弦楽のためのイギリス音楽集 第2集
第1集が好評を博した「弦楽のためのイギリス音楽集」。第2集には後期ロマン派に属する2人の作品が収録されています。
グランヴィル・バントック[1868-1946]はバーミンガム総合大学音楽科教授を務めた作曲家で、長大な交響曲を残したハヴァーガル・ブライアンの親しい友人としても名を残しています。セレナード『西の果てから』は1912年、ヘレフォードで開催された「スリー・クワイア・フェスティヴァル」からの委嘱作品。ヘレフォードはイングランド西部にあるため『西の果てから』と名付けられました。この曲を演奏したダグラス・ボストックが「この曲はセレナードではありません」と語ったほど、シンフォニックで簡潔に整理された厳しい表情を持つ素晴らしい「弦楽のための交響曲」です。
他にはバントックが愛したスコットランドの旋律が用いられた組曲と、シェイクスピアの劇のための作品で知られるクリストファー・ウィルソン[1874-1919]の6つの小品で構成された組曲が収録されています。(輸入元情報)
【収録情報】
● ウィルソン:弦楽オーケストラのための組曲(1901)
● バントック:弦楽オーケストラのためのセレナード『西の果てに』
● バントック:弦楽のための組曲『スコットランド、ハイランドの情景から』
南西ドイツ・プフォルツハイム室内管弦楽団
ダグラス・ボストック(指揮)
録音時期:2020年7月1-3日
録音場所:ドイツ、Congress Centrum Pforzheim, Großer Saal
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)