日本でもおなじみの世界的サクソフォン奏者、アルノ・ボーンカンプ新録音!
バリトン・サクソフォンに新たなレパートリーを与える注目のアルバム!
現代最高のクラシカル・サクソフォン奏者のひとり、アルノ・ボーンカンプがバリトン・サクソフォン・アルバムをリリース。コンサートやレコーディングで幅広く活動するほか、1982年に結成し2017年に惜しまれつつ解散した名カルテット、アウレリア・サクソフォン四重奏団のテナー奏者として長年にわたって活躍してきたボーンカンプ。1840年頃にサクソフォンの生みの親、アドルフ・サックスが作った最初のサクソフォンが現在のバリトン・サクソフォンの音域を持つ楽器であり、サクソフォンの原点は低音域にあるということ、そしてコダーイの「無伴奏チェロ・ソナタ」に大きな衝撃を受け、サクソフォンという楽器にもこのクラスの作品、つまり、楽器が持つ魅力と可能性を最大限に引き出し、しかも幅広い聴衆にアピールできるほど洗練されたレパートリーが必要だと痛感したことを機にこのプロジェクトが生まれました。そしてかつてアウレリアで共に活動していたアンドレ・アレンズと共にマルチメディア・パフォーマンス・プロジェクト「リトル・ビッグ・ホーン」を立ち上げ、オランダの多くの舞台で公演を行い、CDを制作。このアルバムには「リトル・ビッグ・ホーン」のために書かれた新作が多く収録されており、これまでもサクソフォンという楽器のレパートリーの拡大に尽力してきたボーンカンプが今度はバリトン・サクソフォンの新境地を開拓します。
5ヶ国から2人ずつ作曲家を選び、まず一方の作曲家の短い曲をいわば「前奏曲」として、その後にもう一方の作曲家の長い曲を演奏してゆくという拘ったプログラム構成にも注目。サクソフォン・プレイヤー、サクソフォン・ファン必携のアルバムです。(輸入元情報)
【収録情報】
● ジェルジ・クルターグ[1926-]:ジェルジ・クルーの追憶に
● ペーテル・ヴィーグ[1987-]:三つ編み
● ジュゼッペ・ルッジェーロ[1909-1977]:アンダンティーノ=アレグロ
● ルーカ・フランチェスコーニ[1956-]:ノットゥルノ
● ヤン・メヌ[1962-]:Bit of Bit
● ヤコブ・テル・フェルトハイス[1951-]:太陽が昇る遥か前に
● マラン・マレ[1656-1728]:『スペインのフォリア』による変奏曲
● 吉松 隆[1953-]:エクローグ・モノローグ
● 野田 燎[1948-]:ダンス・ダンス・ダンス
● ブランフォード・マルサリス[1960-]:バリトン・サクソフォンのための小品
● グレゴリー・ワナメイカー[1968-]:モノロジー
アルノ・ボーンカンプ(バリトン・サクソフォン)
録音時期:2022年6月28-30日
録音場所:オランダ、オーステム、プロテスタント教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)