名将 山本五十六の絶望

鈴木荘一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784585222842
ISBN 10 : 4585222847
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
218p;18

内容詳細

二度のアメリカ駐在を通じて航空主兵を力説した山本は米英との戦争回避を望み、日独伊三国同盟に反対して海軍左派トリオと呼ばれた。日米開戦となるや、長期戦を目論むアメリカのオレンジ計画に対抗して真珠湾攻撃とマレー沖海戦を成功させたが、ミッドウェー海戦は大敗となりラバウル航空戦にも戦果なく、機上戦死した。

目次 : 第1章 山本五十六とアメリカのオレンジ計画/ 第2章 第一次世界大戦によりオレンジ計画を無力化/ 第3章 ワシントン海軍軍縮条約/ 第4章 ロンドン海軍軍縮条約と海軍条約派の航空重視/ 第5章 大艦巨砲主義を目指した五・一五事件/ 第6章 米内光政・山本五十六・井上成美の海軍左派トリオ/ 第7章 日中戦争への深入り/ 第8章 溺れる者ワラをつかんだ三国同盟/ 第9章 太平洋戦争への道/ 第10章 山本五十六の太平洋戦争

【著者紹介】
鈴木荘一 : 近代史研究家。昭和23年生まれ。昭和46年東京大学経済学部卒業後、日本興業銀行にて審査、産業調査、融資、資金業務などに携わる。とくに企業審査、経済・産業調査に詳しく、その的確な分析力には定評がある。平成13年日本興業銀行を退社し、以後歴史研究に専念、「幕末史を見直す会」代表として活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Mayumi_M さん

    五十さんをセンターに置いて戦乱の世を描写……と思って読み始めたら、むしろ時代の中の山本五十六像という歴史の俯瞰ができる。スエズ運河の建設もハワイの占領も全ては日本と戦争するための布石で、ハル・ノートはただのダメ出しだったという衝撃。艦隊派と条約派というよりも夢想派と現実派の鬩ぎ合いで、そこに昭和天皇が強く結びついていたことに気が遠くなりかけたり。ともあれ、ここはヤッパリ東条英機モノも読んどくべきだな、と強く感じた一冊。

  • 荏苒 byn さん

    山本五十六の伝記体、エピソード交え編年体歴史読物。政治・外交、情勢、後半は戦闘まで明解に。天皇発言多数。日本征服のオレンジ計画はKEY、桑港で日本人学校隔離問題1907年差別起きた。142我が闘争「日本人は想像力の欠如した劣等民族、小器用な小利口な日本人をドイツの手足として使うなら便利だ 」。168「いかに最初の一発は日本に撃たせるか」1941年11月25日FDR等(スチムソン回想録)。海軍が勝つも、負けるも終戦見えない絶望、史観(戦は負ける)。暗号読まれてると知りつつ、死ぬ気だったか。browsed

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