なになに、「偉そうに二酸化炭素吐いてんじゃねえよ」？ うーむ、深刻そうに聴こえるけどなぜかセコくも聴こえるね。相変わらずタチが悪いけど、聴かずにはおれないんだな。

平然と、当たり前のように突然「メェー」と歌っていて、たまげた。かなり居心地は悪いけれど、聴いてるうちにそれが快感に変わります。めんどくさい音楽ではありますが、クセになったらあなたのものです。

安い！良い！ヤラれた！ まぁそんな難しいこと考えないで、音が良けりゃいいじゃん(笑)

ネガティブ？うん,多分資本主義という基準から判断するとそうなる。彼らはロボットでも鬼でも亡者でもなく、人だからだ。人であるという事を基準にすればネガティブではなくむしろポジティブであり、時代への警鐘でもあると思う。

四年前のあの日、なにげなく手に取ったこのアルバム。本当にこのバンドに巡り合えてよかった。

なぜこんな歌詞が書けるのだろう。まさに人間の本質を描いている。自分との対面、自分の価値観、愛、記憶、そして世界の愚かさ、、、この曲を全人類に聴かせたい。

存在価値？何の基準にも捉われない透明な目で見れば本来誰にも存在価値は無いと思うね。固体としての存在自体はあるけど、人の価値基準なんてテキトーなもんだから。まぁでも現実には誰かが決めたよく分からない価値基準が作用したり人と人の相互作用はある。それがやっかいだったり、良かったり。syrupは俺にとって良くて悪い影響を与えてくれた。感謝！

日本の音楽の中では歌詞が深い。これをネガティブや暗いという人は痛みや現実や自分や他人に向き合いたくない人かもしれない。（決め付けはダメだが。）何でも存続の価値観や通念に合わせてテキトーに楽しく上手く生きるってのも一つのポジティブだと思うが、シリアスに現実を捉えて何か行動することは本当の意味でポジティブだと俺は思う。彼らはやっている。それにテレビやメディアの影響下にある情報って偏ってるしね。オルタナ（存続の支配的なものに対するもう一つのもの）の要素もあると思う。

ex人間は、人がいかに自分と自分の周りにいる人の為、つまり自分等の都合で生きているという事を再確認させてくれる。第三者の事は知らないという非常さ。裏を返せば身近にいる人はすごく大切なんだという事なんだけど…世の中には自分の欲、贅沢をしたいが為に平気で罪の無い民間人を殺す人（国）がいたり、他人がどう困ろうと蹴落とす事に何の躊躇も無い人がいたり…。それが資本主義で力のあるものが正義だと言えばそれまでなんだがどうも納得いかない、という人間味のある人には効くと思う。

人は皆本来孤独だね。社会常識や狭い共通の？価値観の枠に当てはまる人はいいけど、それ以外の自由で広い感性を持った人にとってはそのような音楽や本やテレビは逆に孤独感が増すものであると思う。でも皆孤独だと思うと、人は皆違うと思うとワクワクしてくるし優しくなれる！悲観する事では無いと思わせてくれます。つじつま合わせや矛盾だらけの世の中の本質をついてくる数少ないバンドの一つだと思う。