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【中古:盤質B】 Stone Roses

The Stone Roses (ザ・ストーン・ローゼズ)

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B
特記事項
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帯付,ケースひび
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基本情報

カタログNo
ZJCI13002
日本
フォーマット
CD

商品説明

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ハッピー・マンデーズと共にマンチェスター・ムーヴメントを支えたストーン・ローゼズの活動は、レイヴ形式のライヴ・パフォーマンスや音源以外でのエピソード、影響力などと同時に語らねば意味が無いとは思うが、その機会はのちに取り上げる予定の”アーティスト特集”に譲って、ここでは彼らの記念すべき1stアルバムに焦点を当てたいと思う。はじめからこう言っては何だが、彼らが残した録音物で最も優れているのは本作の後に発表されたシングル「ホワット・ザ・ワールド・イズ・ウェイティング・フォー」と「フールズ・ゴールド」である。この1stではライヴにあった彼ら独特のグルーヴ・マジック(演奏自体はヘタだけどそれを越えた勢いのようなもの)がそれ程出ていない。それを封じ込めるのは至難の業なのだろうが、とにかくそれが残念である。演奏が達者でない彼らを見てプロデューサーのジョン・レッキーが考えたのは最終的にはやはり音の整いだったのではないだろうか。まぁ、とにもかくにもイギリスでは先行シングルとギグの評判で、日本では本作の発表と某音楽誌の元名編集長の大プッシュによって、ローゼスの名は広まったのだった(本格デビュー直後のライヴの凄さを目撃していた日本人は多分、その元編集長と元パンクスのカメラマン氏くらいのものだった)。 

1.I WANNA BE ADORED
記念すべきデビュー作のオープニングを飾るナンバーは、彼らの強気の声明文ともいえる詞(非常にイアン・ブラウンらしいし、当時の彼らストーン・ローゼズに共通した気分でもある)とのちの2nd『セカンド・カミング』に繋がるようなヘヴィなサウンドが印象的な一曲。レニのドラムとマニの地響きのようなベースが作る、くぐもった音像の中、一筋の光が差し込むかのようなジョンのギターが感動を呼ぶ。ローゼスはやはりこの曲から始まらなければならなかった。当時の某インディ系音楽誌曰く、バニーズをふやけさせたような一曲目はともかく、以降は甘酸っぱいギター・ポップが満載でイイよね、ってな事書いてあって何ニモ、ワカッチャナイノネーと思ったことを今思い出した。 

2.SHE BANGS THE DRUMS
この曲に限らずローゼスの歌詞にはドラッグに関するもの、あるいはキメてる時の状態を隠喩的にポジティヴなイメージに置き換えていることが多い。というか恋愛にしろドラッグにしろ脳内物質の分泌によって精神状態が左右されるわけだから、わざわざ置き換えてると言うこともないが。アルバム発表と同時期に出たシングルで、やたらとバーズっぽいフォーク・ロックと言われる原因になった曲だ。

  3.WATERFALL
これもドラッグ絡みっぽい展開の曲だが、何しろイントロの本当に滝を思わせる美しさとレニのドラムが凄い! 延々とドラムのグルーヴで引っ張っていってストンと落とす感じのメロディはローゼスの得意とするところ。後半部分にサイケデリック風ギターのオーヴァー・ダビングが、かなり見られる(ライヴでのこの辺りの再現は大変でクレッサというダンサー兼ギター・エフェクトのアシスタントが居た)。ワウ・ペダルを使用したジョンのギター・ワークは当時大変に新鮮だった。 

4.DON’T STOP
シングルのB面などで彼らはよく既存曲をそのままテープ逆回転にして新曲として発表してしまう、という荒技を見せたが、このアルバムでもそうした手法をとっている。さすがにヴォーカルはチャンと新しいのをつけているが、元曲はよく聴くと「バイ・バイ・バッドマン」(ですよね?)。サイケ風の佳曲。 

5.BYE BYE BADMAN
これも彼らの自信満々の”宣言ソング”。ある程度の戦略とドラッグによる自己拡大があったにせよ、その有言実行ぶりはホントに頼もしかった。ディレイ効果を使ったイントロから引き摺るようなグルーヴと歌い回しへ。そしてサビのところで倍になるテンポ。サビ後の展開部分がカッコイイ! 

