裸のランチ完全版

W バロウズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309201856
ISBN 10 : 4309201857
フォーマット
出版社
発行年月
1992年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
20cm,328p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • Koichiro Minematsu さん

    筆者の経験に基づく体験小説と思うと、このストーリーもプロットもない文章構成は何を言いたいの?っとなるし、そうなると難解。 しかし目を逸らさない覚悟で読めば、受け入れる体で読めば、悲しすぎる。 ゾンビタウンと言われるフィラデルフィア。全く状況は違うんですが、フェンタニールに依存する人間の弱さは悲しい。

  • みゃーこ さん

    正直読まないほうがいい。危険。中毒性あり。文章自体幻覚者のもの。ドラッグそのものだといってもいい。「カットアップ手法のとりとめのない断片的な幻覚を見、世界の基盤そのものがどろどろに溶解していく様子に眩暈を覚え、言葉の意味など追おうとすると頭痛にさいなまれて」しばらく現実世界に帰ってこれなくなる。当面社会不適合感が加速することになるだろう。精神的にキツイ、酔う、読まない方がいい。そしてそう思いつつやめられなくなるだろう。

  • 田氏 さん

    ジャンキーたちの狂想曲。性と死と糞にまみれたスラップスティック。この羅列された狂騒は何なのだろう?何か大きなものが圧縮されているが、もはや押しつぶされて中身が飛び出ている。そこに理屈は感じられるけれど、意味があるかはわからない。アルフレッド・ベスターのエログロも大概だったが、ここまでトンだものの前では霞んでしまう。これはもう文芸よりむしろ映像作品と呼ぶほうがしっくりくる。麻薬という通奏低音のうえで、様々なシンボルが入れ替わり立ち替わり、姿を変えて踊り狂う。シュール。カオス。この本を表現する語彙がもうない。

  • Erika さん

    読んでると脳がバグる奇書。ストーリーは無く荒唐無稽だが時折出てくるブラックジョークやカオスな展開が面白かった。ヤブ医者がトイレのラバーカップを患者の切開口に当てて吸引するというシュールな手術シーンや、人間を原形質の吸収によって一人の人間に合併しようと目論む液化主義者、体内はごちゃごちゃしてるよりもシンプルな方が良いと思い臓器の断捨離を勧めるミニマリストなど、トンデモ発想についつい笑った。これを映画化出来たのはあの変人クローネンバーグ監督くらいだと思う。映画も独特の世界観で面白かった。

  • よしじ乃輔 さん

    理解しようと読んだらダメだった。ジャンキーが感じる世界ってこういうものなのか、と感じるものなのかも。苦手ではありましたが一生忘れない唯一無二な作品である事は確か。

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