フォークやジャズ、ブルース、ロックは素材に過ぎない。様々な材料を持ち寄って、とにかくカッコ良い音楽を作ろうとしていたのでしょう。伝統あるトラッドをベースにこの時代最もプログレッシブに先端を行っていたのだから凄い。

当時、ﾄﾗﾃﾞｨｼｮﾅﾙ･ﾌｫｰｸの名盤中の名盤です、B.ﾔﾝｼｭとJ.ﾚﾝﾊﾞｰﾝの画期的なｷﾞﾀｰにﾊﾓる紅一点のJ.ﾏｷｼｰのｳﾞｫｰｶﾙは必聴の価値あり。ｼﾞｬｽﾞっぽい音つくりがとてもお酒が美味しくなる一枚です。

　録音？はテープレコーダーなのといいたいぐらい。ただ行き着いたフォークの岬に彼らが居た。うーん渋いな。落ち着いて聴いてみてください。心の中にはこれを入れる場所があるもんだと気付きます。

まず、この年代のBBC音源として音質はとてもじゃないが良好とは言い難い。ほぼﾓﾉﾗﾙだし、まるでAMﾗｼﾞｵを聴いてるような錯覚に陥るだろう。音質を期待する人は見送った方がいい。ただ演奏は素晴らしいものが多い。個人的には、たとえ音質面は妥協しても入手して何度か聴いてみる価値は十分あると思っている。

値段下がったなぁ…まぁ初めて聴く人にとってもお試し価格としてはこの上無いと思う。時代を超越したところにある彼らの音楽の魅力は現在でも全く色褪せないし、これから先も新鮮な感動を与え続けてくれる事だろう。それにしても…このﾘﾏｽﾀｰ･ｼﾘｰｽﾞは音が良い！！

ﾌｧﾝなら必携・必聴のお宝ﾎﾞｯｸｽでしょ！ BBC音源の新譜も出てるのかな？ 再評価の波からしばらくたって今やﾌｪｱﾎﾟｰﾄの様に定着したって事ですか？

確かに聴く側のセンスを要求する音楽だが既に評価の確立した名盤であり音楽ファンなら誰しも膝を打つような徒者ならぬある種の雰囲気を漂わせている。ボーカルやギターの断片一つをとっても随所に聴き所がある。言うまでもないがLPを管球アンプで聴くのが至上。

過大評価だと思う。ジャジー・フォーク・ポップお洒落派。

ポップ楽曲の完成形である自在な前作、やや屈折して枯れた味わいの最終作の評価は聞くところだが、結局PENTANGLEは本作に極まるのではあるまいか。

枯れた味わいのペンタングル、wood bassやSE処理を施したエレクトリック・ギターが良い。