6.ELIZABETH MY DEAR
英国フォークのトラッド・ソングからサイモン&ガーファンクルがパクった曲「スカーボロ・フェア」を、英国代表ローゼスが取り戻したというところか。歌詞は痛烈な王室揶揄。こうした姿勢はピストルズ「ゴッド・セイヴ〜」、スミスの「クイーン・イズ〜」などパンク以降に影響力を誇った労働者階級バンドには自然な流れともいえる。 

7.(SONG FOR MY)SUGAR SUPUN
綿菓子みたいな女の子。こうしたロマンティックな切ない歌もローゼスの一つの側面。ただし、よく歌詞を見るとスティッキー・フィンガーな男の子(彼らはよくビートルズ、ストーンズなどの曲名やフレーズを歌詞に折り込む。これは勿論ストーンズ)とか、ややエッチな感触もある。 

8.MADE OF STONE これもシングルとして発売された。こうしたマイナー調のメロディもたまに披露する。ジェット・マシーン的なエフェクトと間奏のギター・ソロがサイケデリックな感覚を高めている。 

9.SHOOT YOU DOWN
ここでもレニ独特のドラミングがキマっている。タメたあとに解放するようなローゼスお得意の曲調は彼らが長年ライヴをやって会得したワザである。

  10.THIS IS THE ONE
ギターのアルペジオ風フレーズとドラマティックなドラムのイントロはAメロ全部を使って展開され、その間レニは機を窺うように、細かい刻みで待機する。爆発するサビはメッセージとあいまって、文句無しの仕上がり。1曲目やこの曲、次の最終曲に見られる明快なメッセージ性は当時のインディ・バンドのアティチュードとしては解り易すぎるくらいで、英国のリスナーも面食らったハズ。逆に言うと、それくらいでないとあのようなムーヴメントは牽引出来なかったともいえるだろう。

  11.I AM THE RESURRECTION
当時のライヴはこの1stの曲に「サリー・シナモン」名曲「エレファント・ストーン」などを混ぜていたが、とにかくアンコールなしで「憧れられたい」に始まりこの「僕の復活」に終わるというのが話題だった(イアンはこの曲でラリったままコンガを猿のように叩いてた)。CDでも8分以上あるこのナンバー。しかし長いとは感じさせず、むしろあっという間に感じてしまう。ここでも前半からジワジワとヒート・アップしていき、グルーヴの渦によるトランス状態に持っていく得意のパターンを見せる(正直いうと筆者もクラヴチッタ川崎でのライヴを体験してやっと掴めたクチ)。後半トランス部分でのギターは、ジョン・スクワイアにとって次に突き詰めるべきモノであると感じたのだろうが、あそこまでハマってしまっていたとは、2ndを聴くまで(正確に言うとプレイは「ワン・ラヴ」で一旦行き詰まったのだろうが)判らなかった。

....曲順はオリジナルに準じています。

その他のバージョン

収録曲   

  • 01. アイ・ウォナ・ビー・アドアード
  • 02. シー・バングス・ザ・ドラムス
  • 03. ウォーターフォール
  • 04. ドント・ストップ
  • 05. バイ・バイ・バッドマン
  • 06. エレファント・ストーン
  • 07. エリザベス・マイ・ディア
  • 08. (ソング・フォー・マイ)シュガー・スパン・シスター
  • 09. メイド・オブ・ストーン
  • 10. シュート・ユー・ダウン
  • 11. ディス・イズ・ザ・ワン
  • 12. アイ・アム・ザ・レザレクション
  • 13. フールズ・ゴールド

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The Stone Roses

イギリスの片田舎マンチェスターから発信された、ギターロックとダンスミュージックの画期的な融合を生み出したマッドチェスター・ムーブメントの中心的バンドであり、その後のイギリスのミュージック・シーンにおいて、特有の仲間意識と多大なリスペクトを捧げられる彼らのマジカルで魅力的な音楽は、今なお鳴り響き止むことはない。

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