『18世紀プラハの音楽／プラハ〜ウィーン、歌の旅』　マルティナ・ヤンコヴァー、バルバラ・マリア・ヴィリ

ヤンコヴァーによる18世紀のプラハからウィーンへの歌の旅

スプラフォン・レーベルが力を注いで録音をしている『18世紀プラハの音楽』シリーズ。その名の通り、プラハにまつわる18世紀の作品を紹介するシリーズですが、当ディスクにはプラハからウィーンにかけて活躍した作曲家の声楽作品を集めました。
　トマーシェクは優れたピアニスト、教師でE.ハンスリックの師でもあります。ピアノ曲を中心に多くの古典派様式の作品を残しました。コジェルフはプラハの聖ヴィート大聖堂の楽長をつとめました。多くの教会音楽ほか、歌劇、協奏曲、交響曲など様々な演奏形態の作品を残しました。カリヴォダはプラハ音楽院で学び、さらにD.ヴェーバーから作曲を、B.V.ピクシスからヴァイオリンを学びました。2曲の歌劇、7曲の交響曲をはじめ、多数の器楽曲、声楽曲を残しました。18世紀に思いを馳せて、プラハからウィーンへと続く歌の旅をお楽しみください。（輸入元情報）

【収録情報】
● トマーシェク：詩曲より『月に寄せて』 Op.56-4
● コジェルフ：12のイタリアのアリエッタ Op.31より第11曲、第13曲
● モーツァルト：すみれ K.476、夕べの想い K.523、ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき K.520
● ルスラー：アリエッタ・イル・ニエンテ、秋の歌、遠く離れた人へ、ラ・ヴェリータ
● ハイドン：おお心地のよい声、精霊の歌
● ヴォジーシェク：3つの歌 Op.21より第1曲、愛 Op.15、3つの歌 Op.10より第1曲
● カリヴォダ：5つの歌 Op.172より第1曲

　マルティナ・ヤンコヴァー（ソプラノ）
　バルバラ・マリア・ヴィリ（フォルテピアノ）

　録音時期：2006年3月21-24日
　録音場所：プラハ、ヴィノフラディ、チェコ兄弟団福音教会
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）