デーヴァダッタ・パトナーヤク

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インド神話物語 ラーマーヤナ 上

デーヴァダッタ・パトナーヤク

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562058631
ISBN 10 : 4562058633
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

神話世界への華麗なる招待。『マハーバーラタ』と並ぶインド二大叙事詩のひとつ『ラーマーヤナ』をサンスクリット語原典の流れに即し、読みやすく胸躍る物語に再話。

目次 : 物語の作者の覚書―シヴァがシャクティに語ったこと/ プロローグ アヨーディヤーから地下へ/ 第1巻 誕生/ 第2巻 結婚/ 第3巻 追放/ 第4巻 誘拐

【著者紹介】
デーヴァダッタ・パトナーヤク : 1970年生まれ。神話研究者、作家。物語、象徴、儀式が世界中の古代および現代の文化の主観的な真理(神話)をどのように構成しているかを研究。40冊以上の著書がある。また、神話学の視点を通しての現代インド社会と文化に関する言論活動も活発に行っている

沖田瑞穂 : 1977年生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科日本語日本文学専攻博士後期課程修了。博士(日本語日本文学)。現在、日本女子大学、白百合女子大学非常勤講師。専攻はインド神話、比較神話

上京恵 : 英米文学翻訳家。2004年より書籍翻訳に携わり、小説、ノンフィクションなど訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヒサ子。

    インドに大叙事詩のひとつ『ラーマーヤナ』の再話。ちょっと読んだだけで、完全にもらさず一つの物語にまとめるのが不可能なほど、膨大な数の『ラーマーヤナ』があるのだと実感する。まさに"司法神ヴァルナは一〇〇〇の目を持ち、主神インドラは一〇〇の目を持つ。そして私の目は、わずか二つ"ということだろう。なので、なかなか話が進まない(苦笑)ラーマの妻シーターが、ようやく誘拐されたところで下巻に続いている。作者の意図かはわからないけど、(表紙に『Sita』とあるから間違ってないと思うけど)ラーマよりも彼女が魅力的。

  • ぞだぐぁ

    前々からタイのウルトラマンに出るハヌマーン関連で興味をもっていたが、FGOのアケ版でシータが実装されたのでいい機会だと思って読んでみた。先に読んだ『マハーバーラタ』でもそうだったが、この作者の書くインド神話の本は地方での差異や別解に加え後世への影響(一定時期までタイの王様はずっと名前に「ラーマ」を入れていたとかフェミニズムとか)についてもくどくなく、分かりやすく書かれていてとても面白かった。 お話としてもラーマが規則に忠実だけど、シータに対して愛情をもってさりげなく思いやる様子とか神話なのに新鮮。

  • itsumiKshi

    日本では、ラピュタのヒロイン「シータ」の由来となって、ムスカ大佐が「ラーマヤナではインドラの矢とも言うがね」で知られるラーマーヤーナ。マハーバーラタに比べ、高潔な人物ばかりが登場する。不幸を誰のせいにもしない主人公の生き方はまさに英雄。

  • Takahide✈Yokohama

    アジアを旅行するとよく見るラーマーヤナ(アンコールの壁画とかワヤンクリとか)についてもう少し知りたくて読みました。インド神話の神様は数が多く且つ一人の神様に多数のアバターがいて訳が分からなくなりますが、本書ではラーマとシータの言動が殆どなので、神々の名前が分からなくなってもなんとか付いていけます。

  • えふのらん

    再話というよりラーマーヤナの様々な版を統合し注釈をいれた研究書。場面ごとの人物造形や思想を汲み取っているので現地での受容や解釈について知ることができる。カイケーイー王妃による王子の王座の請求に渋々従ったりラーマが繰り返し王族による規則の遵守を説いているのが印象的だった。風刺か訓話か定かではないが、英雄譚としては道徳をかなり強調していて、ラーマの振る舞いも生徒会とか学級委員長っぽい。結婚後(ガールハスティア?)に先祖の輪廻を受け継ぐといったヒンドゥーらしい要素もちらほら。あと「矢」の本だよね。

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