キャスリーン・フェリアーのブラームス、
真の凄さを実感させてくれる新マスタリングで登場
SACDハイブリッド盤。限定盤。メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズの新作はキャスリーン・フェリアー。
キャスリーン・フェリアーは1953年に41歳で夭折しました。ここに収められた録音は、彼女の晩年とはいえ、30代後半という若さにもかかわらず、老大家のような深みと円熟に驚かされます。いずれも他で入手できる音源ですが、ブラームスの3編は音質がめざましく向上し、フェリアーの微妙なニュアンスや息遣いまでリアルに伝わってきます。それゆえ、これまでも名演とされてきましたが、そんなレベルではない神業であったことを実感させてくれる凄さ。さらにワルターと共演したマーラーの『亡き子をしのぶ歌』も音色が鮮明になっただけでなく、驚異的なエネルギーを放つ攻撃的な演奏であったことに気付かされます。(キングインターナショナル)
【収録情報】
・ブラームス:アルト・ラプソディ Op.53
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
クレメンス・クラウス(指揮)
録音:1947年12月18日、ロンドン(DECCA)
・ブラームス:アルトのための2つの歌 Op.91
フィリス・スパー(ピアノ)
マックス・ギルバート(ヴィオラ)
録音:1949年2月15日、ロンドン(DECCA)
・ブラームス:4つの厳粛な歌 Op.121
ジョン・ニューマーク(ピアノ)
録音:1950年7月12-14日、ロンドン(DECCA)
・マーラー:亡き子をしのぶ歌
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ブルーノ・ワルター(指揮)
録音:1949年10月4日、ロンドン(EMI)
・グルック:『オルフェオとエウリディーチェ』〜何と青い空
オランダ歌劇場管弦楽団
シャルル・ブリュック(指揮)
録音:1951年1月9日、アムステルダム(EMI、ライヴ)
キャスリーン・フェリアー(コントラルト)
SACD Hybrid
Mono / Stereo-Bi-Channel