PMFから生まれた木管五重奏団
パシフィック・クインテット、デビュー・アルバム!
「この度、私達パシフィック・クインテットのファーストアルバム”United”ユナイテッドをリリースすることになりました。5人の国籍はそれぞれトルコ・ホンジュラス・ドイツ・韓国・日本という5カ国のメンバーで構成される異色な国際的木管五重奏です。それぞれが様々な個性と色を持っており、言語、文化が違えど、たちまち楽器を持てば一つの音楽を奏でることが出来るのが私達の魅力です。
曲目は私たちのルーツであるバーンスタインのウエストサイド・ストーリーと5人の出身国の作曲・編曲家をピックアップして構成しました。日本からは日本の歌と致しまして日本の童謡メドレーを収録しました。昔からある日本の童謡は今も色褪せることなく老若男女全ての方が知っています。このCDを通じて、たくさんの人に木管五重奏の魅力を知っていただき世界の音楽を全身で体感して頂きたいです。」〜古谷拳一(ファゴット)
2017年のパシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌(PMF)のアカデミーを修了した5人により、ベルリンで結成されたパシフィック・クインテット。ケルンWDR響首席ホルン奏者を務めるヘリ・ユー、ベルリン・フィル・カラヤン・アカデミーに所属し反田恭平率いるジャパン・ナショナル・オーケストラでも活躍する古谷拳一など若き名手揃いの彼らは、2019年にコペンハーゲンで開かれたカール・ニールセン国際室内楽コンクールで2位の実力を持ち、来日公演も既に成功させています。
構造の違う5種類の楽器による木管五重奏は音色をまとめるだけでも大変ですが、音楽性を揃えるという意味でも、彼らはたくさんの練習を重ねてきたと言います。初めてのCDに彼らが選んだプログラムは、メンバー所縁の国々の特色ある作品で構成された、それぞれの思いが詰まったもの。そしてラストには、彼らが出会ったPMFの創設者バーンスタインの名曲も収録しています。高い技術と瑞々しい表現、そしてアンサンブルが一体となったグルーヴ感が実に心地よいアルバムです。(輸入元情報)
【収録情報】
● ファジル・サイ[1970-]:アレヴィー派の親父たちはラクの酒席で Op.35(2011)
1. Andantino tranquillo - Presto fantastico
2. Andante tranquillo - Moderato
3. Andantino
4. Presto - Andantino
● ホルヘ・サントス:人生(2023)
5. El despertar de los sentidos
6. La curiosidad
7. La imaginacion
8. Marionetas
9. Errante
10. La busqueda
11. Plenitud
● 山本教生[1957-]:日本の歌(1999)
12. 花いちもんめ
13. 浜辺の歌
14. 村祭り
15. ふるさと
● ハンス・アイスラー[1898-1962]:ディヴェルティメント Op.4(1923)
16. Andante con moto
17. Theme and Variations
● ソイ・リー:3つのバガテル(2023)
18. When Nilliri Band Comes in Marching
19. Divertimenti in Carnival Serenade
20. Mask Dance in Carnival
● レナード・バーンスタイン[1918-1990]:ウエストサイド・ストーリー(リチャード・プライス編、1989)
21. I Feel Pretty / Tonight
22. Maria
23. America
パシフィック・クインテット
アリーア・ヴォドヴォゾーヴァ(フルート)
フェルナンド・ホセ・マルティネス・サバラ(オーボエ)
リアナ・レスマン(クラリネット)
古谷拳一(ファゴット)
ヘリ・ユー(ホルン)
録音時期:2023年1月21,22日、7月5-8日
録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)