あーあ、完璧だ。もう○RCH ENEMYの新作聴く必要ないでしょ。ということは、あの程度の出来ならわざわざ出すこともなかったんだ（おいおい）、かすむもんなぁ・・。ﾏｲｹﾙ･○ﾓｯﾄが『Doomsday M○chine』でやろうとしたこと全部やられちゃってるよ、しかも圧倒的に上回るﾚﾍﾞﾙで。最近めったに出会えないﾃﾞｽﾒﾀﾙの突進する魅力までがココにあったり。この夏全部持ってかれたよ、NEVERMOREの一人勝ち。やはり、ｼﾞｪﾌ･ﾙｰﾐｽ氏、恐るべし。凄い！

日本では人気無いらしいけど､何で？と思うと同時になるほどねとも思う｡非常にくせのある音だからね。聴きやすいだけのﾒﾛﾃﾞｽとは違って本当に良い曲書いてると思うけど｡ﾘﾌやﾎﾞｰｶﾙだけで｢あっ､これはNEVERMOREだな｣と分かる個性があるね｡

7弦ｷﾞﾀｰを使用、重低音が主張しすぎないﾌﾟﾛﾀﾞｸｼｮﾝ、楽曲の素晴らしさ。もっと評価されていいﾊﾞﾝﾄﾞ･ｱﾙﾊﾞﾑ。基本的にはｻﾝｸﾁｭｱﾘの延長。

初めてMEGADETHを聴いた時の奇妙な衝撃を思い出す。現代に甦ったｲﾝﾃﾚｸﾁｭｱﾙ・ｽﾗｯｼｭﾒﾀﾙの進化形と捉えるべきか？演奏に圧倒される。内容は完全にマニア向けですね。

無機質的ヘヴィ音像は静かに迫る蒼き竜巻や巨大な津波のようだ。ウォーレル・デインの強力な絶唱は勿論、特にM10のジェフ・ルーミスの情感溢れるギターの音色を聴け！

Sanctuaryではないと解っていながらも､未だに追い求めて聴き続けてしまいます(苦笑)でも､ｳｫｰﾚﾙの唯一無二のｳﾞｫｰｶﾙにはやはり引き込まれますね｡

ヘヴィーでクールなメタルリフが炸裂し、一癖も二癖もあるねじれたメロディーのボーカルが独特のオーラをかもしだす。非常に癖があるサウンドだがわざとくささや嫌味さは皆無で、美しさすら感じさせる。わかりやすいメロディック系の美しさとはちがう、灰色がかったマーブル模様の海にのみこまれていくような、奇妙で圧倒的、凄まじい存在感をもった美世界が展開されている。音楽性はちがうが、ドゥーム系がもつ中毒性に近い物を感じた。

ヒステリックなヴォーカルで好みが分かれるかもしれませんが、楽曲は非常によく練られていると思います。パワーメタルというよりスラッシュメタルに近い感じ。リフが非常にかっこいいです。メロウなパートから速くてスラッシーなパートへの展開が素晴らしいです。こういうバンドはもっと評価されるべきだと思います。