ドゥラングルとリンドベルイ、夢の共演
管楽器好き興奮のアルバム。1923年作のミヨーから2006年作のエミルソンまで、80年にわたる管楽アンサンブル作品6篇が集められています。うち4作はサクソフォンと管楽アンサンブルのための協奏作品で、当代一の名手クロード・ドゥラングルが独奏、トロンボーンの超人クリスチャン・リンドベルイが指揮という夢の共演が実現しています。
サクソフォンといえばジャズの重要楽器。ここでも1960年代のフリー・ジャズにインスパイアされたジョン・ウィリアムズの映画音楽『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』や、ミヨーが1920年代ニューヨークのハーレムで聴いた音楽から触発された『世界の創造』など、ジャズ・テイストの強いものをドラングルが驚きの巧さで再現。また、ロジェ・ブトリの『ディヴェルティメント』は1961年作の弦楽オーケストラ伴奏を、当録音のために作曲者自身が管楽合奏用に編曲。管楽器の効果と魅力を存分に味わえます。(輸入元情報)
【収録情報】
1. ウィリアムズ/ボコック編:キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
2. ミヨー:世界の創造 Op.81
3. ブトリ:サクソフォンと管楽合奏のためのディヴェルティメント
4. クレストン:サクソフォンと吹奏楽のための協奏曲
5. アンデシュ・エミルソン:挨拶
6. ピアソラ/テホ編:鮫(サックスと吹奏楽)
クロード・ドゥラングル(アルト・サックス:1,3,4,6)
スウェーデン・ウィンド・アンサンブル
クリスチャン・リンドベルイ(指揮)
録音時期:2007年5月、11月
録音場所:ストックホルム、ナツカ・アウラ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)