猪俣猛サウンド・リミテッドの3rdと日本のジャズの混沌と絶頂を捉えたライヴ盤発売決定

2024年05月22日 (水) 18:00

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猪俣猛サウンド・リミテッドの3rdと日本のジャズの混沌と絶頂を捉えたライヴ盤発売決定


“秘宝”とも称されるサウンド・リミテッドのサード・アルバム。この艶。この深み。猪俣猛が手掛けるジャズ・ロックは新たな次元へと突入した。

1969年の暮れに結成されたサウンド・リミテッドは、猪俣猛の意気込みを反映するかのように1970年に入って立て続けに3枚のアルバムを録音する。その3作目に当たるのが『New Rock In Europe』である。ビートルズやドノヴァン、またニノ・ロータなどヨーロッパのミュージシャンの曲を中心に構成された本作。水谷公生の揺らめくギターに魅了される「Something」やタイトなグルーヴがエキサイティングな「Barabajagal」など聴きどころは多いが、同グループのレパートリーである猪俣のオリジナル「Mustache」の再演が嬉しい。『Sounds Of Sound L.T.D.』と『Sensational Jazz Vol. 1/2』に続く3度目の録音となるが、ここでのヴァージョンはアルバム全体の雰囲気を濃縮したかのように艶やかでサイケデリック。猪俣の手掛けるジャズ・ロックが新たな次元へと突入したことを知らしめる記念碑的作品である。
text by 尾川雄介 (UNIVERSOUNDS / DEEP JAZZ REALITY)

猪俣猛とサウンド・リミテッド『New Rock In Europe』
発売日:2024年8月28日(水)
品番:PROT-7283
フォーマット:アナログレコード

収録曲


Side A
1. Something
2. Time For Us
3. London Bridge Is Falling Down
4. Mustache

Side B
1. Barabajagal
2. Hurdy Gurdy Man
3. Greensleeves
4. Goodbye

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ハード・バップの煩悶、ジャズ・ロックの台頭、フリー・ジャズの顕在化。日本のジャズの混沌と絶頂を捉えた、決定的なライヴ録音。

1970年前後の日本のジャズ・シーンは最高に面白い。ハード・バップの煩悶、ジャズ・ロックの台頭、フリー・ジャズの顕在化。新たな音楽や価値観が次々と生まれ混沌を極め、気鋭のミュージシャンがメーターを振り切る速度で走り抜けた。その姿と熱気を封じ込めたライヴ音源として名高いのが本作『Sensational Jazz ’70 Vol. 1/2』だ。1970年4月30日の渋谷公会堂。稲垣次郎、猪俣猛、石川晶というジャズ・ロック三銃士が揃い踏み、高木元輝や沖至といったフリー・ジャズ・ミュージシャンが遂に表舞台に立ち、宮間利之や日野皓正といった本流を支えるミュージシャンが“その先”へと足を踏み出す。最凶のジャズ・ロック・ライヴ音源とも言われるサウンド・リミテッド「Mustache」を筆頭に、煙が立ち昇るような熱い演奏が並ぶ。
text by 尾川雄介 (UNIVERSOUNDS / DEEP JAZZ REALITY)

Various Artists『Sensational Jazz '70 Vol.1/2』
発売日:2024年8月28日(水)
品番:HMJY-209/210
フォーマット:2枚組アナログレコード

収録曲


Side A
1. TWILIGHT IN NEMU / 宮間利之とニューハード+日野皓正
2. MOOD / 沖至トリオ

Side B
1. TOKO / 日野皓正クインテット+ジョージ大塚
2. FOUR UNITS / 高木元輝トリオ

Side C
1. BLUE SOUL / 石川晶とカウント・バッファローズ
2. MIRA / 鈴木弘セクステット

Side D
1. SCORE / 稲垣次郎とソウル・メディア
2. MUSTACHE / 猪俣猛とサウンド・リミテッド

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Sensational Jazz '70 Vol.1/2 (2枚組アナログレコード)

LPレコード

Sensational Jazz '70 Vol.1/2 (2枚組アナログレコード)

価格(税込) : ¥5,940

ご予約商品 - 2024年08月28日 発売予定




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