One Hundred Years Of British Song Vol.2: Gilchrist(T)Williamson(P)

英国歌曲の100年 第2集

第1集が高く評価されたジェイムズ・ギルクリストとネイサン・ウィリアムソンによる『英国歌曲の100年』シリーズ。前作ではホルスト、クラーク、ガーニー、ブリッジの作品が紹介されていましたが、今回の第2集には5人の作曲家の作品を収録。ほとんど耳にすることのない歌曲ばかりが選ばれています。
　ドイツ後期ロマン派の影響が感じられるウィリアム・オルウィン[1905-1985]の『A Leave - Taking（告別）』、エリザベス朝時代の古風な雰囲気とユーモアが融合したアラン・ロースソーン[1905-1971]の『ジョン・フレッチャーの詩による2つの歌曲』、ロースソーンとアラン・ブッシュ[1900-1995]がドイツの社会主義の劇作家エルンスト・トラーの詩に付けた『監獄の歌曲集』に続き、ウィリアムソンが「劇的な感覚が吹き込まれた野心的な曲」と評価する女性作曲家エリザベス・マコンキー[1907-1994]の『3つのドンネの歌』と、同じくウィリアムソンが「真の想像力と表現力に富んだ珠玉の歌」と呼ぶオルウィンの妻ドリーン・カーウィゼン[1922-2003]の7曲の歌。ギルクリストとウィリアムソンはそれぞれの歌曲が持つ魅力を最大に引き出し、聴き手に届けます。アルバムのために書き下ろされたウィリアムソンの詳細な解説（英語のみ）も読み応えがあります。（輸入元情報）

【収録情報】
1. オルウィン：歌曲集『告別』
　The Pilgrim Cranes
　Daffodils
　The Ocean Wood
　Fortune's Wheel
　Study of a Spider
　The Two Old Kings
　A Leave - taking

2. A.ブッシュ＆ロースソーン：監獄の歌曲集
　I. Andante lentamente（ブッシュ）
　II. Andantino piacevole（ブッシュ）
　III. Poco gravamente（ロースソーン）
　IV. Andante（ロースソーン）
　V. Grave（ブッシュ）

3. ロースソーン：ジョン・フレッチャーの詩による2つの歌曲
　Away, Delights
　God Lyaeus

4. マコンキー：3つのドンネの歌
　A Hymn to God the Father
　A Hymn to Christ
　The Sun Rising

5. カーウィゼン：歌曲集
　Serenade
　Noon
　Echo (Seven Sweet Notes)
　The Ride-by-Nights
　Clear Had the Day Been
　Slow Spring
　Echo (Who Called?)

　ジェイムズ・ギルクリスト（テノール）
　ネイサン・ウィリアムソン（ピアノ）

　録音時期：2020年7月15,16日
　録音場所：サリー、ストーク・ダバノン、メニューイン・ホール
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　世界初録音（4,5）