CD

Sym, 6, 7, : Rouvali / Gothenburg So +the Tempest

Sibelius (1865-1957)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
NYCX10513
Number of Discs
:
1
Format
:
CD

Product Description


日本語解説付き
ロウヴァリ&エーテボリ響のシベリウスここに完結!


2019年初頭からリリースが開始された、スウェーデンの名門エーテボリ交響楽団と当時その首席指揮者に就任したばかりだったフィンランドの俊英サントゥ=マティアス・ロウヴァリによるシベリウスの交響曲全集。これまでになく個性的で踏み込んだ解釈と深い説得力とを両立させたその演奏は、シベリウス演奏史に新風を巻き起こし、世界中から注目されてきました。
 ほぼ作曲順に発表されてきたそのチクルスも、今回の第6番、第7番をもっていよいよ完結となります。シベリウスの作曲活動最後期に書かれたこれらの交響曲は、ゆったりとした曲想を基調とした観想的な面が突き詰められ、併せてその高度な作曲技法と思想に基づく様々な実験的要素も共存したもの。ロウヴァリの作り上げる音楽はこれまで同様実に活き活きとしつつ心地よい鋭さを併せ持っており、隅々まできめ細やかに歌いこみながら力強い流れをごく自然に作り上げ、クライマックスの雄大さもまた格別という、作品の特色を最大限生かし切ったものとなっています。
 またこのチクルスの特色として凝った管弦楽作品が組み合わされておりますが、今回はシベリウスがその後半生約30年の作品をほぼ発表しない生活に入る前、最後に書かれた大規模な作品のひとつであり、その作風の頂点をなす傑作とも目される『テンペスト』から管弦楽部分の抜粋を収録。その管弦楽法の面白さを明確に示しつつ内容に深く寄り添った演奏で、聴かれる機会の少ないこの作品の素晴らしさを存分に知らしめています。(輸入元情報)


【収録情報】
シベリウス:
● 交響曲第6番ニ短調 Op.104
● 交響曲第7番ハ長調 Op.105
● 劇付随音楽『テンペスト』 Op.109(抜粋)

 風の合唱
 間奏曲
 ニンフたちの踊り
 プロスペロー
 歌 I
 歌 II
 ミランダ
 ナイアッドたち

 エーテボリ交響楽団
 サントゥ=マティアス・ロウヴァリ
(指揮)

 録音時期:2022年5月、2024年
 録音場所:スウェーデン、エーテボリ・コンサートホール
 録音方式:ステレオ(デジタル)

 輸入盤国内仕様(日本語解説付き)
 日本語解説:神部 智


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祝・全集完結! 近年のシベリウス全集と言...

投稿日:2025/07/05 (土)

祝・全集完結! 近年のシベリウス全集と言えば、総譜をそのまま音にした「かのような」−−演奏はまぎれもなく解釈行為であり、譜面をそのまま音にするなんて幻想に過ぎないけれど−−マケラのピュアな録音との比較になろうが、私は断然、どんな部分にも自分らしさの刻印を押そうとするロウヴァリの方が好きだ。この最終巻では個人的に3番以降の交響曲で最も好きな第6番が素晴らしく演奏されているのが高評価の理由。第1楽章から旋律が奔放に歌われ、この時期のシベリウスのスタイルである短いモティーフが展開されつつ発展してゆく様が克明に聞き取れる。第3、第4楽章におけるテンポの駆動力、いわゆる「ノリの良さ」もロウヴァリらしい。これに比べると第7番は遥かに慎重なアプローチで、あまり彼らしさは聞き取れない。最後の部分など、もう少し粘っても良かったのでは。『テンペスト』は独唱、合唱を含む全曲盤も持っているが、とても渋い、枯れた音楽で、私にはこの曲の良さがまだ分からない。作曲者の霊感はすでに失われてしまったとしか思えないのだ。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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他の演奏に時にある、この作曲家の茫洋とし...

投稿日:2025/03/11 (火)

他の演奏に時にある、この作曲家の茫洋とした感じがなく、清冽に演奏されている。良く歌わせ、速い部分では、乗りの良いテンポ感もある。新たに曲の良さを認識させてくれる演奏である。

げたんは さん | 鹿児島県 | 不明

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