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ロンドンに本拠を置く期待の弦楽オーケストラ、
ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパの第2弾は『リニューアル』!
SACDハイブリッド盤。ロンドンに本拠を置くアンサンブル「ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパ United Strings of Europe=USE)」は、2020年、デビュー・アルバム『In Motion(動いている)』をリリース。「独創的なプログラムと『高度な技術による表現豊かな』演奏」(「ザ・タイムズ」)と称賛された活動を「録音」という形で示してみせました。
アルバム第2作は『Renewal(リニューアル)』。「喪失と変質」をテーマに据え、リーダーのジュリアン・アズクールが「USE」のスタイルに合わせて編曲、選曲したプログラムが組まれています。
ジョアナ・マーシュ[1970-]が「テネブレ」合唱団から委嘱を受け、「暗闇と光、再生の心象をおとぎ話の風景に詠んだ」ジェーン・ドレイコットの詩に作曲した『冬の家には』の弦楽オーケストラのための編曲。
キャロライン・ショー[1982-]が、メヌエットとトリオという古典の形式を「独創性と楽しさを等分」して現代に「再生」した弦楽四重奏のための作品を彼女自身が弦楽オーケストラのために編曲した『間奏曲』。
オスバルド・ゴリホフ[1960-]の『3つの歌』は、ソプラノと弦楽オーケストラのための作品です。彼が音楽を担当したサリー・ポッターの映画「The Man Who Cried(邦題「耳に残る君の歌声」)」のために書いた「Close Your Eyes」のバリー・デイヴィスによるイディッシュ語の子守歌から始まる『空駆ける馬の夜』。ロサリア・デ・カストロのガリシア語の詩による『色褪せた月』。エミリ・ディキンソンの詩をテクストにした『なんとゆっくりと風は』。
フェリックス・メンデルスゾーン[1809-1847]が姉ファニーの突然の死に突き動かされて作曲したといわれる『弦楽四重奏曲第6番ヘ短調』。
キャロライン・ショーが、シリア難民とアメリカとメキシコの国境に押しよせた難民の姿からインスピレーションを受け、詩篇84番をテクストに作曲した『つばめは巣をかけて』。
『In Motion』と同じスタッフが制作と録音を担当しました。(輸入元情報)
【収録情報】
1. マーシュ/アズクール編:冬の家には(In Winter's House)(2019)〜弦楽オーケストラのための
2. ショー:間奏曲(Entr'acte)(2011/2014)〜弦楽オーケストラのための版
3. ゴリホフ:3つの歌(Three Songs)〜ソプラノと弦楽オーケストラのための
空駆ける馬の夜(Night of the Flying Horses)
色褪せた月(Lua Descolorida)
なんとゆっくりと風は(How Slow the Wind)
4. メンデルスゾーン/アズクール編:弦楽四重奏曲第6番ヘ短調 Op.80, MWV.R37(1847)
5. ショー/アズクール編:つばめは巣をかけて(and the swallow)
ルビー・ヒューズ(ソプラノ:3)
ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパ(USE)
ジュリアン・アズクール(ディレクター、コンサートマスター)
録音時期:2021年3月8,9,25,26日
録音場所:ロンドン、ケンティッシュ・タウン、セント・シラス教会
録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
制作:マシュー・ベネット
録音:デーヴ・ローウェル
BIS ecopak