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Blu-ray Disc

女と男のいる舗道

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
DAXA4407
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
Blu-ray Disc
音楽
:

商品説明

撮影の行われた1962年3月当時、ゴダールとカリーナの仲は既に深刻な亀裂が入り始めていた。そうした精神状況を反映してか、『女は女である』とは一転し、モノクロ画面の中に哀しみと虚無が漂う作品となった。高感度フィルムの使用、順撮り、同時録音といった手法により、ヌーヴェル・ヴァーグらしいドキュメンタリー・タッチが増強され、悲劇女優としてのカリーナに焦点があてられている。劇中、『裁かるるジャンヌ』を観ながらカリーナが涙するシーンは、ゴダール作品中、最も美しい“奇跡的事件”と言える。

内容詳細

ポールと別れ、女優を夢見て自立するナナ。しかし現実は厳しく、勤めるレコード店の安い給料では部屋代さえ払えなくなり、路上で声をかけられた男から金を受け取りベッドを共にしてしまう。更には、旧友のイベットを介して知り合ったヒモのラウールに誘われ、遂にビジネス化された娼婦として働くことになる。次第に、したたかに稼ぎを覚えて行くナナ。だが、ふとしたことから見知った青年に惹かれ、身を売ることに抵抗を覚え始める。業を煮やしたラウールは他の男に彼女を売り飛ばそうとするが、話はこじれて・・・。


◆今なお世界を騒がせ続ける巨匠ジャン = リュック・ゴダール最盛期の代表作が高画質・高音質で蘇る!
長編第1作『勝手にしやがれ』(1959)で一躍ヌーヴェルヴァーグの旗手となったゴダールの長編第4作。当時、結婚していた女優アンナ・カリーナを主演に迎えた第3作でもある。「12のタブローに描かれた映画」という副題の通り、全編が12章に分けられ、極めてスタイリッシュなモノクロ映像の中で、コケティッシュな娼婦を演じるアンナ・カリーナが麗しく映し出される。劇中にはカール・Th・ドライヤーの名作『裁かるゝジャンヌ』(1927)の映像が引用されたり、ゴダールの盟友フランソワ・トリュフォーの『突然炎のごとく』が公開された時のパリの映画館の大行列が映ったりと、シネフィル心をくすぐるシーンが満載。また、'60年代初頭のパリの風俗も美しく描かれ、ミシェル・ルグランの音楽も相まって、さながら動く写真集としても楽しめる、実にオシャレな作品に仕上がっている。映画は1962年のヴェネツィア国際映画祭で審査員特別賞とパジネッティ賞の2賞を受賞。今回のBlu-rayのマスターは、Blu-ray/DVDレーベルの名門クライテリオン社も米国版で採用しているのと同じ、極めて美麗なもので、この傑作の魅力がついに完全な形でパッケージ化されることになる。

◆ゴダール自身の編集による超クールな予告編を初収録(約3分)!
劇中でもっとも印象的な、ジュークボックスから流れるポップ・ミュージックをBGMに、アンナ・カリーナがダンスを踊るシーンがあるが、予告編のためにゴダールは同じ音楽を使って、全編をシャープに再編集。まるで現代のPVのようにクールな仕上がりだが、ラストシーンまで見せてしまっているのがさすが、ゴダール。

◆本編音声を、世界的エンジニアのオノ セイゲン(サイデラ・マスタリング)が新たにリマスタリング!
<オノ セイゲン>
録音エンジニア、マスタリング・エンジニアとして坂本龍一、マイルス・デイヴィス、パフィー等の作品を手がける逸材。ミシェル・ルグラン音楽が魅力の本作、リマスタリングによる音のグレードアップは作品の価値をさらに高めること間違いなし。

◆封入ブックレットの解説を、人気音楽家にしてDJにして文筆家の菊地成孔氏が書き下ろし!
毎回好評のシネフィルBlu-rayのブックレット、今回はジャズ・サックス奏者としてまた作曲家として数々のバンドを率いてCD発表やコンサートを行い、また音楽、映画に関する著作も多数、さらにはTBSラジオ「粋な夜電波」(日曜日夜6時半〜)のDJとしても大人気の菊地成孔(なるよし)氏が書き下ろし。自他共に認めるゴダール好きの彼が作品を読み解く原稿を書き下ろし!

【封入特典】
・16ページ特製ブックレット
 (表紙を人気イラストレーター100%ORANGEが描き下ろし/執筆者:菊地成孔氏)
 <100%ORANGEとは>
 第13回日本絵本賞大賞を受賞し、「新潮文庫Yonda?」のパンダのイラストでも知られる人気イラストレーター。
 本BDの本編オープニングにも、シネフィル・イマジカのレーベルロゴとして100%ORANGEが本レーベルのために作ったショートアニメが使用される。
・特製透明ケース仕様


【仕様】
1962年 フランス/本編83分+特典映像約3分/モノクロ/4:3/1層ブルーレイ×1枚/SCANAVO クリアケース/

■音声:本編:フランス語 リニアPCM(24bit/96kHz) モノラル 2.0ch
■字幕:日本語(字幕翻訳:山田宏一)

【特典映像】
■ゴダールの編集による予告編(約3分)


監督・脚本:ジャン = リュック・ゴダール
撮影:ラウル・クタール 音楽:ミシェル・ルグラン
出演:アンナ・カリーナ、サディ・レボ、ギレーヌ・シュランベルジェ他

前の夫と別れたナナは女優を夢見ているがなかなか芽が出ず、レコード屋の店員として働いている。ある日、行きずりの男を相手に売春をしたことをキッカケにこの道に入ることになり、ヤクザのラウルがヒモとなっていた。やがて彼女は若い男と恋に落ちるが、その頃、ラウルはナナを別の売春組織に売り渡そうとしていた……。

娼婦としてなんとなく生活するナナだったが、一人の男に恋をしてしまった。くされ縁だったヒモと別れ、新しい生活を夢みるナナに気がついたヒモの男は、彼女を別の売春業者に売り払おうとする……。(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

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アンナ・カリーナのキュートな表情は勿論、ふと見せる陰...

投稿日:2009/01/25 (日)

アンナ・カリーナのキュートな表情は勿論、ふと見せる陰りのある表情には、ハッとさせられる。たんたんと過ぎてゆく12編の物語はあまりにも儚い。

cico さん | 東京都 | 不明

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