ele-king臨時増刊号 山本太郎から見える日本

ele-king

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909483522
ISBN 10 : 4909483527
フォーマット
出版社
発行年月
2020年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;22

内容詳細

2020年、衆院選の前に知っておきたい日本の姿
第一人者たちが語る、この国の現在

インタヴュー:
内田樹、宇都宮健児、松尾匡、宮台真司、望月衣塑子、山本太郎、渡辺照子、ほか

歴代最長となった安倍政権のもと、景気は回復し、雇用は増加、女性の活躍も増えたとされる。
つまり、市井の生活者であるわたしたちの暮らしはかつてより良くなっている──ほんとうにそうなのだろうか?

他方、昨夏の参院選で異例の選挙戦を展開した山本太郎率いるれいわ新選組は、大手メディアが無視を決め込むなか、重度障害者2名を国会に送り込んだ。なぜ彼はそのようなことをしたのか? 彼は何を成し遂げようとしているのか?

本人インタヴューをはじめ、各分野のスペシャリストたちによる分析をとおして、貧困と格差、経済、労働問題、メディアとジャーナリズム、福祉、ジェンダー、原発、若者の政治的無関心から文化のあり方、世界各地で台頭する左派ポピュリズムとの関連まで、さまざまな角度から現代の日本を徹底的にあぶりだす。

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ばんだねいっぺい さん

    政治家が話を聞いてくれる、自らの誤りを認めるだけで画期的だってのが、そもそも、おかしい。まともかクズかというのは、そういうことだと思われる。宮台さんの論考に雷を打たれました。

  • ponnnakano さん

    問題を見つけて、自分だけでなく周りの環境を変えていく人を尊敬してます。この本を読み、今ここにある問題に気づけない自分、問題に気づいたとしても解決方法を見つけられずに諦めている自分を残念ながら再認識。仕方ないので、せめて気づいた人に気づかせてもらおう。解決方法の提案があって、それだ!と思ったら応援しよう。と思っている。山本太郎から見える日本は、格差や分断が広がっているのに気づかないか、見て見ぬ振りをして、どんどん悪くなっている状態か。気づきの広がりを希望します。

  • よぞ さん

    内田樹と宮台真司のインタビューは必読だと思いました。どんなイデオロギーを支持するのかよりもその前提となる自分自身と周りを取り巻く環境について理解することのほうが重要だと感じます。右も左も関係ないんですね。

  • 釜煮蕎麦 さん

    面白かった。ヒーローを待つのではなく、意思を示すこと。そのためにもっと知らなければいけないと思う。

  • Akira Horie さん

    本来、政治家をやりたい人ではないのだろう。しかし、生活者の視点を持つ政治家の不在が、彼をその舞台に送り込んだ。日々、共産党の代議士の主張にばかり首肯することが多くなり、尚更そう思うよ。 ただ、MMTが日本の経済的課題を解決するかは分からない。新自由主義の失敗が逆説的に、新たな経済理論への傾倒を躊躇させているのを感じる。個人的には、MMTに依拠した政策が実現した社会を体感してみたいが、それに対する抵抗感は理解する。

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