【中古:盤質AB】 Hunger For More

50 Cent率いるG-Unitの中で、最もスキルがあると以前から定評があり、50 Centが「生涯の親友」と絶大な信頼を寄せているLloyd Banksが遂にソロ・デビュー！硬派っぽい雰囲気を全体に漂わせつつも、要所要所にキャッチーなラインを持った曲やEminem、50 Cent、Snoop Dogg、Nate Doggなど豪華ゲストを迎えた楽曲を配する当たりはウマいとしか言い様がないですな。NYらしさを全面に出した先行シングル"On Fire"もいいですが、50 CentとNate Doggをフィーチャ−したEminemプロデュースのセカンド・シングル"Warrior Part 2"は特筆すべき内容！この曲を聴くとEminemが着実にプロデュース・スキルをアップさせてきてるのがホントによくわかります。ドラマチックなトラック、Nateの歌う印象的なフック、3人の特性を活かしたラップ構成、全てが完璧。続く"Karma"は"Warrior Part 2"以上にラジオライクなR＆Bチューン。KCなる新人シンガーをフィーチャ−したNatalie Coleの"Inseparable"ネタ。G-Unit新メンバーThe Gameを迎えた"When The Clips Are Down"もかなりクールだし、Nateの"ナ〜ナ〜ナ〜"が心地良い"Til The End"もいいなぁ（これもEminemプロデュースだった）。思ったよりも手堅い作りの印象のアルバムだけど、さすがメタファー(比喩)の名手Lloydのラップは50 Cent以上に麻薬性高し。