『フランス近代トランペット協奏曲集〜トマジ、ジョリヴェ、プラネル、デザンクロ』　アントンセン、ラン・シュイ＆サンパウロ響

フランス人作曲家によるトランペット協奏曲集
名手アントンセンがエスプリ漂う変幻自在の色彩感を放つ！

SACDハイブリッド盤。ＢＩＳレーベルの数々の優秀録音で知られるトランペット奏者、ウーレ・エドヴァルド・アントンセンによる最新アルバムはフランス人作曲家によるトランペット協奏曲集です。卓越した技術と抜群の表現力が持ち味のアントンセンですが、ＢＩＳレーベルならではの高音質録音によりトランペットとオーケストラの奏でる音楽がホール全体に響き渡り、非常に立体的なサウンドを作り上げております。
　アンリ・トマジ[1901-71]はパリ音楽院で学び、パリ放送をはじめ1930〜1935年までフランス領インドシナ放送の音楽監督を務めました。このトランペット協奏曲は1944年の作品でトマジらしいエネルギッシュなサウンドです。アンドレ・ジョリヴェ[1905-74]は非ヨーロッパ地域の神秘的題材を好み、この『トランペット、弦楽とピアノのコンチェルティーノ』でもその作風が反映されております。次のロベール・プラネル[1908-94]は1945年からパリ市の音楽教育の総括監察官として活躍した作曲家で、パリ地方音楽院を創設した功績があります。このトランペット協奏曲はプラネルの代表的作品です。最後のアルフレッド・デザンクロ[1912-1971]はサクソフォーン四重奏曲が有名な作曲家ですが、この『祈祷、呪詛と踊り』はタイトルの通り、祈るようなトランペットの旋律が印象的です。（キングインターナショナル）

【収録情報】
1.　トマジ：トランペット協奏曲 (1944)
2.　ジョリヴェ：トランペット、弦楽とピアノのコンチェルティーノ (1948)
3.　プラネル：トランペット協奏曲
4.　デザンクロ：祈祷、呪詛と踊り

　ウーレ・エドヴァルド・アントンセン（トランペット）
　オルガ・コピロヴァ（ピアノ：2）
　サンパウロ交響楽団
　ラン・シュイ（指揮）

　録音時期：2010年2月
　録音場所：ブラジル、サラ・サンパウロ
　録音方式：ステレオ（デジタル）
　SACD Hybrid
　CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND