが、カラヤンの音楽を不当に貶めることに腐心している厚顔無恥な偏向的著作。特に気になったのは、カラヤンの音楽を好むファンを、音楽を耳の悦楽、感覚の歓びと考える者だと決めつけ、カラヤンのファンを一方的に見下している点。クレンペラーのファンがクラシックの本質を理解し、カラヤンのファンは理解していないなどと、何を根拠にして言えるのだろうか。筆者が、カラヤンの音楽に精神性が欠如していると主張するならば、その根拠を彼の経歴等の表層面から説明するのではなく、彼の音楽の内容等の本質面に踏み込んで説明すべきだろうが、筆者の偏向的な鑑賞力では困難だろう。
つよしくん . |40year
Posted Date:2009/01/21
一文が非常に長過ぎる。文頭から文末まで辿り着くまでに文学書としての知識とプライドによる言葉や表現が邪魔。ちなみに、それらを飛ばして読んでも意味は通じます。却って、それらが読者に混乱を与え、本書で書きたかった事を相手に伝えるのに障害となっています。因みに本書に書かれた3人の指揮者は私のよく聞く指揮者。同意できない部分(カラヤン)が多々だが、一つの考えとしては面白いかなと思う。
慎みましょう .
Posted Date:2009/01/17
この本に対する反応はおおかた二つに別れるみたいだ。一つは、感情型の過剰拒否反応を発症させるタイプ。もう一つは、理知的な観察眼でこの本の主題を追認し、自らの痛みで語ろうと刻苦勉励しているクソマジメなタイプだ。クレンペラーも聖書を引用していた…『それ知恵を増すものは悲しみを増す』(コレヘトの言葉)。
カラスカフカ .
Posted Date:2009/01/15
まったくのダメ本。カラヤンの実演とレコードの区別をつけない。超個性的クレンペラーを基準として判断する。ケーゲルでは異端演奏だけを持ち上げ、彼の全体像を矮小化している。総じて演奏論は印象的感想の域に止まる。哲学用語・概念を列挙はするが、それらが生み出された背景を一切捨象した軽薄な用い方になっている。許光俊の言い回しをちりばめた亜流的表現。このようにどこをとっても質の低い劣等な本。学者だそうだが、学者失格。読んでまったく益なし。最悪。
カピバラさん .
Posted Date:2009/01/03
この本は、だらだらと一個人の趣向を語っているように思えてならない。哲学「的」な言葉で飾り立てられているわりに、客観性に乏しく、説得力がないのだ。たとえ言論の自由があったとしても、出版物という半ばパブリックの場で一方的に個人(故人)を批判するのはデリカシーに欠けると思う。時折、カラヤンをフォローするような文面も見られるがあまりフォローになっていない。本当はクレンペラー、ケーゲル本を書きたかったのかもしれないが、結局、表題にカラヤンの名を忍び込ませることによって、カラヤンの名を利用している。
naoko .
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